前倒しで思い出を作ること

毎年やってくるクリスマス。

クリスマス料金に抗う

日本のキリスト教人口は約1%と言われています。

でも高度経済成長とともに豊かになってきた日本においてコマーシャライズされた「クリスマス」は「皆さんいつもより余計に出費しましょう!」となりました。

これを機会に、より仲良くなりたいカップルはちょっと贅沢に外食し、その後良い思い出を作りに行く・・

需要があって値段が決まるのは仕方がありませんが、麻太郎家は既に十分に仲が良いので、この商業ベースに乗ることはありません。

伊豆山のホテル

流石にクリスマスイブの部屋の空き状況は厳しくキャンセル待ちでしたが、何とか温泉風呂付きのペットルームだけ取ることが出来ました。料金はそれなりですが、これはクリスマス価格ではありません。正当なバリューの対価ですから、喜んで払うことになります。

前回泊まった部屋の隣、部屋番号が1225号でメリークリスマスでした。どうでも良いですが。。

真鶴のレストラン

伊豆に行く時に必ず寄る海沿いのフレンチU。

この時期テラスはクローズと言う事で、ボーロを車中に残して店の中でゆっくりランチを楽しみました。ここはクリスマス限定メニューなどケチなことはしません。

ふつうのメニューで充分に満足ですし、料金も異常なほどリーズナブルです(?言葉使いがおかしいような・・)。

いつも思うのですが、最後の6皿目のデザートのボリュームの意味が分かりません。これで一人分です。いつも完食しますが。

カロリー消費の為に食後に真鶴ハイキングを敢行。

奥さんは日和り気味ですが、車中に閉じ込められていたボーロはご機嫌で良かった。

40分で一周して見晴らし台へ。ここでは多数の地元のご老人達がパターゴルフとゲートボールをミックスしたようなゲームに興じていました。18ホールで200円。皆さん良い笑顔でした。

 

2日目の今日のランチも奥さんの強い要望でなんと連日のリピとなりました。クリスマスの急な予約でしたが、奇跡的に席が空いていました。

お店の方も昨日のメニューから内容を変更するのに苦労されていたようです。ボクたちは連日同じメニューでも満足なのですが、気を使わせてすみません。

前菜の3皿目で米沢牛ステーキが出てきました。ひたすら感謝!

ランチ後のカロリー消費の為に、今度は小田原でハイキングを。

気持ちの良いハイキングコース。連日車中留守番だったボーロも憂さ晴らしに良く走る。

相模湾に面した小田原市街の眺望。箱根、伊豆、そして横浜方面にも近い住み易そうな地方都市です。

伊豆山の魚屋さん

伊豆山のホテルに泊まると必ず夜に出前してもらう刺身盛り合わせとお惣菜5種。

生白子や牡蛎の煮つけなどを含めてこれで4千2百円とクリスマス料金とは無縁(笑)。

ここの魚屋さんで思い出す事・・・

紙一重

今年の夏に熱海の土石流災害で多くの方が亡くなりましたね。

実際はいつも出前をしてくださる魚屋さんがあるこの伊豆山地域で起こった災害でした。事故当初よりこの魚屋さんご家族の安否を心配していましたが、ツイッターでお店への被害は最小限だったことを知り安心したのを思い出しました。

昨晩お魚をホテルの入り口で受け取った時にもお聞きしましたが、当時土石流を直接喰らうことは無かったものの、ライフラインを失い、1か月程営業出来なかったそうです。

今でもまだ行方が分からない方がいらっしゃるとのことで、被害に遭われた皆様のご冥福を改めてお祈りしたいと思います。

 

魚を持って部屋に戻ると、ちょうど静岡放送テレビでこの土砂災害の報道番組が組まれており、改めて災害が起きたのが7月3日(土)午前10時半だと分かりました。

あれ?

ボクの誕生日の直前の週末。ボクは平日は学校に通っていましたし奥さんもまだお勤め中でしたので、この時伊豆山を訪れていても不思議はなかったなぁ・・ブログの前記事を確認してみると

ちょっと熱海まで

この災害の1週間前に同じホテルに泊まり同じレストランを訪問しています。

たまたまボクの学校が金曜日に休校だったことから、この週に奥さんに半休を取って貰い伊豆山に出かけたようです。

まだ半年もたっていないのに、何かこうとてつもなく強い運に味方して貰った過去に感謝を忘れて日々を漫然とやり過ごているのは如何なものか?

30数年前に交通事故で首の骨を折った後も後遺症も残さず今こうして元気でいることも当たり前に感じているような。。

 

改めてこの世に生まれてきて、60歳過ぎまで無事で楽しく日々を過ごしている現状に感謝したいと思います。

そしてボク自身は100歳まで生きるつもりではいるものの、地震や交通事故、それ以外にも不慮の出来事で今の生活が維持出来ない可能性があることも忘れない様にしないと。

「毎日を悔いなく必死に生きる」みたいな覚悟はボクにとって正直ハードルが高いです。でもやりたいこと、やらなければならないことについては、少し時間軸を前倒しして行動に移す、そして思い出を積み重ねていくといった作業を少し強い意識で進めていきたいと思いました。

今回の旅行でこの気付きがあって良かった。相変わらず強い幸運に恵まれている自身の人生に感謝します。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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