リタイア組とコロナチャレンジの親和性

東京で自粛生活に入って一週間たちますが、「街中での人出にブレーキが効かない、緊張感が足りない、コロナ慣れしている」というニュースばかりでいささか消化不良気味です。

政府や都知事の国民に対するメッセージの出し方にも問題があるのかもしれません。

もう1年越しのコロナ騒動ですから、国民は疲れてきているのです。

法整備の遅れで未だなんの強制力も行使出来ない国であれば、「あれもだめこれも我慢して」ではなく、もう少しピンポイントでのガイダンスがほしいところです。

外食は本当にダメなの?

飲食店が市中感染の主要因のように言われていますが、「夜はダメ、いや昼だって大丈夫とは言ってない」ではなく、「外食は何時でもOKですが、その際は入店は一人、もしくは家族だけにしてください。そして食事中は極力会話を控えてください。」として、そこだけを徹底的に指導する方がよほど飲食店も国民も救われるのではないでしょうか?ぼっちの夕食難民もね。

しつこいですが、どうせ何やってもこの国は強制力が無いのです。

日本人は規律高い民族ですし、また、いつもはネガティブな意味で言われる「他人の目を気にする民族」の特性が、今回は良い方に働くのではと思います。

人気店にランチに行きました

今日は奥さんの定期健診です。この十数年間経過観察が必要で、今日は会社を午後休とって病院へ。

車で送っていく途中で、ランチしました。

土日は席を確保するのが困難な人気レストランですが、平日でかつランチ時間をずらしたら、9席あるテラスは貸切状態。1時間ゆっくり食事をとることが出来ました。

奥さんの希望で子犬も一緒。ということはテラス席がマストとなるので、コロナ対策もばっちりです。

レストランを出て慶応病院までは腹ごなしに徒歩で。ボーロにも絶好の散歩道です。

緊急事態宣言下でも、やりようによっては楽しくやれる。リタイアしてみて、時間に融通が利く生活は本当に豊かだとつくづく感じます。

会社のコロナ対応

奥さんの会社では今回の緊急事態宣言を受けて、今週から週二日出勤が週一となりました。リモートワーク7割実施要請を受けての対応です。

取引先の海外では未だにオリジナルの社印やサインが無いと通関書類を受け付けてくれない国々があるようで、全く会社に出ないということはむずかしいようですが、インフラ的に週一出勤が許される環境はかなり恵まれているでしょう。

尚、会社に出勤の際も社員同士でのランチは禁止となったそうです。極めて正しい方向性だと思います。

奥さんはこのコロナ禍で数少ない情報交換の場である女子会ランチが不成立となり、がっかりでしょうが・・

 

リタイア人と犬と

定年組の社交場

先月ハロワの帰りに寄った大森の浜辺公園。小春日和のような昨日、ボーロを連れて再訪。

 

かつて大森は全国有数の海苔の産地。今でも海苔の卸問屋が50店もある。

 

 

浜辺公園は犬天国。犬連れの老若男女の社交場にもなっています。お年を召した定年組の人々はお互いゆったりと犬を介して歓談する。

「女の子ですか?」「おいくつですか?」

ここから犬の話題を中心に知らない同士のゆるい会話が始まり、最後は「ありがとうございます。」と言って別れます。

自分のこの半年の経験から、多分コロナ禍、そして定年後の話し相手が限定される環境により、リタイア組の貴重なコミュニケーションの一助になっている場所だと思いました。

高齢者が気にする3密も避けられます。お互い犬がいると絶妙な距離感、密接にもならないしね。

 

ここにいる若い人々は誰?

日頃家の周りをボーロと散歩すると、同じく犬の散歩に出てくる40~50代の方々を見かけます。在宅勤務の息抜きなのか、それともアーリーリタイアの人か?この見分けは正直つきません。

ボクの場合は定年退職ですが、日中散歩をしていても近所の方々はボクのことを依然として在宅勤務期間と思っているかもしれません。

 

しかしここ浜辺公園は車かバスでないとなかなか来れない場所。ご近所さんが在宅勤務中にちょっと息抜きに散歩まで・・という感じではない。

コロナ禍で失業中という人もいるかもしれませんが、結構な数のアーリーリタイア組がここにはいるのではないか?と思いました。

特に40代の男女(多分夫婦)で犬を連れて散歩している人とか。夫婦揃って失業中ならとても散歩している余裕はなさそうですね。

自分が会社に行っている頃の平日は、この様な人々と出会う機会は無かったのですが、最近は本当に良く見かけます。

アーリーリタイアへのに憧れ

ボクは定年組のブログにはあまり興味ないのですが、アーリーリタイアの人々の暮らし向きがつづられたブログはよく読みます(笑)

勿論こういうブログの人たちって、若くして超優秀で20年間で一生分稼ぎ終わったとか、株や宝くじで大当たりした訳ではなく、仕事がいやでいやで少ない資産で見切り発車で会社を辞めてしまい、生活費を出来る限り抑えて自分なりの自由を謳歌している人(若しくは後悔したことを自虐的に綴っている人)が多いです。また独身であったり、子供がいらっしゃらない方々が多いのもこのカテゴリーのブログです。

さて、では定年おじさんのボクが何故後戻り出来ないアーリーリタイアに興味があるかというと、このような人生も非常に肯定出来るからです。

現在はボクの中では経済的自由もあるし、愛すべき家族もいるという申し分ない環境にあるわけですが、もし生まれ変わって、仕事がいやでいやで仕方なかったら、こういうアーリーリタイアの日常の生活も実はある程度おもしろがりながら過ごせるのではないかなと想像するのが楽しいのです。

現役時代を振り返ってみて、仕事はつらいなりにやりがいもあったなぁなどと振り返ると、実はラッキーにラッキーが重なってそんなことが言える立場にあったと今では明確に認識しています。もし仕事がつらいだけの人生だったとしても、あっさりアーリーリタイアしても実は人生そんなに酷いものではないとボクなら思えるはず!と妄想することは楽しい作業です。

 

そうした時にお金を使わなくてもそこそこ楽しい生活・・(まだやったことはないですが)サブスクで映画三昧、無料ゲーム三昧の、ある意味引き籠り生活が貧乏アーリーリタイアの基本であれば、今のコロナ禍、最強の生活パターンだと思うのです。

 

ナビで浜辺公園最寄りの駐車場を目指しましたが袋小路に・・かなり離れた駐車場に止め、公園までは右往左往して40分もかかってしまいました。

しかし帰りはボーロに任せたら、右往左往した往路と100%同じ道をトレースして15分で愛車まで戻ってくれました。可愛いだけと軽んじていた子犬でしたが、ボクが認知症になったら実は一番頼りになる家族かもしれません!

一瞬の無駄も無くボクの愛車まで辿り着き、ドヤ顔のボーロ。これからも頼むよ!

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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