そう言えば ”一億総活躍” って

いつものベーカリーでランチ

いつもの旅館

今年に入り3度目の伊豆旅行。

このくらいの緩い頻度だと、満足出来ると分かっている場所をリピすることが多い。

若い頃はいろんなものを見たいと思ったけれど、加齢と共に好奇心より安心・安定を求めている自分にちょっとがっかりする。

じゃあもっと頻度を上げて出かけてみようか。

昨今の観光事情
人口が減っても・・

昨今の観光事情

奥さんが勤めていた都庁の福利厚生として、かなりの補助が出ていた伊豆の温泉旅館。奥さんが都庁を離職した後ですが今回再訪となりました。

温泉も料理も大変よろしいのは勿論ですが、ここは客室係が皆気立てが良くて若いのです（ボクの場合、”若い”は40歳以下、”とても若い” は30歳以下です笑笑）。ボクが知る限りは全員が日本人です。

昨今の報道では飲食も旅行もだいぶ客が戻っているのの、働き手がいなくて折角の需要に十分対応が出来ない様子です。

コロナ禍で解職されてしまった人たちが、主に飲食・宿泊業界従来の低賃金がネックになって戻ってこないのが理由らしい。もっとペイの良い産業に労働力がシフトしているとのことだが、日本の景気がそこまで回復しているのならそれは良いこと。

今後は飲食・旅行のコストは上がっていかざるを得ないでしょう。お店や宿の人から気持ちの良いサービスを受ける為には、コストを受け入れられる人に限ってそれなりの飲食店や宿は成り立つのかもしれません。

そう言えば今回夕食の途中で、宿の方が恐縮しながら全国旅行支援クーポンの手続きに部屋にやってきました。

なんでもその日の宿泊者の中で旅行支援を利用した客がボクたちを含め2組しかいなくて、チェックイン時の対応をつい失念したとお詫びがありました。

要は静岡県の旅行支援予算がもう枯渇しているので、ほとんどのお客さんは旅行支援などに頓着せずにこの高級旅館に泊まりに来ているのです。

こういう客はインフレになっても自身の給料も上がっているし、株や不動産の収益も上がっているので問題無いということか。

もう給料を貰っていない麻太郎は、前広に旅行支援獲得する必要があった訳です (笑)。

プライベートガゼボのスケジュール変更などの我儘も気持ちよく対応してくれる

車上荒らしではあらず。雷雨の合間を見計らって車の洗車もしてくれる。

まぁ日本も健全なインフレ基調となれば、追って景気も良くなる。現に日本株も爆上がりです。

ボクの資産ポートフォリオは海外株がメインだけど、資本家側に回っている限りは飲食・旅行のコスト増など実際それ程怖くはないでしょう。

またこの旅館に来れることを期待しよう。

人口が減っても・・

但し件の働き手の減少には根本的に将来の人口減も影響していくのでしょうか？

所謂 ”少子化問題” だけど、よく言われるように「何故に今になり慌てている？」。

人口動態の具体的な傾向などは数十年前よりかなり明確に指摘されていました。

麻太郎家なども残念ながら日本の人口減に一役買っています。一人しか子供がいないから。

でも、人口減＝国力の衰退というのは本当だろうか？

これからもAI技術革命が進めば、人口は減っても一人当たりのGDPは増えていくだろうし、何より一昔と異なり今は70歳くらいまでは普通に元気に働く時代です。女性の社会進出だって今は当たり前です。良く年金破綻問題として神輿のイラスト推移が出てきますが、この説明が嘘八百であることはようやく最近認知されてきました。

老若男女総出で働けることに感謝する日本国民です。働き手はそんな激減などしていないのです。

一方でもう一つの期待である外国人労働力については今後浸透するかは懐疑的です。

海外では極めて評判の悪い奴隷制度海外実習生制度もやっと改正に向かうようですが、そもそも外国人にとって今の日本がより良い収入を得る働き場所として魅力的かというとそこはかなりあやしいです。

そうは言ってもボク個人的には、日本で頑張る外国人を見るのは好きです。

どこかにマイルの一人旅では良く泊まる(笑)1泊2万円前後の田舎の温泉ホテル。

よくアジア系の方々が受付や食堂で働いています。

日本語講師（の資格を持っているだけの無職男）としては、彼等の日本語のコミュニケーション能力の高さに驚愕の念を禁じ得ません。日本人は当たり前に母国語を話しますが、異国の人にとって日本語って本当に難しい言語です。なんせ教えるのがあんなに難しい訳だから(笑)。

語学習得能力が高い彼等彼女等は、こういうサービス業以外の産業でも高い生産性を発揮してくれるかもしれません。

後は前述の通り日本と言う国が働き場所として魅力的な国であり得るかというところに尽きるかと・・

さて・・

ロボットを製造・販売しているベンチャーに勤める甥っ子がサポートに入っている新装開店のヌードル屋に顔を出してみた。

スペイン坂など歩くのは何十年振りだろうか。