来週はお義母さんの86歳の誕生日。
ここ十数年は毎年お義母さんを麻布十番の和食屋さんに招待しています。今日予約の電話をしたら、「20日まで休業しています」と女将さんが申し訳なさそうに。お客さんも呼べないのに「毎日店に行って何かしらしていると落ち着く」とも。緊急事態宣言が解除されたら、真っ先に行く店です。
そのお義母さん、今は渋谷区のマンションに一人住まいですが、今年の秋には中央区の新築マンションに引っ越すことに。
引っ越しってとても疲れるもの。ボクも8年前に今の家に引っ越した時、体調崩して3日間も会社を休んで我ながら驚いた経験あり、お義母さんまだまだ元気で良かった。。
みなとみらいへ
クリナップショールーム
お義母さんの新居のキッチン周りのものを見に、奥さんに連れられてクリナップのみなとみらいショールームに行きました。
ボクが新居を建てた8年前に、クリナップでアイランドキッチンと収納庫を買ったんだけど、今でも奥さんがとても満足しているので、お義母さんにもお薦めし易いです。
ショールーム内外は緑が多くゆったりしていて、もし生まれ変わったらこういう広く採光がとれる環境の良いところで働くのもありだなぁと。お客さんも夢のマイホームの完成を待っている一番ご機嫌なタイミングです。店内幸せな空気が溢れていて、ストレスも少ないのではないでしょうか。
奥さんが、営業の女性と話している間、ボクは備え付けのお茶を飲みながら日本語講師養成講座のテキストの復習を。現役末期より忙しい毎日です。
山下公園～中華街
みなとみらいはもともとボクが所属していたMグループが1980年代に重工跡地に都市開発した思い出の場所です。天王洲アイルみたいに廃れているのかと思いきや、全く古さを感じない活気ある街並みでした。横浜までも電車で10分足らずでアクセスも良いです。
大道芸人も面目躍如。でもマスクで息が苦しそう。休み休みのエンタメです。
赤レンガ倉庫を見るとモスクワの赤の広場を思い出す。ボクが出張で行った夏、34度の異常気象でモスクワ市民が暑さのあまりウォッカを飲んで川に飛び込み300人以上亡くなったと言われています。ロシアの住宅にはエアコンなどないので・・
横浜ってうちの最寄り駅から20分で行けるんですけど、旅情を感じる場所です。みなとみらいから山下公園まで気持ちの良い散歩を楽しむ。
中華街へは年に１~２回しか行かないので、安定の美味しさを求めていつも同じレストランSです。今回は飲めないので飲茶ディナーで二人で６千円ポッキリ、消費税込みかぁ・・美味しいけど安過ぎで申し訳なし。
頑張ったことスピーチ（続き）
これまでの人生で頑張ったことって言っても、
①怠けていた結果、おしりに火が付き頑張る
②頑張らなくて済ます為に今頑張る
くらいしかない。
そんな「頑張った結果、苦しかったけどこんなに成長出来ました！」みたいな成功体験は少なくともボクにはなかったなぁ・・
スピーチでは淡々と話しました。
勿論遡れば小学生の夏休み最終週の宿題からサラリーマン人生38年間を通して頑張ったことは人並みにあったけど、出来ればそんな頑張り（苦労）はしたくなかったです。
一方で自己満足の為にする行為には、無意識のうちに否応なしに努力してしまうものです。
そう、自己満足の為だけに生きる行為というのはとても贅沢なことだけど、勘違いをしないことが肝心。
「誰々の為に」とか「社会貢献の為に」と言った戯言は、結局それをすることによる自己満足に過ぎないのです。つまり本来見返りなど求めない行為。誰それからの感謝を期待することも無いのでとても気分が落ち着きます。
もしそうならないのであれば、それは単なる自分の生活の為（経済的理由）であると疑った方が良いでしょう。別に生活の為に活動することは恥ずべき事でも何でもありませんから。
スピーチでは、母についての話を少ししました。
昨年父を亡くして、引き籠ってしまった母。ボクは定年退職前の在宅勤務の頃からほぼ毎日実家に行って、その母を外へ引っ張り出して一緒に30分位散歩をするのでした。これが今でも1年以上続いています。
それは何のため？
それは高い確率でボクより先に亡くなる母の葬式の時、1%の後悔もしたくないからです。
「思いの残すことはない。十分にやってあげた」と思えるその時の自己満足の為に。
これってもしかしたら母の為にしている行為ですらなくて、数年後後悔したくない自分の為にやっているんじゃぁないかって。勿論その結果、お母さんも今とても喜んでくれているとは思うけどね。
先月無事88歳の誕生日を祝うことが出来ました。奥さんが軽井沢で買ってくれたプレゼントの帽子です。これから母の夏の散歩には欠かせない帽子です。
もう頑張らない。頑張らない為にも定年退職までそれなりに頑張ってきた。
自己満足の為だけのために生きていくってことで、これはもう十分格別な人生です。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を！
