世間では3連休だったんですね。台風が来て予定が狂ってしまった方々も多かったでしょう。ボクも現役であれば「あ~あっ」て気持ちだったかもしれません。
でも今は三連休であることにも大きな意味を持たず、ただただ雨の音をBGMに、家の中で好きなことだけして過ごす時間があります。

一日中こんな感じ(笑)
解放感溢れる静かな日々(2nd version)
昨年は7月に実質定年生活を迎え、コロナ禍外出と言えば母や犬の散歩程度、家では奥さんの在宅勤務と息子の大学オンライン授業を邪魔しないで健康管理士資格試験の準備をしていたあの頃・・
殆どお金を使う事も無く、ただただ静かな時間を過ごしていました。
それでも長引く梅雨の中、そして真夏の炎天下、わざわざ外出する必要も無い解放感はその後2~3か月は続いたものです。
「あーお金って実はもうそんなに増やす必要も無いかもしれない」「じゃあ60歳で会社辞めたのも正解だったなぁ」と早くも気付いてしまった昨年の秋でした。
その頃はGO TOもあったのでもう旅行三昧の生活を満喫していましたが(笑)
そして日本語講師養成講座の修了式を終えて過ごしたこの3連休、前述の解放感がまた溢れている事を感じます。
毎朝満員電車での通学、有給など無い規律高い学生生活、新しい学習へのチャレンジ、、どう考えても定年直前の会社生活よりハードシップが高い5か月間でした。
ですのでこの解放感はまた格別で、稚拙な例えだと15分我慢して入っていたサウナの後の生ビールのような感じです。
生活サイクルを意識して管理するということ
懐かしの放浪妄想
まだ30代の頃、よく図書館で世界の旅行雑誌や書物を借りてきていろいろ妄想にふけっていました。当時は世界の50ヶ国訪問の節目をオーストラリアで迎え、「次は100ヶ国だー」と血気盛んになっていた頃です。
あの頃、ネパールのカトマンズやインドのプーリー等、1日1000円もあれば快適なベッドと日本人の口に合う美味しい3度の食事をとることが出来る場所がありました。
ビザが切れれば一度バンコクに出てビザを取り直してからまたこれらの場所で次のビザが切れるまで何か月も沈没して・・その繰り返し。
インターネットなどの娯楽の無い時代でしたが、日本人御用達の安食堂では貧乏旅行者が旅を終わりに置いていった本やマンガがたくさんあり、また同じようにもう日本に戻る気もない沈没者とたわいもない話をしていれば1日は終わります。

インドの安食堂。日本だと1日1食が基本だけど旅先では3食取ることが多いかな。なにしろ1日中が壮大な暇つぶしだから(笑)
当時ケニア駐在から帰任してまだ独身で貯金はそれなりにあったので、会社辞めても20年程は遊んで暮らせるなぁ、いやいやもう一度駐在に出たら会社辞めてもう一生アガリでも大丈夫かも・・って空想の中で良く考えていました。
その中で、意外と現実的ではないだろうかと思った生き方が、年の半分を日本で住み込みの体力仕事をして、残りの6か月を海外で沈没してゆっくり暮らすというもの。実際そのような日本人は一定数いたようです。これなら学歴もスキルも不要ですしね。
前述のサウナの後のビールのようなライフサイクル、そして期間は短くとも自分は働いて稼いでいるという自負があれば、残りの大部分の時間を南国でグダグダしていても、ある程度の自己肯定感は保てるのでないのかなぁとか思います。
生きてる意味など面倒なことさえ考えなければ、こういう生き方もありだと今でも思います。
現代版の生き方
今だとノマドワーカーとかがそれに近い生き方でしょうか?
彼らの多くは常時外国にいて1日、1週間というサイクルの中でネットビジネスと沈没を繰り返している感じです。
但し当時と比べて日本はもう安い国に成り下がってしまった。アジアに出てもそんなに割安感はもうないかもしれませんね。
だから代わりにFIREなんて生き方が人気になって行ったりするわけです。日本にいても十分安いから。独り者だと月に5万~7万円くらいで生活している人達もいるようです。でもこれだとサイクルのメリハリはつきづらいですかね。
ボク的には完全FIREより、セミFIRE、週に何度か軽いバイトでも入れる方が前述の自己肯定感の面からは大いにありかなと感じます。
麻太郎家は?
今の解放感が続く限りノンビリすると思います。但し奥さんも自由人になった訳だから当面は2人での旅行が増えるかな?取り合えず国内。
それと並行して日本語講師の活動の場を少しずつ調べていきます。生活サイクルに濃淡をつけるのが一つの目的であれば、ボランティアも選択肢になるでしょう。今外国人の日本居住者の生活は多くの日本語学習ボランティアの方々に支えられているという事実があります。
そうそう、ボランティアと言えば昨日も台風の中、奥さんが子供食堂のボランティア活動をしてきました。
いいなと思います。夫婦それぞれ肩ひじ張らずに好きなことを見つけて時間を使える生活って。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!