お中元やお歳暮って商習慣としては随分下火になってきていると思うけど、古い世代には今なお身近なところでも生きているような。
お袋も一昨年までは掛かりつけ医に年に2回送っていました。先生の方が先にお亡くなりになってしまったけど。
この季節を少し過ぎた頃に奥さんと僕で良く行くショッピングモールの店があります。
お中元・お歳暮の需要をあてにした商品の売れ残りが在庫処分価格で出てくるのです。価格帯に幅はあるけど、どれもそれなりに上等なものです。
昨年は抜群に美味いワイン2本を6千円でゲットしました。
今回は一箱2400円のドリップコーヒー6種24個入り詰め合わせが1100円で売っていたので、2箱買いました。
それを横目で見ていたおばさんが慌てて残り2箱を買ってボクの後ろでレジに並ぶ(笑)。
それぞれの包みの裏には原産地が記載されています。
北米、ブラジル、コロンビア、エチオピア、インドネシア・・
どれも思い出深い国ばかりです。
ブログで備忘録としなくても一生覚えていられる記憶なのでここには書きません。
だいたい読者には全く興味無いような出来事ばっかりだし(笑)。
東京見物
国内外問わず旅先の思い出って心深くに残るケースが多いですね。
美しいもの、珍しいものと出会った時、そして非日常的な光景や経験と巡り合った時などです。
そこでは旅先での失敗談含めて良い思い出となることが多い。
でも東京は・・
3回の海外駐在を除いてほとんどの人生を東京で過ごしていますが、何か改めて東京見物ってした記憶は無いです。
美食の街、エンタメの街、多様性の街・・それなりに楽しんできていると思いますが、東京だからこそと意識しての「今度ここに行ってやろう、これを試してみよう」みたいなものが無い。
未だにスカイツリーにすら登ったこと無いしなぁ(苦笑)。
35年前、ケニヤの駐在から本社へ戻って最初の夏休みに20数連休を取って初めてのニューヨーク に行ってきました。
当時ケニヤで発券される航空チケットの価格が日本の4分の1くらいで、日本への帰任のチケットに繋げてマイポケットでいくつかの国の往復チケットを購入したのです。
東京↔NY往復のビジネスクラスチケットもつけて・・
小学生時代をNYで過ごした父が珍しくちょっと干渉してきた。
「麻太郎、NYだけは安全をお金で買うと思ってちゃんとしたホテルに泊まるんだよ」
当時ボクは未だクレジットカードも持ってなくて、ヒルトンホテルのチェックイン時に3週間分の前払いとしてTC(トラベラーズチェック←懐かしい笑笑)を何枚もサインすることになりました。
当時はSNSなど無いから旅人のバイブル「地球の歩き方」をそれこそボロボロになるまで読み込んで、3週間分の予定を立てました。
美術館・博物館・ミュージカル・アンダーグラウンドのロックライブ・フェリーでの小旅行・地下鉄周遊旅行・・・そして(父のアドバイスの従い)ツアーでのハーレム観光←小型マイクロバスには数名の外国人観光客に混じって由紀さおりが同乗していました。
あっという間の3週間だったけど、東京にだってNYレベルのコンテンツは十分にあると思います。
でも何故?
そう・・ケニヤで思い出したけど、駐在中にボクが数ある有名国立動物公園に初めて行ったのは、結局着任10か月後に両親が遊びに来た時が初めてだった・・・
そう、いつでも行けると思うとなかなか・・・
定期的に東京に出て来ること
先週川越に住む友達と都内で痛飲して、気が付くと23:30。
でも彼はちゃんと電車で帰れたらしい。
後で調べてみたら新宿から川越までは40分足らず。ボクの最寄り駅から新宿までと10分も違わない。
そんな川越は軽井沢にも近くて日帰り旅行も十分楽しめるそうです。
平日無料になる軽井沢アウトレットの駐車場に車を置いて、積んできた自転車2台を取り出して奥さんとポタリングで軽井沢散策・・ボクがお薦めした森のレストランでマッタリとランチして夕方には帰宅・・・
まるでボクが2拠点候補として検討していた、軽井沢と佐久市の中間地点の御代田と同じ立ち位置です。
いや、川越は御代田より圧倒的に都会だけどそこは個々人の好みの問題だろう。
そんな彼は月に2度ほど定期的に東京おのぼりぶらぶらソロ活に出て来ているとのことです。
本人曰く「何か気になるイベントを中心に、ミニ無料ライブ、楽器屋巡り、映画、美術館、博物館、ジャズ喫茶、個展、レコード屋、」等々ぶらぶらと・・・
こんなおしゃれなジャケットをラインで送ってくれました(右下の野外ライブBGM付)。
いいじゃないですか。こういうメリハリのある生活サイクル。
ボクも今度図書館で「地球の歩き方東京版」を借りてくるかぁ・・
たまに冠婚葬祭のお返しで商品ギフトを頂くと、普段は滅多に行かない”夜景の綺麗な”レストランとかに行ってみます(笑)。
帰り道に東京見物気分で車を停めて真下から東京タワーをパシャリ。
以前、千葉の古民家をリフォームしてそこで会社員生活を送ったら・・と妄想した記事をあげていました。
この時も、「基本リモートワーク、でも都会の空気も定期的に吸いたいから週一で東京一泊出勤」を考えていました。
今度は退職後の関東圏ゆらり生活でも妄想するかな?
いや、今は都内の我が家を十分気に入っているからそれは無いだろう。
例え東京観光にアグレッシブにならなくても。。
件のドリップコーヒーの箱をピアノの台に飾ってみました。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!