昨年末よりグーグルフォトから何回かメールが来ています。
今年の6月から15GBの容量を超えると有料になるとのことです。
毎月数百円の話ですが、これから歳を重ねて自己管理が困難になった時に、定期的、自動的に課金されるもの、請求されるものを今のうちから出来るだけ排除したいという気持ちがあります。
昨年父が亡くなった時も苦労しました。生前よりもう何十年も通っていないゴルフクラブの会員権、長らく利用していないジパングの会員費etcetc…
そういうことで、有料のクレジットカードも1枚に絞りましたし、預金口座の数も今後お金の置き場が落ち着いたら減らしていこうと思います。休眠口座の残金は放っておくと国に召し上げらますし、今後は銀行から口座の維持費用を請求される時代になってきますからね。
この超デフレかつ低金利時代に銀行だって生き残りで大変です。
グーグルフォトは今年の5月以前の容量はカウントしないとのことですが、丁度良い機会なのでこの4年間のフォトライブラリーの整理を始めました。
雨の日はなんだかなぁ
今まで使用した容量は5GB、その中で雨の降っている写真はこの4年間で1枚だけ!
一昨々年のボクの誕生日に湯河原のレストランで。
前菜が出てくるまでが手持無沙汰で何となく取ったガラス越しの一枚。たまたま雨だったということのようです(笑)
雪景色の写真はたくさん撮っているのにね!
この時もそうだったのですが、麻太郎家が出かける旅行中に雨が降ると少し残念な気持ちになります。
活動が制限される
旅先だと、ゴルフやハイキング等の野外活動が制限されますし、じゃあ宿に入って昼から温泉といっても露天風呂も厳しい。どうせ濡れるんだけど目を開けられないと露天でリラックスも出来ないですね。
持ち物が増える
傘自体が嫌いな訳ではありませんが、兎に角物を持ち歩くのが嫌いなんです。雨の日の通勤は最悪。ビジネスバッグを持って傘をさしたらそれ以上もう何も出来ない。
時々傘さして自転車を漕いでる主婦の方々とか見ると「すごいなあ!」と思います。
会社に置き傘は持っていましたので、微妙な天気の出勤時は「えいや!」っと傘を持たずに家を出る訳ですが、よく出勤途中で降られて痛い目に会ったことが印象に残っています。
濡れるので
一番大きな問題。
傘のさし方が悪いんでしょうが、どの方向に傘を向けても両ひざから下は必ず濡れます。
歩き方が悪いんでしょうが、どんな高価な革靴を履いても暫くして靴下が濡れてきます。
帰宅時ならまだましですが、出勤時のこのしっとり濡れた状態というのは、オフィスでのモチベーションを著しく阻害します。
雨の日はタオルを持参することは勿論ですが、会社の机に下には予備の革靴と靴下一足を用意していました。
皆さんはどうして濡れないのか、退職した今でも大変不思議に思います。
その他
車の運転時の視界が悪い、電車も道も混む、歩行中滑りやすい、翌日車が汚れている、洗濯が出来ない、〇✖△◆・・要は何があっても雨の日が憂鬱だったのです。
定年時代に入って
50代後半になって定年後の生活を自分なりに何となくイメージし始めた時、「雨の日をしみじみと感じたい」という強い願望があったのを覚えています。
でもこれには条件があって、あくまで雨に濡れない場所から・・ということでした(笑)
つまり
- 雨が降ったら、外出しなくて良い環境
- 雨が降っても、ノンビリやり過ごせる旅程
があって初めて雨音をも楽しむ気持ちの余裕が出来ると思ったものです。
実際にボクの場合、退職して良かったことベスト3にこの雨の日の過ごし方が入ると思います。
その証拠にこの半年間、毎朝の天気予報を気にすること無くベッドから起きることが出来るのは大きなストレスフリーとなりました。
先週末は久しぶりの雨でしたが、「よりによって週末に雨が!」なんて落胆は今のボクには当然不要で、かつ最近のボクの最低限の仕事である犬の散歩からも解放されました。
家の掃除を終わらせた後はもう何の義務感もない。
ゆっくり読書をし、ちょっと気になっていた調べものをして、後は奥さんの希望でささっと外食をしたくらい(勿論車でね)。非常に肯定感を持って二日間を過ごすことが出来ました。
いくらでも時間があるということは、定年後の多くの人にとって実はネガティブなアジェンダになるようですが(=することが無くて暇)、ボクにとっては雨の日に外でなにもしなくて良いというポイントひとつとっても非常に豊かな環境だと思う訳です。
雨が嫌いな訳ではない
以上のように、雨の日に外出するのは今でも好きではないのですが、守られたところから雨を見るのは大好きです。
任期半ばでシンガポールからの帰任を命じられた時、年末の最後に休みを10日間頂き、バリ島のウブドゥで一人静かに過ごしました。
定年まであと3年半という非常に中途半端な時間を、これからどのように過ごすべきか・・
全部で4部屋だけの食堂もない本当に小さな安ゲストハウスでしたが、毎日部屋のテラスまで朝食を運んでくれました。
雨の日の朝は外出する気も起きず、小さいけど圧倒されるほどの緑に囲まれた庭に面したそのテラスで、時間を忘れて雨を身近に感じながら定年前後の自分をイメージしていました。
非常に長かったその後の3年半でしたが、4年たった今でも鮮明に覚えている光景です。
退職後すぐにまたウブドゥに戻るべく、宿とチケットを手配しましたが、その後コロナの影響でキャンセル、再訪の見通しも立ちません。
これからは日本でも雨をノンビリ楽しめる贅沢なリゾート地を探しに行くのも楽しいかもしれません。
雨が降れば降ったでそれもラッキーと思える旅が出来れば、本当の旅の達人ですね!
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!