宿と仲良くする

前泊していた美食宿で夕食を待っていると、秘湯の宿の女将さんから電話が入る。

「麻太郎さん、明日なんですが申し訳ないんですがベッドのお部屋に変更出来ますか?」

「へっ?そちらにベッドの部屋なんてあったんですか?」

40年近くの付き合いだけど知らなかった。

聞けば、前の日の強風でトタン屋根が外れて一部の部屋が使用不可となってしまったそうです。

部屋からの眺め

 

秘湯の宿とは思えない(失礼!)快適な部屋

思い起こせばちょうど1年前の大雪の2月、県道が雪崩で不通となり、ここ秘湯の宿を含む3軒が孤立してしまったのです。

確か2日後に、とり残されてしまった人々は自衛隊のヘリで救助されたと記憶しています。

今回の強風で、本当に秘境の宿だったんだと改めて実感します。

チェックアウトの時、女将さんが「申し訳ございませんでした。もう麻太郎さんしか頼める人がいなくて・・」

「いや、いいんですよ。あそこのベッドの部屋とても気に入りました。でもお高いんでしょ?」

「いやいや麻太郎さんは~大丈夫!」

と、満面の笑みで女将さん。

こういう時の日本語って本当に難しいですね。

一方的に以心伝心を期待される。

①麻太郎さんならこれからも同じ部屋代で良いですよ。」

or

②「麻太郎さんならそんなに気になる価格差ではないですよ。」

日本語講師としても良く分かりません。

次回予約時にさりげなく確認してみましょうか。

 

大雪と言えば実はこの4日前に箱根に行く予定だったんですが、その前日に何と東名と西湘バイパス両方とも除雪作業で不通になっているとのニュースにびっくりしたものです。

一般道で行くにしても大渋滞のはず。

ホテルに電話で状況を確認します。

「麻太郎さん、箱根自体も大変な事になっています。今回は無理なさらないで結構です。キャンセル料もいただきませんから。」

翌日テレビを見ると、箱根は大雪で接触事故を起こす車、電柱にぶつかってやっと停まった車、本当に修羅場と化していたそうです。

スタッドレスタイヤでも防げなかった事故も多数あった模様。

無理して行かなくて本当に良かったぁ。

 

これだけ旅に出ている我が家は、当然旅行の前日キャンセルを何度か経験しています。

理由はさまざま。

今回の様に天候不良のケースもあるし、ボクの発熱、若しくは寝たきりの母の状態悪化によるドタキャンもありました。

ネットサイト経由だと予約もキャンセルも気楽に出来るけれど、直前キャンセルは規約に基づき自動的にキャンセル料を徴収されます。

前日なら最低でも50%、100%の宿もある。

まぁ当然でしょう。実際ボクも京都宿の2日前キャンセルで30%が戻ってこなかったことがあります。

でもこれが電話予約となると、ドタキャンの場合も電話連絡でキャンセル料が免除されるケースが多いという印象です。

勿論ボクの名前がリピーターとして宿のデータに登録されている場合に限りますが。。

そう、常に新しい宿にチャレンジするのも楽しそうだけど、ボクたちは気に入っている宿を出来るだけ再訪する方が性に合っています。これはレストランも同じです。

”気に入っている宿” では宿の方々のサービスにも満足している訳で、「また来ますね!」と言ってチェックアウトした宿には実際また戻って来る場合がほとんどです。

そう言う事で、やむを得ないドタキャンの場合も、宿のご厚意でキャンセル料を免除して頂くことが多いのだと思います。

マネージャーさん、仲居さん、板長さん、店長さん・・

結局のところ、”またあの人達に会いに行く” ことも旅の楽しみのひとつなのでしょう。

 

美食宿の料理を満喫した翌日は、秘湯宿の地産地消の素朴な晩御飯。

これに熱々の岩魚の焼き物と山菜の天ぷらが付いてとても満足です。

雪で一週間くらい閉じ込められても毎晩この3分の1ほどの品数が提供されればもう十分です。

 

どんなに雪が積もっても地熱で地肌が見えています。

「原発反対!代替エネルギーを!」って声高に叫ぶのなら、温泉大国の日本ではこの圧倒的な自然の力を利用することは出来ないのでしょうか?

環境活動家が推す太陽光パネルより遥かに環境に優しそうですが・・

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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