古民家で妄想に浸る

貝の浜焼き。サザエ、ホタテ、ハマグリ。

江の島の貝より3割~4割安い。

平日の九十九里浜は全く人の気配無し(笑)。先週行った江の島とはえらい違いだ。

やはり需給バランスで価格は決まるのね。

昼から大いに喰らい、大いに呑んで(ノンアルビール笑笑)お店の人からお土産に ”めざし” をサービスして頂きました。普段の旅程だとこんなの貰っても困るんだけど・・

今回はOK。晩は囲炉裏料理です!

古民家宿を初体験

築131年の古民家一棟借りです。

 

門を出るとどこにでもありそうなこの風景。

玄関を入ると、正面の土間にダイニングテーブル&キッチン。

土間から二段上がるとリビング。テレビも時計も無い。ボーロ用のケージも木製でとても落ち着いた雰囲気。

用途の分からない和室。ここで洗濯物とか畳んだりするのかな?

こういう2ベットルームが3部屋もある。あーそうか、昔は大家族が普通だったんだなぁ。

縁側には猫の方が似合う。

古民家体験と言っても、水回りだけは新しい方が安心(満)

 

「随分質素ね」と奥さん、、いいんです。囲炉裏料理に豪華な食材は不要。

基本的に放っておかれる宿です。朝ごはんも「冷蔵庫に入っていますから、お好きな時間にどうぞ」というスタンス。鮭だけはフライパンで焼く。

「えっ!私が焼くの?」と奥さん、、いいんです。古民家での調理ごっご体験をお金で買っているのです。グランピングと同じ。

ピザの生地を作る。これは奥さんも楽しそう。

庭に備え付けのかまどで今度はボクが焼く。火力を調整出来ずに大失敗(汗)

 

こっちの火力調整は旨く行った。火が消えるまで庭の焚火をバーボンで楽しむ。ボーロが最後まで付き合ってくれた。

 

こうやって ”なんちゃって古民家生活ごっこ” の時間がゆっくりと過ぎていく。

 

”なんちゃってごっこ” ではない場合

先日テレビで「東京23区内 の新築マンションの平均相場が既に”億ション”になっている」旨報道していた。本当か?

リモートワークがある程度市民権を得るようになってきた昨今、こういう関東圏の古民家で生活するっていうのはありなのだろうか?

勿論定年退職後だといくらなんでも退屈だろうから、僕自身が一番仕事が忙しくてストレスもあった40代後半からの会社人生について妄想してみた。何もすることのない古民家で・・

 

リモートワークで一番セクシーな点は、通勤が不要なことだ。

何しろ通勤って・・

  1. ラッシュアワーというのは怖いもの見たさで1度だけ体験してみる価値はあるかもしれないが、これが毎日となるともう人間の尊厳に関わる問題だ。また、昨今では失うものも無い最強の人たちも一定数乗車しているだろうし、痴漢の冤罪リスクだってある。
  2. 地震や台風等の影響で帰宅出来ないリスクも大きい。先日家に居て10秒ほど大きな地響きを感じ腰を抜かしそうになった。近くの自由ヶ丘で大きな落雷があったらしい。沿線は全て不通となり、仕事帰りの奥さんを目黒駅まで迎えに行ったけど、道路はもう超渋滞。うーん、電車が再開したらみんなまた明日から当たり前に通勤するのだな、うちの奥さん含め・・
  3. 誰もが1日24時間しかないのに、結構な時間を割かれる。給料にも入っていないのに。残業込みで1日10時間労働で年収400万円のサラリーマンが毎日往復2時間を通勤時間に費やしたとしたら、本来年間80万円も貰い損ねている計算だ。1000万円プレーヤーなら200万円の貰い損だ。しかももしかしたら本業の仕事よりハードモードの時間かもしれない。これは理不尽だろう。

ということで、ボクの現役時代のほとんどは会社まで徒歩圏に住むか車通勤かのどちらかだった。

それでも上記3項の時間の無駄遣いの件については、リモートワークの方が明らかに優秀だ。

たまたま都内に土地を持っていたが、そうでなければ関東圏の古民家に住むという選択肢はありかもしれない。

それなりのリフォームは必要だろうが、大して広くもない都内の ”億ション” や、以前住んでいた ”会社まで徒歩圏” の賃貸マンションなどより格段にコスパも高いだろう。

それにここなら通勤レスで浮いた2時間を使って毎朝九十九里まで波乗りをしに行く贅沢だってある(ボクはボディーボード止まりだけど)し、近くにある二つのゴルフ場で早朝割ハーフを回るのも良い。

車が無いと生活は困難だが、社有車があれば維持費、燃料代含め個人の負担はゼロだ。ここが外資系の良いところだ。

 

但しオール在宅勤務となると組織の管理がかなりマイクロマネージメントになってしまうので、やはり週一くらいの出勤は必要だ。

人間、怠けられる環境では怠けるものだから。これはボクを含めて・・

社有車と言えども運転手がいる訳ではないので朝の上りの渋滞は避けたい。それなら毎週都会の空気を吸いに前日から上京するのもナイスだ。

都内のホテルは僕一人なら安いビジホで十分だし、奥さんと一緒なら余っているマイルを使って日航ホテルという手もある。マイルが無くなればまた頑張って海外出張するモチベーションにもなる。成田空港も近い(笑)。

 

一方で上司とのコミュニケーションについては幸いなことに全員外国人なので、基本は事前に詳細メールで説明、それから短い電話(ビデオ)会議での意思確認で十分だ。

そうは言ってもどんな上下関係であっても、対面での雑談というものは必要なものだ。年に何度か週末にご家族含め上司を我が家に招いても良い。

在日外国人マネージメントの週末の過ごし方はワンパターンになりがち。都内から1時間半くらいの何もない田舎の古民家に招待すれば、ご家族含め遊び方や興味もいろいろだし話が弾むこと間違いなしだ。何なら平日に上司+関連部門のキーマンを古民家に一同集めてワークショップ、ブレストするのも刺激的で有意義だ。

こういうちょっとした工夫で、従来出勤時の6~7割くらいの労働時間で同等のアウトプットは出せるのではないだろうか。むふふふ・・

 

と、ここでボクの古民家プロジェクトの妄想は中断する。

現実問題としては田舎は近所付き合いとか面倒そう。夏は虫が多いし冬はがんがんに灯油ストーブを焚かないと生きていけない。ボクは兎も角、先ず奥さんが無理だろう(笑)。

館内空調循環システムのもとぬくぬくと都会で暮らすボクたちにとっては、古民家暮らしは相応の対価を払っての ”なんちゃってごっこ” が一番楽しめるのだ。

 

炭が身近にある生活。この囲炉裏付きダイニングテーブルは仕事使いでも活躍しそう。子犬の横でラップトップをさわるのも楽しいだろう。ペットと一緒に過ごせるのも在宅勤務の優れた点だ。

と、まだまだボクの妄想は続くのだ・・・

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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