旅を前にして72時間の禁酒を達成。
自分を褒めてやりたい。フライトを待ちきれず羽田ラウンジで祝福。
呑み食い王国~高知
高知は酒豪県として常連だ。上を行く東京は、毎日他県からの労働流入による酒消費量がどうしても多く出てしまう。実際には高知は鹿児島、宮崎、秋田あたりと毎年争っている感じだ。
酒量が多いと食事が美味しいは必ずしもリンクしないと思うが、実は「美味しい地元料理都道府県ランキング」でも高知は非常に強い。
じゃらんの過去10年間調査では、高知は実に4回も日本一を獲得している。これはかなり意外ではないだろうか。
裏路地の隠れた名店。カウンター客が黙々と呑み、喰らっている中、ひっきりなしに予約の電話が鳴って、女将さんの応対を聞くのが面白い。
「うちはお任せメニューだけなので、お腹を空かして来てください。必ず一次会で来てくださいね。」←これはボクも電話で言われた(笑)
「うちは魚しか出しませんよ。あっ!あと途中退場のお会計も無しですけど大丈夫ですか?」
「すみません。お子さん連れはご遠慮頂いているんですよぉ。呑むところですので」
帰り際に無口だった大将が「よーき呑んで頂いてありがとうございました」と満面の笑みで送り出してくれた。
はっきり言って初日の晩で優勝確定。
こういう流れは翌日以降をつまらなくするパターンだけど、何しろ「腹を空かせて来い」と釘を打たれていた訳で、そうなると初日しか調整出来ない。
でも二日目以降も高知の食はボクをがっかりさせることはなかった(満)
色だけで美味しい。高知ブランドのフルーツトマトと手長川海老。
福岡同様高知にもある屋台文化。仕事帰りのOLさん風の女性が一人でサクッと寄って帰る。
ボクもサクッとコップ酒2杯。翌日の運転がなければ無限に呑めたのに・・
鯨専門店で食べた竜田揚げ。昭和世代のノスタルジー。平成世代には新手の料理かもしれない。
感想は・・う~ん小学校給食の思い出がよぎる・・鯨のから揚げ+食パン+紙パック牛乳の悪魔の組み合わせ。
高知で食べれば何でもかんでも美味しくなる訳ではない。
これを除けば全くもって期待以上の高知のご馳走でした。
今回食べてない土佐あか牛、四万十ポーク、土佐ジロー、そして四万十鰻。
今度は初鰹か戻り鰹の季節にまた是非来たい。
ホテルから歩いて10秒の ”日本三大がっかり名所”
残りの二つは札幌時計台と長崎のオランダ坂だそう。
オランダ坂は先月歩いたばかりだけど、まさかあそこが名所だったなんて!そりゃこれ目当ての人がいたらがっかりだ!
高知市内は呑んで食べる所。観光目的は地方へ。
桂浜
一般的に歴史を動かした人物という体で語られるけど、歴史上の人物も志とは別に偶然と運命によって成し得た結果が後になって語り継がれる。
龍馬の日々の出来事の連続・・このどれが欠けていてもボクたちはこの世にも生まれてこなかったかもしれない。
ところ変わって・・
あれっ!昨晩食べたウツボ。ラッシュアワー状態。
桂浜水族館は規模は小さいけど、生き物との距離が異様に近い。
「人気(ひとけ)は無いのに人気はある」として、2年連続水族館人気ランキング1位(ねとらぼ調査)の桂浜水族館。
仁淀ブルー
沈下橋
車で渡るのが怖い橋・・そう、両端に欄干が無い。
川の増水時に橋が持っていかれない様に欄干の水抵抗を根本的に省いてしまった結果。
こんなに澄んだ静かな仁淀川でも激しい増水があることが驚き。
にこ淵
これを見る為に2時間車を走らせてきた。奇跡のブルー。
十数年前迄地元の人も近寄らなかった神聖な場所。入水は勿論、ここでの飲食も不可。
一時として同じブルーは無いんだとか。。
中津渓谷
老人で溢れる平日旅行だが、2時間超のハイキングなら大自然をほぼ独占出来る。
最初は数えていた七福神も途中からは仁淀ブルーに魅せられて放置(笑)。
仁淀川は1級河川で水質ランキング1位。
本当に四国はランキングに強い。
2月旅は少しでも暖かいところを選んでの四国旅。でもこの日の気温は0度シャープ。
囲炉裏で暖を取るべく渓谷の小さな茶屋へ。
秘境の焼うどん定食ですら、なかなかの旨さ!高知本当に恐るべし!
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!