もうひとつの静岡

 

初めて休憩した富士川PAにて。西側から見ると冠の積雪量が少ない新発見。

でもどの方角からでも絵になる富士山ってやはり日本の宝。

湖畔リゾート

ワンちゃん同伴ルームが取れたのでパッと出かけた。多分初めての浜名湖滞在。

早速ホテル近くに居心地の良いカフェレストランを発見。

この時期ワンちゃん入店OKは本当にありがたい。

浜松初上陸

熱海に良く行くせいか、静岡県ってお手軽ドライブのイメージだった。

行ってせいぜい中伊豆まで。そこから西へのドライブはめったにない。

浜松まで東京から車で3時間半。新幹線では浜名湖を過ぎるともう名古屋というイメージだけに今回は結構な長旅だった。

でもここは侮れない食の聖地。

餃子、鰻 そして・・

浜松と言えば餃子、鰻、そして夜のお菓子うなぎパイまである。食の鉄板。これは凄い。

日本津々浦々どの地域でも観光誘致の為にご当地グルメの開発に必死だ。

焼きそばをはじめとするB級グルメ、ご当地ラーメン、スイーツ&フルーツ・・かなり頑張って地元ブランド国産牛と言ったところが大半。

麻太郎家が愛する軽井沢や熱海だって残念ながらこれと言った強力なブランド食は無い。

軽井沢や熱海で食べるから美味しいものがより美味しく感じるという強みはあるが・・

それに比べて浜松の餃子や鰻は、これらを食べる目的でまた浜松に来たいと思えてしまう。

うなぎパイなどに至っては、いつも墓参りの帰りに(三重はお土産が何もないので)乗り換えの名古屋で会社用に買って帰ったものだ。

みんな大好きうなぎパイ。「なんで夜のお菓子なのか知ってる?」と女子社員と会話が弾むおまけも付いている。

 

初日の昼は開店時間に合わせて自宅を出発した喜慕里(きぼり)さん。

ボクはデフォルトの餃子定食を、奥さんはイカと海老の餃子をミックスして。もやしを添えて食べるのが浜松流だとか。庶民の懐にも優しい。

店内も良い味出してる。無秩序に掛けられた絵画も独特の雰囲気(笑)

 

二日目の昼は福みつさん。

餃子の皮が厚いけど中は甘みの強いキャベツがメインで何とか20個を完食。

 

ボク的には宇都宮餃子も推しだけど、浜松は各店毎の個性が強いらしい。「毎回違う店を訪問するのを楽しみに浜松をリピするのも良いね」と奥さん。

 

ルームサービスで鰻を食べるのも浜名湖ならでは。

浜名湖の鰻だからと言って断トツで美味しい訳ではない。大抵の鰻専門店の鰻はどこでもとても美味しい。

でもやはり「鰻を食べに浜松に行こう」と思えるのは本当に強いブランド力の賜物だろう。

奥さんから鯛をゲットしながらも次のおねだり品を物色する子犬

鰻重セットについてきた前菜たち。遠州の海の幸が主役級で笑える。

行く人来ない人

餃子を求めて車を走らせていると遭遇するスズキの本社、ヤマハの楽器工場、カワイの代理店etc..

そう、浜松は人口80万人の静岡最大の都市であるとともに日本有数の工業都市でもある。

ここ浜松に働きに来る外国人も多く、人口の3%を占めるらしい。特にブラジル居住者数は日本一とのこと。公園の案内板にもポルトガル語が併記されている。

この3%というポーションは近年安定しているが、絶対数は下がってきている。他の地方都市の御多分に漏れず浜松も全人口が減ってきているからだ。

自動車産業に限ってはまだ向こう十数年は大丈夫だろうが、生産ラインのAI化はこれからも進むだろうし何せ日本はもう安い国に成り下がっている。出稼ぎ目的の外国人には旨味などないのだ。

これは日本全体に言えること。現在に至るまで低賃金の外国労働者に依存してきた産業は競争力を失って淘汰されていくだろう。

 

一方で一部の日本の若者は海外に出て行っているようだ。

外食産業、宅配業、そして農業でも、今まで日本で従事してきた若者が海外で数倍のお給料を得ている。

当然現地の物価は日本より高いがそこは同じ日本人仲間とルームシェアリングしたり、当番制で炊事をして食費を節約したりで貯金のスピードを上げて、将来は自分が事業主になって活躍することを夢見る日本の若者達。

NHK特番などでは「若者たちの静かなストライキ」「出稼ぎ日本人」と言った風に相変わらず神妙なトーンで報道しているが、ボクには「逞しいなぁ。頑張って~」しかない。

実際にうちの愚息にも「いつまでも何かに迷っているくらいならさっさと海外に出て行ってこい」と言っているくらいだ。

中田島砂丘

今回の浜松旅の目的のひとつ。鳥取、九十九里と並んで日本三大砂丘のひとつらしい。

日本人は日本(世界)三大〇◆▽が好きだよなぁ。ボクも大好き(笑)

なだらかに見えるけどそうにはあらず。

丘の頂上で奥さんの泣きが入る。

ボクとボーロは海岸線へ。

丁度1年前に訪問した鳥取砂丘と比べてみて。同じ季節だけど太平洋と日本海では雰囲気が全く違う。

突然ボーロが砂上で狂喜のダンスを始める(汗)

復路で箱根でもう1泊して大正解。お気に入りの子犬専用温泉で砂を流す。

いつも思うが風呂に入ると全く別の生き物のようだ

 

さっぱりして食事を待つ子犬

 

先週は海リゾートで今週は湖畔リゾート

そして高原リゾートも

こういう旅を楽しめるうちは2拠点計画は前進しないな・・

 

やはり日本は観光資源が豊富。

歴史も文化もある。

治安も良いしインフラレベルも高水準。

人は良くておもてなし上手。

そして安い。。

 

人口は減っていってもこの国にはまだまだ生き残る道は大いに開かれていると思うけど・・・

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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