お盆休みの小旅行

迷うと出られなくなると言われる青木ヶ原の樹海も散歩道があるところは木漏れ日が気持ちよい。

定年退職したら、好きな時に好きなだけ旅行に行こうと思っていました。

しかし奥さんが仕事を継続すると決めたので、家族旅行は当面今まで通り週末を中心とした短期旅行となりそうでちょっと残念。

そうは言っても、今まで月に1~2回の頻度で旅行を楽しんできた我が家にとっては、今回は緊急事態宣言が発動された4月以来本当に久しぶりの2泊3日の旅行となりました。

行った先は本栖湖

本栖湖は山梨県富士五湖の1つで東京から向かって一番奥に位置する湖、千円札の裏面に描かれている逆さ富士の図面となった静かで風光明媚な一帯です。

毎年我が家が3~4回お世話になる宿は森深い青木ヶ原の樹海の中にあり、本当にノンビリ出来る(ノンビリするしかない)場所です。ボクの大手キャリアのスマホもほとんど電波を拾うことが出来ず、デジタルデトックスとしても最適です。

息子とテニスをしたり、家族が大好きなサンマ(3人麻雀)をしたりと、家族での共同活動が楽しめる数少ない場所でもあります(しつこいですが他にすることもないので)。

東京都民の旅行

ゴートゥーキャンペーンで東京都民が対象から外された事で、都民の旅行に対するハードルが一段と高くなりました(経済的にと言うより精神的にね)。

今回本栖湖を旅行地として選んだ一つの理由は、東京都の公共の宿だったからです。

隣県から東京へ通勤されている方々も一部いらっしゃいますが、宿泊者の大部分は東京都民であり、お互いに肩身の狭い思いをすることなく、いつもの通りリラックスしたひと時を過ごすことが出来ました。

実際に、①館内移動時のマスクの着用、②食事2部制によるレストランの十分なスペース確保により、何か特別不安を感じることはなかったように思います。強いて言えば、温泉大浴場の更衣室が密になった場合は十分な安全が担保されないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは宿泊者の皆さんが時間調整に心掛けて混雑を回避する工夫をすれば良いのかなと・・

チェックアウトの際、地元の受付の方に「都民ばかりを受け入れされてご不安はありませんか?」とお聞きしたところ「どの仕事でも大変なのは同じですよ。またいつでもいらしてください。お待ちしています。」と言って頂き、心が軽くなりました。

今回はここにして良かったぁ。

今回の旅行で新鮮に感じたこと

このようにコロナ禍による旅への影響は感じませんでしたが、一方で今回の旅行をよりポジティブにとらえられたことが二つ。

1.ワンコ同伴の旅行

ボクの定年と同時に我が家にやってきた子犬との同伴旅行。

今まで富士五胡旅行でのランチと言えば、地元のほうとうが食べられるほうとう不動か、富士屋ホテルが監修しているカレーライスが美味しい宿のレストランと相場は決まっていたのですが、今回は3日とも河口湖、西湖、精進湖それぞれの湖が見えるペットOKのテラスレストランをトライしました。

そこで富士五湖エリアのリゾート地としてのポテンシャルの高さを再認識しました。

特に夏場の避暑地としては優秀で、我が家が良く訪問する軽井沢と比べても涼しく、かつどのテラスレストランもそれほど混んでいないので、昨今問題となっている熱中症&コロナ感染リスクにも手強いと感じました(混んでいなかったのはコロナの影響もあったかも。次回訪問時に確認要です)。

リゾート地としては全般的にお値段もお手頃感があり、特に河口湖畔のカジュアルイタリアンは食事のレベルもかなり高く、次回から家族お約束のレストランとなりそうです(東京ではあまり見ないイカ墨のピッツァは絶品でした)。

 

また、今までは食事を待つ間家族それぞれスマホをいじっていることも多かったのですが、ワンコがランチに加わってからは、4人(?)での会話も増え、ワンコと撮った動画を3人で共有する等、本来の家族旅行の楽しみを再認識することが出来ました。

 

2.労働から解放された日々の中での旅行

サラリーマン時代は、平日を精いっぱい働いているからこそ限られた時間での旅行は有意義なものであると思っていました。「もしも毎日が日曜日だったら旅のありがたみも薄いだろう」とかね。

でもこれは多くの現役サラリーマンもOBの諸先輩方も共感出来ると思うんですが、労働者にとって日曜日というのはもしかしたら1週間で一番憂鬱な曜日かもしれません。

特に楽しいはずの旅行から渋滞の中、帰路に向かう日曜日の夕方に沸き起こる「明日からまた始まる労働に対するなんとも億劫な気持ち」、またこれがパターン化されることで前日の土曜日ですら既に沸き起こっている「明日がその日曜日であること」に対する憂鬱な気持ち・・・これにより結局旅行中通して「何だかなぁ」という残念な時間の過ごし方が、少なくともボクの場合往々にして起こっていたと思います。

今回は翌日からずーっと労働が待っていない日曜日を過ごしてみて、旅行そのものを十分に楽しむことが出来たと強く感じました。

本当にさっさとリタイアして良かった!

 

以上により、ボクの今後の旅行でも益々新たな発見が期待が出来る今回の本栖湖家族旅行でした。

来週末は、また家族と一緒に軽井沢に行きます!

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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