どこかにマイルNO9~十勝 (日本の食糧庫編)

襟裳岬に沿ってエントリー

デジャブ

 

湖畔のホテル

あれっ?これもデジャブ

 

前回と違うのはずーっと天気に恵まれていたこと。良かった。

北海道アゲイン

半月振りの北海道。しかも釧路から車で2時間足らずの帯広へ。

友達からは「暇なんだから道内にずーっと居て横移動すれば良かったんじゃない?」と嫌味を。

いいんです。非効率な移動を厭わないのが暇人の強みです。

十勝という地域1

以下、然別湖(しかりべつこ)のカヌーガイドさんの説明。

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観光客の多くの方々の北海道デビューは札幌・小樽そして函館ですね。

次が、富良野と旭川、または知床と網走。そして釧路と阿寒湖・摩周湖の順です。

そして最後が帯広です。でも帯広だけじゃ2泊3日も持たないのでどこかないかなぁ~と調べるとワインと和牛の池田町か、この大自然以外何も無い然別湖に辿り着きます。

だからここ(然別湖)に来られるお客さんは本当にアウトドア志向の方々が多いです(人数は少ないけど)。

十勝という地域2

日本全体の食料自給率は近年37-8%と言われていますがこれはカロリーベースの話で、世界標準の生産額ベースだと他の欧州先進国並みの68%です(まぁ日本も先進国か?は意見が分かれるとして)。

カロリーベースとすると、野菜なんていくら作っても自給率に貢献しない。肉や小麦とかバンバン輸入されるからそりゃ日本の自給率は低くなるのです。

多分今の日本与党にとっては食料自給率が低い方が都合良いのかな?農水省の単なる予算取りの為だけではなく、自民党への農民票が関係しているのではと穿った見方をしてしまいそう。

また食料安全保障とか声高に言っているけど、先ずはエネルギー安全保障でしょう。エネルギー止められたら耕運機も動かないし、食料運ぶ物流もストップしてしまう。

食料自給率って何だか政治のポジショントークに使われていて信用出来ない・・

 

そんな中で十勝の食料自給率は1,300%超です!

麻太郎が政治不信に陥っていても、十勝は大らかに圧倒的な高みを目指します(笑)

 

本当にどこまでも1本道

 

大穀倉地帯にはトラクターが良く似合う

もともと広大な地域に36万人程度の人口、そして肉・小麦を大量に生産しているから強い。

 

牧場内の道

 

日本一広いナイタイ牧場。広すぎて牛も見つからない(笑)

 

因みに日本で飼育される和牛も、食べる飼料が輸入されていると自給率の上では国産にカウントされません。その点でも十勝は最強ですね!

牧場の食堂で食べたローストビーフ弁当

十勝の小麦を食べて育った和牛100%だからそりゃ美味しいに決まっている。雄大な風景をデザートに食す。

 

食べるデザートも(笑)

ソフトクリームは3種類。しろ(バニラ)、くろ(ショコラ)そして僕が頼んだのは”うし”(白黒ミックス)。牛づくしのランチでした。

恵みの土地で

豚丼対決

帯広1番人気のとん田さん。

時間をずらして平日14時前に行ったけど先ず駐車場が満車で15組待ち(汗)

豚丼界のラーメン二郎と呼びたいインパクト。甘いバラ肉は中高時代にお母さんが毎日作ってくれた焼肉弁当を彷彿させる旨さ。追いタレもうれしいけど白い悪魔(お米)がいくらでも入ってしまう危険性が。。ゆっくり時間をかけて食べ進めます。

 

豚丼元祖のぱんちょうさん。

こちらはロース。炭火の香りが強い。肉はデフォルトの4枚に対し8枚を頼んだけど、何のプレッシャーも感じない上品ないで立ち。味変不要ですっと食べられる。

こんなの好きな時に食べられる帯広民は幸せだなぁ。

横丁対決

帯広には個性的な店が並ぶ飲み屋横丁がふたつあり、はしごするのも楽しそう。

地元民が多い北の屋台。

観光客には若干ハードル高め(笑)。

「あの~入ってもいいですかぁ?」「えっ・・はい」

こてこてのローカルと思いきやおしゃれなメニューも。

お通しのジンギスカンが柔らか旨い!ミックスベリーのモヒートを合わせてみた。

 

自家製の〆鯖。日本酒がすすむ。

 

もう少し整然とした? (笑) 十勝乃長屋

 

少し観光客比率高めかな?北の屋台同様に様々なジャンルの料理を出す20店舗。

襟裳岬もある十勝は海鮮物も旨い。お皿もおしゃれ。

 

ここの名物の青ツブ貝。北海道ならでは。

 

両横丁も一度店に入ってしまえば居心地が良く長居してしまう。なかなかさっとはしごという訳にはいかない。

初日に帯広で泊まったビジホがとても高かった話をしたんだけど、一緒になったお客さん曰く「帯広も様々なビジネスで支店が閉鎖されてしまい、代わりに出張者が増えた為にビジホの室料が上昇している」とのこと。

「その割に飲み屋は混んでないですね」と失礼なことを言うボクに、「ええ、みんなコンビニで買ってホテルの部屋で晩酌されるんですよ。」とご主人。

なんだ、結局不景気ってことか。こんなに食の恵み豊かな土地まで来て勿体ないなぁ。

 

横丁を後にして〆に当地で絶大な支持を集めるインデアンにカレーを食べに・・・と思ったら流石にもう閉まっていて残念。ここはワンコインでお釣りがくるコスパ最高のカレー屋さんで、地元の方々が鍋持ってルーだけ買い求めにくるらしい(笑)

インディアンじゃなくてインデアンね

そういうことで、これも地元で人気の焼肉屋の平和園さんに23時滑り込みで入店。

この時間でも定食を提供している。迷わず600円のジンギスカン定食をオーダー。

これに大皿のスープとおしんこがついてくる。価格設定大丈夫か?

番外編

然別湖の温泉旅館に移り、夕食の追加料理で頼んだ”鹿三昧”。

天敵の狼が絶滅して近年増加傾向で害獣となってしまった鹿の命も無駄にしたくない。ボーロのおやつでも良く使う(安くないけど)。

 

串とたたきはジビエの臭みが残る1品だけど、からあげは鳥より柔らかくて美味しい。

食料安全保障とか騒ぐ前に、こうやって人間の都合で絶たれる動物たちの命を無駄にしないことを考えたい。

十勝テラス

十勝も富良野に負けずに数々のフラワーガーデンに力を入れている。

頑張れ十勝!

 

 

 

 

ダリアに魅せられるミツバチ。

 

帰りの十勝帯広空港にはサクララウンジが無いので、食堂で一杯。アテに・・・

 

あれ?半熟卵に紅ショウガ・・牛丼との親和性が・・

どおりで豚丼は旨い訳だ。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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