静かな暮らしと国難と

週末のよくある風景。先週末もボーロは奥さんとツーショットでご満悦。

次の日からは状況が一変しました。

コロナが急に身近なものに

最近これだけ流行り病の感染者が増え続けている中、ボクの周りで今までの2年半に罹患した人はたった3人だけです。コロナも変異を続けて弱毒化していく中で「麻太郎家はもう逃げ切りかな」となんとなく思っていました。

まさかのお義母さんが

マンションに一人住まいのお義母さんが、喉の痛みを訴えて念のために知り合いの医者に診て貰ったのが先週の日曜日。日曜日なのにもう野戦病院のような状況だったようです。

お年寄りなので待たずに抗原検査とPCR検査を両方受けさせて頂き、抗原検査結果は陰性。

安心して帰宅後に39度の発熱となり、心配した奥さんが泊りがけで看病に行きました。

その後2日間で熱は下がり今は既に普通の状態に戻って先ずは良かった。

そして奥さんも

でも実はお義母さんのPCR検査結果は陽性でした。抗原検査はやはり危ないなぁ。

そしてマンションに泊まりに行った奥さんも当日喉の痛みを感じ始めて、翌日PCR検査を受けると見事に陽性。

その翌日からお義母さんと同じく39度迄熱が上がり自宅療養となりました。カロナールで熱を抑え、37.5度以下となったところで漢方に切り替えましたが、お義母さんのように早期回復とはなりませんでした。やはりこの歳での高熱は正直堪えたようです。

今は落ち着きを取り戻しつつありますが、一応今度の水曜日までは基本隔離状態での自宅療養となります。

ボクはと言うと

昔から”〇〇は風邪を引かない”と言われますが、この20年間ウイルス性の病気にかかったことはありません。

今回奥さんが発症してボクが真っ先に問い合わせたのはハウスメーカー。うちの自慢の館内空調循環装置についてです。

「外気との入れ替えは自動でしますから、窓は締め切っていて大丈夫です。暑いですし。でも残念ながら奥様を隔離しても空調は家の中で循環しますので、ウイルスの閉じ込めは困難です。」

やっぱり!「こうなったらボクも罹患してこの際抗体を付けてしまおう」とも思いましたが、結果ボクの自宅待機期間の5日間を過ぎても何の症状も起こらず、この週末よりふつうの生活に戻りました。

そうは言っても家庭内感染対策は奥さんの隔離期間が終わる迄継続ですから、家でのマスク装着は必須です。退職前は社内でマスクをしているのが普通でしたが、今はそれがとても苦痛になっていて、ボーロの散歩の時は逆にマスクから解放されてホッとしている状況です。

この5日間は奥さんの命令に従って、お気に入りのパンやスイカ、ポカリスエットなどの買い出しとボーロの世話をし、それ以外は自宅で本を読んだりSNSを見たりという静かな生活でした。

あと数十年して奥さんの身体が先に不自由になってきてしまったら、こういう静かな暮らしがずーっと続くのかなぁとぼんやり考えていました。

流石に5類にすべきと思います

昨年からあったこの議論。

異なる意見はあって当然ですが、今はもう5類にした方が良いのではないか。理由は”2類の運用がもはや現実的に不可能だから”。

大田区役所からの電話

奥さんが発症してから5日目です。

奥さんは寝ていたのでボクが対応しました。住所や生年月日から基礎疾患、ワクチン接種の有無確認、発症から現在までの状況確認、対応した病院名と服用している薬etcetc…全部で40項目くらいの口頭質問がありました。これって発症者本人が対応するのは結構大変かも。

同様に区の職員の負荷も相当なものだと思います。

大田区住民は約73万人。人口約1300万人の東京でコロナ罹患者が1日約3万5千人とすると、大田区では毎日2千人が感染している計算です。

これを区の職員が毎日1回20分くらいの電話をかけまくっていれば、そりゃ5日遅れの電話にもなります。

「今から奥様のホテルを手配することも出来ますが如何されますか?」

「いやっ、この5日間が大変だった訳で、今からはもう大丈夫です。」

「これからパルスオキシメーターもお送りします!」

「いやっ、今さら送られてももう・・返すのも面倒だし結構です。」

「すみません。でもこれから毎日奥様にはフォローアップセンターから問い合わせがあるのですが、そこで日々の酸素飽和度をお聞きすることになるので・・」

「えっ!今から??」

職業格差

2類扱いの今は濃厚接触者の隔離が必須になっているので、医療現場や介護現場、そしてコロナ禍で需要逼迫している宅配業の人達は人手不足で大変な思いをされていますね。

これら職業の多くの方々は社会インフラを守る使命感で仕事をされているので、隔離を余儀なくされた方々もさぞかし無念だと思います。

一方でもし僕が未だ会社に残っていたらどうだろうか?

前述のように奥さんや子犬の世話をしながら在宅勤務をするのは何の問題もありません。なんなら自身が罹患者となったとしても、病状が回復するまでは傷病休暇で対応、その後の自宅療養期間も状況次第では傷病休暇扱いを継続出来るし、勿論在宅勤務にスイッチすることも可能でしょう。

 

ここまで政府が5類に向かわないのは、2類をビジネスに稼いでいる輩との利権が関係しているのではと疑ってしまいます。特に昨今の統一教会問題での与党の開き直りを目の当たりにしていると。

何ともやりきれない気持ちになります。

・・と少しでも明るいトーンに戻して・・

 

せめてボーロにはコロナの心配がなくて良かった・・

 

それではShanti Shanti! 皆さんも健康管理に努めて素晴らしい1日を!

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