FIREという選択肢

ご近所さんの前職元相棒の家を通りがかりました。

如何にもタフなジャーマンで日本人からは恐れられていましたが、何だかんだ日本が気に入ってもう7年・・

メールで連絡を取って再会を約束。

「ネオナチ」は日本では流行語大賞みたいな軽い使われ方だけど、彼は今ウクライナでの戦況をどう感じているのだろうか?

FIRE関連ブログを読んで

最近話題のFIRE

若いうちから節約してお金を貯めて資産運用、毎年のリターンで生活費が補えるようになれば仕事を辞めて自由に生きるFIREという選択肢。

FIREを経験していない人達の論調は、「FI(経済的自立)は良いが、RE(早期退職)は必ずしもセットではない。仕事辞めてから何するの?」って感じが一般的ですね。

まぁおっしゃることはボクも理解しますが、はっきり言って余計なお世話ですね(笑)。別に働けるのに生活保護を取りにいっている人達とは違って誰にも迷惑は掛けていないですね。

FIRE民は、仕事を辞めてまでやりたいことが先に来るのではなくて、先ずは仕事がいやでいやで辞めたいの。仕事を辞めて楽に息をしたいというのが絶対的な目標なんです。

何故最近になってFIREなのか

もともと仕事がいやでいやで辞めたい人なんて、実は昔から大勢いたと思います。

ボクも若い頃は会社で徹夜なんて月に2~3回はありましたし、もっと楽に生きたいなぁと常に感じていましたが、「それは自分に未だ能力が足りないからだ」と普通に思っていました。

今は世界基準との比較において、そういう日本人的な働き方は職場環境がブラックだからだという風潮があって「あーこんな生活無理しないで辞めてもいいんだ」という自己肯定感が強くなってきたのではないでしょうか?

加えて昨今低コストのアメリカの投資信託商品が出てきて、所謂「4%ルール」、即ち生活費の25倍の資産を積み上げられれば後は毎年4%のリターンで元本を減らさず生活出来るという(あくまで理論上の話ですが)研究結果がアメリカで発表されたのも、FIREブームの追い風となったと思います。日本人はアメリカに弱いからね(笑)。

似たようなスキームとして昭和の時代は、フィリピンやタイといった ”安い国” で現地口座を開いて “日本より遥かに高い預金金利” で現地で生活をするといった強者もいましたが、実際日本を離れて(円経済を離れて)生活の基盤を他国に移す人達は少数派だったと思います。

今は逆にアジア他国と比しても日本がその”安い国” になっているので、小銭のリターンでも実際日本で生活出来てしまうという何ともシニカルな状況にもなっています。

また、完全FIRE出来る資金が確保出来なくても嫌な仕事は止めて、後は足りない生活費はストレスの少ないバイトで補完するという手もあります。

まぁ別に好きにすれば良いと思います。

年代によって

20~30歳代だったら

もし、ボクが20代の時にこのFIREブームとプラットフォームが存在していたら、興味深々だったかもしれません。

以前多分ブログで書いていると思いますが、1年のうち6か月を日本のどこかで住み込みで肉体労働をしてお金と自己肯定感を貯えて、残りの6ヶ月を”安い”南の国で沈没するといった人生に憧れていた時代もありました。当時は日本が(円が)強い国だったからですね。

それが日本に居ながら仕事を辞めても生活出来る術があると知ったら、海外生活を諦めても日本で沈没することを検討していたかもしれません。

あくまで独身だったらという話だけど・・・

今この歳になって考えてみると

「石の上にも3年」とは良く言ったもので、最初はやはりある程度頑張って一つの仕事をしてみて自分との相性を確認してみるといいかなと思います。その上で合わなければ転職もOKだし貯金してFIREするのもOKだと思います。

但し仕事を辞めること自体は否定しませんが、辞めるまで、即ち十分な貯金が出来るまでの生き方には「何だかな~」という気持ちがあります。

「一刻も早く仕事を辞めたい=早く十分な貯金(資産)を貯めたい」となると、勢い極端な節約生活に走ることになりますね。

例えば30代でFIREして年間200万円で生活しようと思うと、その25倍の5000万円の資産を確保する必要があり、投資用タネ銭を作るにしても相当な節約が必要ですよね。

特に何でもリスクをとってチャレンジ出来る若い時代にひたすらお金を貯める目的で、「経験をしない、人的ネットワークを拡げない、自己投資をしない」といった時間を過ごすのはちょっと勿体ないかなぁと感じます。

また首尾よく若くしてFIRE出来たとしても、限定的な人的資本や経済的制約(4%ルール)から、それまでの生活からあまり変化の無い状態であと何十年も生きていくのはボクとしてはちょっと辛いかなぁ~と思ってしまいます。

FIRE民に独身の方が多い印象があるのもこのようなことに起因しているのかも。

いや、独身が悪いと言う訳では無いですよ。でも人的、経済的な制約が理由で独身以外の選択肢が無いとすれば、それはかなり人生の満足度を下げるのではと思わざるを得ません。

今や全男性の四分の一が独身男性であるという驚愕のデータがある一方、独身男性が既婚者と比べて15歳近く平均寿命が短いというデータもあります。

自分が好きで独身を選択する理由がある人は別ですが、消去法で一生を独身で終える人たちはそもそもそんなに長い人生を求めていないのかもしれません。

飲酒備忘録(笑)

これは何処の料亭食かと言えば、奥さんの1日人間ドックの昼ご飯です。

鰻、鮭ハラス、西京焼き、牛しぐれ煮、ホタルイカからし酢味噌和え・・御飯が何杯でも食べられそうです(笑)。

奥さんの前職では毎年従業員の健康診断に高額補助が出ており、会社を辞めても何故かその後2年間は継続補助されるとのこと。

昔は親から「一生懸命勉強して、いい会社に入るんだよ。」と言われていた家庭も多いと思いますが、それは正しかったのですね。あの時代は・・

 

親の言うことを聞き流していた麻太郎には当然そんな素晴らしい会社インセンティブは無く、昨日は自費でお願いした血液検査の結果をかかりつけ医に聞きに行きました。

 

血圧の薬だけは毎日飲んでいますが、その他はオールグリーン。緑一色じゃないよ(笑)

毎回心配している肝機能数値(AST/GLT/Γ-GTP)もいつも通り全て超優良。

この歳になるともう急に肝硬変などなったりはしないから定期的に数値を確認していれば大丈夫との有難い先生コメント。

但し人間は一生にアルコールを摂取出来る量は決まっていて、長生きしてかつ末永くお酒を嗜みたいという欲張りな人は、1日の酒量は減らしていった方が良いとも!

以前喫煙していた頃、最初の1~2本は美味しいんだけど、惰性でさらに1~2本ってのをやってたけど、お酒も同じことは言えまいか??

満足度が低減していくだらだら飲みは、頑張って改めた方がいいかもしれません。

何しろ100歳までは楽しく生きたいですから。

 

先週ボーロと行った駒沢公園内のテラスレストランに早速週末に奥さんを連れて再訪。

 

夫婦円満が長生きの一番の秘訣かも。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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