どこかにマイルNO4~関門海峡(エトランゼ編)

今回もまだ足を踏み入れたことのない県をトライした”どこかにマイル”。

結果は福岡。

福岡は公私にわたり何度か訪れていますが、今回は福岡から少し足を延ばして山口へ。季節柄河豚を食べに下関に1泊、そこから関門海峡を戻って対岸の門司港でエトランゼ気分を楽しんできました。

上空の気流により通常より約4000メートルも低空飛行だった往路。ボーロとお散歩に行く江ノ島もくっきり。

冬の空旅の特権。この時期はA席指定で高い確率で富士山が見えます。

関門海峡。本州側と九州側の左端に関門橋が。

出張で何度も訪れている福岡。こんな大都会だったと今更ながら気付く。

Retrospective@下関

下関には”夢海峡タワー”という全国的知名度が極めて低い(と思われる)全長150メートルほどのタワーがあります。泊まったホテルから目と鼻の先だったので、500円払って何の期待も持たずに登ってみました。

思いもかけずに360度パノラマの絶景に絶句。

国際フェリーターミナルに停泊中の客船。釜山行きか青島行きか?船で国境を越えたことはあったかな?定年退職後の豪華客船クルーズとか興味ないけど船旅って旅情を掻き立てる何かがありそう。

 

九州側に見えるのは八幡製鉄所だろうか?日没と白煙のコントラストが美しい。

 

関門橋。翌日は九州側に移動しました。

 

関門橋、夜の表情。観覧車の美しさが何か痛々しい。海峡も何故か旅情を掻き立てます。

 

河豚屋の帰りに見つけたモスク風建造物。そう言えばイスタンブールも海峡があるからこその魅力的な旅先でした。

 

本当にもうけものの夢海峡タワーでした!外から見てもこの雄姿。足元の階段で横になって21時半の消灯まで見届けました。

 

Retrospective@門司港

門司は、明治22年に特別輸出港に指定されたことで、アジアとの貿易の玄関口やヨーロッパの寄港地として栄え、多くの銀行や商社、船会社が支店を構えるようになりました。

総合商社に勤務していたボクの祖父は、もう90年程前にバンコクやニューヨークの海外駐在を経験していますが、実はその前に当時支店があったこの門司に赴任していたことがありました。2年前に亡くなった95歳の父が生まれる前と母に聞いていましたので、もう約100年も前のことです。

日本国内では当時はかなり世界に開かれた土地だったのでしょう。

神戸、横浜と並び日本三大港のひとつに数えられるようになると街がより一層発展し、昭和63年には門司港駅が国の重要文化財に。そして、平成7年に門司港レトロとしてオープンし、福岡県が誇る人気観光地となりました。

門司港レトロ地区

 

 

 

姉妹都市の大連友好祈念館。門司港には「恋人の聖地」的な、っぽい場所が多いがここもそう。あっ花嫁さん!

 

旧門司三井倶楽部

 

門司港駅

絵になる駅。駅前は欧州では良く見かけるような大広場。時間にもよるのだろうが、人っ子一人いない。

 

映画のワンシーンのような駅構内。(鳥取駅とは違い)ちゃんと自動改札にはなっていましたが。

 

トイレとは別に洗面所がある駅は珍しいのでは?水回りはなんと大理石仕様。手前の水汲み場は美味しい飲料水として使用されている。

 

昼の門司駅も絵になる。相変わらず人通りは少ない(笑)

所謂みどりの窓口もこんな感じ。

 

レトロカフェ

旧門司税関

 

この建物に入っているフルーツ専門店。

 

東京ではまず食べないようなものを試してみることも旅の楽しみのひとつ。デコレーションにも手間暇かけており、食べるのが勿体ないほど。

 

カフェのショーケースにあらず。税関2階に展示されているワシントン条約禁止項目。

 

旧大阪商船。今の商船三井の建物。

 

この建物に入っているフレンチカフェ

 

ポップな色合いのトイレは男女共有という意味か?

 

その割にはトイレ待合場所などの寛ぎスペースも(笑) とても素敵な空間です。

 

サバのサンドウィッチ。レモンと玉ねぎで臭みを消していておいしい。ドレッシングのカップかと思ったら一口オニオンスープでおしゃれ。サバサンドはもともとは、イスタンブールのガラタ橋付近の屋台の名物料理(だと思う)。海峡といえばサバサンドなのだろうか?

門司港ホテル

実は今回の旅で一番楽しみにしていたのはこのホテルの滞在。

欧州でもアジアでもよく見るタイプのホテルですが、日本では意外とチョイスが少なそうです。

クーバのハバナ、ドミニカのサントドミンゴ、チリのバルパライソ、マレーシアのマラッカ、モザンビークのマプトー・・

そうか、日本ではコロニアルホテルという歴史が無いのですね。門司は植民地とは違いますが、世界から開国を迫られた経緯で発展した地域なので、このようなテイストになっているのかと勝手に納得する。

レセプションへのアプローチ

 

ボクが泊まったスタンダードツイン。海峡ビューよりこちらの眺めの部屋の方が安いんだけど、ボクは断然こっちの方が好き。

 

窓からみるレトロ地区

 

ビビッドカラーだけど目が疲れない机。鏡の配置も完璧。滞在中は小物一つ置きませんでした。

 

窓際の備え付けのテーブルも。あっコンビニで買った缶ビール!

 

夜は部屋の明かりを消してビールを飲みます

 

 

レストランにて

 

ホテル正面。ブエノスアイレスのような街並み。

 

地・海・空 3層のグラデーション

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

タイトルとURLをコピーしました