山(を)登る

天気の良い平日、初めてアクアラインをドライブしました。川崎まで一般道で行ってそこから千葉の木更津まで横断します。

思い立って千葉まで

千葉までドライブなんて成田空港以外では10数年振りです。

海ほたる

今更ですが、何しろ生まれて初めてのアクアラインだったので、海ほたるPAも360度抜けている海景に感激しました。

片道3千円ですが、社会実験と称してETCは8百円。初めて知りました。結局税金からの補填ですからこれからも積極的に利用しないと。

タンカー向こうにビル群が。東京タワーはどこ?夜に来れば分かるのかな?

トワイライトの帰り道。富士山も絵になる。

海ほたるに入っているレストランは意外にも(失礼!)どこも美味しそう。カキフライと海鮮の炒め物を定食にして3千円くらい。奥さんも大満足のクオリティでした。

木更津アウトレット

奥さん大好きアウトレット。いつもは軽井沢。たま~に御殿場と佐野。木更津は初めてでしたが、店揃えは御殿場あたりと遜色無し。自宅から1時間のアウトレットは、今後も利用価値大きそうです。今度はここを拠点に昔奥さんと良く行ったマザー牧場とか富津岬とか行ってみようかなぁ。

今回の買い物の主役は珍しくボク。

友達から「トレッキングブーツとパンツは買った方がいいよ。」と言われていました。

 

30年振りくらいの山登り

友達から声を掛けられた時は「ハイキングに行こうよ」でした。

ボクの理解では登山は未経験。ザイルとかロープを持って文字通り山を登っていく感じ。

トレッキングだと尾根を歩きながら山の中腹からの景色や、そこにある集落の生活を風景を楽しむ、まさに30年くらい前に2泊3日で行ったネパールの山旅のイメージ。あの時はシェルパも雇わず地球の歩き方片手に奥さんと30円の山小屋に泊まりながらの旅でした。

ハイキングというと、ボクのイメージは小瀬の湿原を整備された木の道を歩きながら高原植物を観察するようなものでした。

前職の二人のドイツ人と中国人、そしてボクの先輩の日本人との男四人グループ。ラインで連絡を取り合っているうちに、どうやらボクの思っているハイキングとは違うのが分かってきました。

それでもボクの為に超初級者用の丹沢の大山というところを選んでくれた様なので、何となく安心して前の晩には日本語学校仲間五人と痛飲していました(履き慣らせとアドバイスされたのでトレッキングブーツを履いて渋谷まで出動しました笑笑)。

You are man!

前日の深酒で浅い眠りから覚めたのが朝の5時過ぎ、6時半の電車から2回乗り継いで伊勢原駅に予定通り8時に集合。電車を乗り換える毎にいかにも登山仕様の老若男女の乗車密度が増えていく。電車の中でふくらはぎのストレッチをしている女性もいるし。

ちゃんと靴とパンツだけでも買っておいて良かった~

 

大山登山には二つの重要な選択があります。

大山は標高1,292メートルですが、実際に山頂まで登るのは900メートルくらいです。その最初の3分の1くらいが急な登りで、そこをケーブルカーで上がることが出来ます。

ボク達四人はケーブルカー駅に並ぶ長ーい列を横目に見ながら悠然と登山口へ。

二つ目の選択は登山ルートです。男坂は30分、女坂は40分かかる。ってことは男坂の方が傾斜がキツイということですが、中国人が笑顔で煽ってきます。

「望むところだ!」

最初はこんな感じが延々と。

そのうちに階段の段差が・・

ケーブルカーの終点駅の神社に着いた時は今日はもう終わった感じ。

この易しい階段は残りの600メートルを上るモチベーションになるか?

天気が良かったので富士山もくっきり。でも「疲れを忘れる美しさです!」とか「頑張って登ってきた甲斐がありました!」なんて気持ちはさらさらない。

「あー頂上までまだ三分の一残ってるかぁ~」

 

やっと着きました。

下り。トレッキングってこんな感じかと思ってました(笑)

紅葉の写真を撮る余裕もあり(ここまでは)

行きの倍くらいのスピードで下っていきます。でも徐々に右ひざが辛くなってきて、逆足の左足から階段を降りられなくなっていき、この階段でギブアップ。

想定外の下りの途中駅よりケーブルカーのお世話になることに・・

これがあるから次も?

電車で一駅先の鶴巻温泉へ。

市営の銭湯でさっぱりと汗を流し、名誉の(?)負傷を癒した後で併設のレストランで4人で宴会。個人個人呑みたいもの食べたいものを自販機で食券を買って店員さんにオーダーする。メガハイボールのアテにカキフライそして仕上げはハンバーグとエビフライの定食。

日中に消費したカロリーを速攻で取り戻す(笑)

 

ここで既に錆びついた日本語講師での学習。

山に登る→山(の頂上)を目指して登る。

山を登る→山も登る(し温泉も入るし宴会もする)。

 

「また行きましょう!」「そうねまた連絡くださいね~(あー疲れた)」

でも本当に行くかも・・山登り+αは楽しいし気持ちいい。

気付き

現役の二人。宴会ではボクと、そして山歩き中は2人でずーっと話をしている(山の中のボクは息をしていることで精一杯だった)。

彼等は昨年2月からずーっと在宅勤務。ボクは現役の人と話すのはフレッシュだけど彼等同士も実は雑談は久しぶりなんだと思いました。特に日本に会社以外で知り合いが少ないかもしれない外国の人達にとっては、貴重なコミュニケーションの機会なのかも・・

あとボクの先輩の日本人。雇用延長を選択し、昨年ボクと同じくらいに退職。つまりボクより5歳年上だけど銭湯で見た彼の身体には無駄なお肉が付いていません。

定年を機に伊勢原から30分の所に引っ越し、その日の天気が良ければぱっと大山に登りに行く。週3回ジムで身体をいじめてそれ以外の日は家で一日中本を読んでいるそう。車で出かける事もめったになく、1年間で給油するのは2回位だと言います。

基本的にアクティブに体を動かすのは一人で、家では静かに奥さんとお過ごしになったこの2年弱。これも奥さんの理解があるからでしょう。

今後は平日に空いている大山で彼に山登りレッスンを受けようかなぁ・・

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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