シニア就職セミナー

神楽坂で評判のとんかつやさんに行こうと、混んでる時間をずらしたつもりが何と売り切れ後免でした。あらら。ぶらぶら店を探す時間も無くて、こってりスープで有名なラーメンチェーン店に初トライ。

う~ん・・こってりスープは粉っぽくて喉に痛いレベルだし、ダブルに増量したチャーシューの薄さも豊かな気持ちになれませんでした。

人気店だし、実際14時前でもお客さんも多かった。従業員の方々の接客もばっちりで、これは完全に好みの問題です。ただ、カロリーとか塩分の問題で、一か月一回未満に抑えている大好きなラーメン食だったので、外れのダメージは小さくありません。

気を取り直して東京しごとセンターへ。

 

一億総活躍の未来絵

東京しごとセンターには昨年の退職以来本当にお世話になっています。

やりたい仕事適性診断に始まり、面接、履歴書、そして今日は職歴書の書き方セミナーに参加させて頂きました(ハロワがコロナを理由に何のセミナーも開催してくれないこの状況下でね)。

 

しごとセンターの正面玄関。堂々とした面構え。

 

ここの優れているところは、各世代毎のセミナーや相談窓口があり、ボクはシニア組のセミナー。

60歳でシニア扱いはなんだかなぁと世間知らずな感想を持っていたら、このコースは55歳からの世代対象でした!

今日の受講者は15名。講師の教え方も上手く、「あーなるほどそうだよね。」という気付きがいくつもあります。

現職中は他人の履歴書は山ほど斜め読みしましたし、面接も入社希望者だけでなく、昇進候補者等の機会が多かったので、講師の言われていることは十分理解出来るのですが、「面接受ける側はこんなに準備が大変だったんだー」といささかうんざり気分です。

ボクの場合は就職面談の前に日本語教師学校の面談があるのでまだまだ先が長いです。

1時間の講座の参加者

講座開始の30分くらい前に教室に着いたら、休憩時間に前の講座の受講生が、履歴書への資格の記載の仕方について講師に熱心に質問していました。

ボクと同年代の男性でしょうか。マンション管理人への応募が、その人が持っている複数の資格とマッチしていないけど、履歴書に書いた方が良いかという話のようでした。彼としては本来違う職種を望んでいたものの、今のコロナ禍で背に腹は代えられないということでしょうか。

さて、ボクと同じ講座を受講する方々が徐々に教室に入ってきました。

ボクより若いかなぁと思った人でも55歳以上ということです。その他、足がちょっと不自由な初老の男性ですとか、どう見ても70歳後半以上と思われる高齢の女性が入室してきます。この女性は最初の20分で眠りにつきました。そりゃあ1時間の講義は厳しいですよね。下手すればボクの母親の姉妹くらいの年齢です。

これからの日本高齢者の立ち位置

2025年には正式に65歳定年となることが決まっています。そして企業に対しては70歳までの雇用にかかる努力目標も求められています。これはもう近い将来最低でも70歳まで年金支給開始時期は後ろ倒しになるという政府の明確なメッセージです。

70歳と言えば現在の男性健康寿命とほぼほぼ同じ年代です。要は「身体が自由に動くうちは日本国民皆働いてね」ということです。

しかも70歳前後の男性の健康寿命というのはあくまで平均値ですから、当然それより若い人でも体の不具合でとても働けない方々も多いわけです。

こういう人たちは生活保護のくくりとなるのでしょうか?

一方で働けて感謝している人たちも、将来ずっと労働を続けて最後は介護認定を受けてやっと仕事から解放されるのでしょうか?

自分がもう働いてもいないのに、自分の親と同じくらいの歳の高齢の人々が、道路工事現場で旗を振られている光景とか見ると、本当に日本は貧しい国になったなぁと思わざるを得ません。

今後はロボットと外国人労働者との競争も避けられないので、どんな仕事が残るのでしょうか・・

 

ボクは奥さんとWインカム状態が定年まで続いたこと、長期デフレの日本でも運よく給料がリニアに上昇してくれたこと、それと同じペースでは生活レベルを上げなかったことから、60歳で夫婦で仕事を辞めても95歳までは思い描いた生活を繋ぐことが出来る予定です。机上の計算の話ですが。

長年そんなに強固な意志を持ってこのような結果になっている訳ではありません。旅行も人一倍、いや三倍くらいは行っているし、今では無駄遣いの代名詞と言われている新築の家を建てたり、散歩が趣味なのに自動車とかも保有しています。

今日こうしてシニア就職講座で回りにいらっしゃる「いくつになっても働かなければならないかもしれない人々」との差は、一体どこでついたのだろうとぼんやり考えていました。

 

ボクにももうすぐ転換期が来るかな?

1時間の講義を終えて、受講証明のスタンプを押してもらい、その足で同じ建物に併設されている飯田橋のハローワークでささっと職業相談をして、2月の2回の求職活動のノルマは達成しました。

昨日予期せぬ失業保険60日間給付延長のお知らせを貰い、3月2日にまた当該受給認定の為にハロワに行きます。今日の就職活動のエビデンスを持って・・

3月は指定の日本語教師育成学校が就職訓練制度用プログラム再開を申請、これを文部科学省に承諾されれば、そこで面接と筆記試験があり、それに合格して初めて4月より晴れて日本語教師420時間プログラムに参加出来るという流れです。

今後のコロナの影響も分かりませんし、この歳でそもそも試験に受かるかどうかも分かりません。

でももし4月から半年間、毎日終日学校に通うことになればボクの今の定年生活もガラッと変わることになります。

それはそれでとても楽しみ。

経済的な制約条件無しに自分が望む選択肢があるというのは幸せなことと今日はつくづく感じました。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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