軽井沢から戻り、身内で集まってお正月を祝いました。
今年も気分良く新年をスタートしました。
思い返してみても・・
定年退職して2回目のカレンダーイヤーが過ぎた。
初年度は日本語講師養成学校に通って生活にメリハリがあったが、昨年は特別なイベントも無くそれはそれは落ち着いた1年間だった。
ブログで振り返れば毎月毎週何かやっているのだけど、日々に落とし込むとルーティーンとして毎日3回の子犬の散歩と、近くに住む母の見回りくらい。
天気が良ければ子犬と一緒に駒沢公園のお気に入りテラスレストランに行ったり、湘南までドライブして海辺を散歩したり・・こうなるともう犬の散歩はオブリゲーションですらない。
何となく現役中ぼんやりと思い描いていた当たり前の定年後の日常。
流行り病
敢えてイベントと言えば、奥さん共々コロナに罹患したことくらいか・・
退職後はずーっと最小限度の制約の中で日々を過ごして来たけど、コロナが(僕たちにとって)単なる風邪だったことを確認して、今までいろんな楽しみを我慢してこなくて良かったんだと安堵した。
都度ワクチンを接種してその上で罹患も経験したので、今後再度罹患しても症状は軽いだろうと思っている。最近は母との散歩を含め外を歩くだけならマスクもしない。人込みではエチケットとして装着しているが・・
政府には変異株を持ち込むかもしれない中国人の入国管理だけはしっかりやってほしい。
一人遊び
近所の黒湯温泉巡り、一人カラオケ、鎌倉・湘南ハイキング、そして “どこかにマイル旅”。
仕事を離れてから気の合う仲間との飲み会はせいぜい月1回くらい。一人で遊ぶ楽しみをこれからも広げていければ、「仕事辞めて一体何をやりたかったんだろう?」みたいな迷路に入り込まなくて済む。
動画を見る時だけは少し気を付けている。
学びの動画を別とすれば、どうしても受け身のエンタメになってしまうからだ。それじゃテレビと同じだ。
外出中の移動時間や、バスタイム、そして家で自重運動している時等のながら作業として自己肯定感を持って楽しむ。
旅の楽しみとこの不公平感
昨年は宿泊旅行が73日間あった。丁度5日に1日の割合だ。
退職後の旅で何より良かったのは、旅行の終わり(=そして出社)でブルーになる必要が無いことだ。
ドイツ人の友は、1か月の長期休暇を取っても楽しめるのは最初の2週間だけ、残りの2週間は既にブルー状態だと言う(笑)。
旅行中フルで満喫出来るも退職者ならではの特権だ。
全部が国内旅行だったけど初めて訪問した土地も多数でとても楽しかった。日本はどこでも食べ物が美味しいし、治安にかかる緊張も無い。
コロナが収束しても、当面旅行は海外より国内が中心になるだろう。ボーロもいるし・・
昨年10月半ばにスタートした全国旅行支援。
ボクは14泊、奥さんも13泊利用した。国の大盤振る舞いで麻太郎家として20万円ほどの節約が出来た。特にこれが理由で旅行頻度を上げた訳でもないので、単純に国からお小遣いを貰った感覚で嬉しい。
現役で働いていらっしゃる方々はそんなに休暇も取れないだろうし、週末旅行の国のインセンティブも少ないからちょっと気の毒。このインセンティブ原資も国税(法人税・所得税)だから尚更のこと。
仕事を辞めてみて、改めてこの世の中の不公平な事象を知ることになる。
現役の人達はこんなことを感じる暇もなく一生懸命働いているのだろう。
お金に関すること
アーリーリタイアする人や雇用延長を選ぶ人、夫々の人の経済的状況がその判断基準になることが多いだろう。
ボクもFP(ファイナンシャルプランナー)に相談はしてみたものの、結局いくらあれば安心して仕事を辞めることが出来るか確信が持てないまま、60歳定年を選択した。
でも今はもう大丈夫。退職後のベースの生活コストが大体わかったからだ。
勿論ボクも家族ももっともっと幸せになれると思う。
でもその為にとてつもなく大きな出費が発生するとは思えない。
大きなお金で経験を買うとしても、軽井沢近辺に質素な小屋を建てるとか夫婦でビジネスクラスで世界一周旅行に出かけるとか(奥さんが望めばの話だけど)、せいぜいそのレベルのコストしか想像がつかない。
お金の心配が不要だと心の安定がもたらされるのは確かだろう。
これからも健康に留意して自己満足の為だけに生きていけばいい。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!