日本語講師養成学校での最近の昼休み散歩コース。
前記事で書いた都電荒川線、通称東京さくらトラム。学校の最寄り駅である向原から隣駅の大塚までの線路沿い700メートルにわたり咲き誇るバラの道。
豊島区役所と地元の人々の努力に頭が下がります。
バラの手入れは繊細で大変だという話を海外駐在時代に仲の良かったドイツ人同僚から聞きました。ボクと同世代、当時まだ50歳前でしたが、既に南アフリカのケープタウンに広大な土地を買っていて、アーリーリタイアしてそこでワイナリーとバラ園を少しづつ増やしていきたいと。ビジネスではなくあくまで自分の趣味として・・
「あと残りの数十年の人生、育てたワインとバラの香りを楽しみながら過ごすんだよ。」
ボクが帰任の際ポジションを彼に引き継いだのですが、実際彼は3年後会社を去って家族と南アに移住したと聞きました。
粛々と仕事をこなし、計画通りのアーリーリタイア。
通行人がいないことを確認してマスクを外し、バラの匂いを嗅いでみた。
大塚はJR山の手線も通っている大きな駅。駅前広場でバラに囲まれてお弁当を食べている人、コロナ禍でも人生の満足度下げていないかも。
昭和初期の佇まいのレストラン。コーヒーハブレストランって何だろう？入口まで行ったらこの看板。コーヒーパブね。
この学校に通わなければ一生来なかったかもしれない街。おいしそうなランチ居酒屋多数発見。いつか午後の授業爆睡覚悟で昼休みに飛び込んでみるか！
頑張ったことスピーチ
池袋の学校では、授業前に朝一番で朝礼があり、毎日学習者持ち回りで１分スピーチがあります。今週のトピックは「私が一番頑張ったこと」
いやだなぁ・・
海外ネタが多いんですが、皆さんどうして海外だとそんなにいきいきと頑張れるのだろうか？
眩しすぎる！
ジョルダンさんの頑張ったこと
お母さんがフランス人の男前のジョルダンさん。でもお母さんが日本語ペラペラだったので彼はフランス語が話せず、大学時代に1年間フランスに語学留学へ。ホームステイ代を工面出来なかったので、その家で赤ん坊二人のベビーシッターを申し入れ、動画やブログでノウハウを学び、おむつ替えからトイレ教育迄出来るようになったって。
ビヤイさんの頑張ったこと
女性の中では（多分）一番若いビヤイさん、海外でのダイビングインストラクター歴10年、その中でもフィリピンのダイブショップの店長を任されて、お店を広く知って貰おうと、3年間毎日ひたすら英語でダイビングのブログを更新したそう。偉い！
トミーさんの頑張ったこと
学生時代、イギリスに1年間留学していたトミーさん、内気な上に英語が全く通じず、日本語が恋しくて和食レストランでお手伝いをすることに。でもお客さんはほぼ全員地元の人。
始めは裏方で料理の盛り付けとかやっていたのだが、次第にホールを任されることになり、ビールとサッカーが好きな彼女は多くのお客さんを店の常連にすることに。英語も上達したけど何より性格が思いっきりポジティブになって人生変わったと。
アン ミンヒさんの頑張ったこと
学生時代に1年間韓国に語学留学していたアンさん。
ルームシェアしていた現地韓国人とそりが合わず大変なストレスに。
あれもこれもやって貰いたいことも、韓国語で表現出来ず、喧嘩すら出来ない。その経験をトリガーに韓国語の勉強に励むことが出来ました。もっともそのそりの合わない同居人には、大家さんに頼んでいち早くマンションを退去してしてもらったそうですが(笑)
エフェンディはと言うと・・（因みにボクのことです）。
みんなボクにはアフリカ駐在時代とかの面白い話を期待していたようなんだけど、ボクはスピーチは冒頭で「実は皆さんの前で朗らかに話せるような頑張りエピソードはないんです。」(笑)
それではまた、Shanti Shanti! 素晴らしい1日を！
