眠りでサラリーマン時代を振り返る

一昨日の全米女子オープンは朝の4時までテレビで渋野選手を応援していましたが、17番ホールでバーディを取れず逆転優勝が消えたところで、そそくさとベッドに向かいました。

最終ホールで10メートルを沈めてバーディを取った絵をニュースで見て、彼女の笑顔は本当にいいなと思ったのと同時に、最後までちゃんとテレビで応援出来たら良かったなと少し残念に思いました。

睡眠時間の変化(現役時代)

前日は朝の5時に起きてテレビで最終日の実況を見る予定でしたが、結局天候不順により順延となり、3日目のレビューを8時まで見てその後は二度寝をすることもなくその日の夜中から再びテレビ観戦となった訳です。

早朝4時過ぎに寝てから、朝奥さんが動き出す7時半には目覚まし時計無しで目が覚め、いつもと同じ1日が始まりました。

ところが、それから1日たち、今朝目が覚めたのは9時過ぎ。

筋肉痛と同じで、加齢とともに眠気にもタイムラグがあるのでしょうか?

40代まで

記憶は確かでないのですが、40代中盤までは普通に毎朝起きるのが苦痛でした。少しでも長い時間寝ていたいと。

「サザエさん症候群」という言葉を聞いて久しいですが、多くのサラリーマンは、日曜日の夕方から「明日からまたいつもの1週間が始まる」という、なんとも言えない億劫で憂鬱な時間を過ごされていると思います。

そこで、所謂デキるサラリーマンはその日曜日の夕方にささーっと翌月曜日(の特に午前中)の予定の確認と要すればその準備をして、気分を落ち着けて(頭を空っぽにして)風呂にでも入ってさっさと寝るなり、家族と週末最後の団欒を楽しんだりするのでしょう。

でもそういうデキたサラリーマンはそのヒエラルキーに拘わらず少数派だと思います。

勿論、くだらないことにはくよくよしない恵まれた性格の方はそんな悩みとは無縁かもしれませんが。素直にそのような人はとてもうらやましいですね。

ボクの場合は、日曜日に限らず金・土曜日以外の毎晩が結構こんな感じでした。睡眠時間の長さというより、睡眠が浅かったのかもしれません。とにかく朝起きるのがつらかった。

 

40代後半は駐在先のマレーシアでは販売会社の営業責任者となっていたので、精神的に相当ハードでした。

日曜日というより毎月月末の1週間くらいはその月の売り上げ目標と現実の大きなギャップをどうやって埋めるかということを、文字通り「寝ても覚めても」考えていましたので、眠りが浅いというか睡眠を取っている認識すら持てず、若干鬱の状態になっていたと思います。

家族を日本に置いての駐在生活でしたので、なかなか公私の切り替えも出来ない日常だったかもしれません。

ホテルのサービスアパートメントに住んでいたので、家事は不要、毎日朝食も用意されていて、車の送迎もあったので、肉体的には日本での実生活よりぜんぜん楽なはずでしたが、そうなるともう頭から仕事のことを追い出すことが出来ない。

特にビジネス立ち上げの最初の1~2年の毎月最終週は本当にきつかったです。

現役最後の10年間

日本に帰ってきて次の駐在に出る55歳頃までは、仕事の責任の重さは引き続き過大ではありましたが、新しい家に家族と一緒に暮らす生活となり精神的に安定していました。

実は仕事も大変面白いと感じていた時代でした。曜日により仕事時間にはメリハリをつけていました。

家に帰るのは19時くらいのこともありましたし、翌日1時過ぎのこともありましたが、就寝の時間は何時であれ、毎朝6時には目覚まし時計無しで起きることが出来ました。勿論会社で眠くなることもありません。平均で4~5時間の睡眠だったと思います。

かかりつけ医や健康診断の問診でも相談しましたが、眠くならないなら短眠でも問題無いと言われました。とにかく週末を含め毎朝決まった時間に起きることが大切だとも言われましたのでそのペースを守りました。土日は、共稼ぎの奥さんを起こさないように早朝はベッドの中でタブレットをいじっていました。

また、この時期は体調管理にも気を付け、特に体重はBMI22を超えないように1日1食を基本として内臓を十分休めていたので、結果的に短眠生活を継続しても問題なかったものと思います。

 

57歳までの2年間は、またシンガポールでの単身駐在となりましたが、毎朝6時に起きるという習慣は守りました。毎朝起床後はサービスアパートメントのジムで30分程過ごすという良い習慣もつきましたが、仕事はここでも営業責任者として精神的に不安定な日々を過ごしました。全く進歩のない人間です(笑)

ここでは短眠ではもたなかったので、毎晩24時には就寝するように心掛けました。

本当は小食がストレスに強いということを学んでいたのですが、単身であったこともあり、体調管理を怠り体重も4キロくらい増やした時期でもあったので、やはり6時間は睡眠をとるべきと考えたのです。

 

60歳で退職するまでの最後の3年間は、会社での責任範囲をかなり縮小して貰いました。所謂役職定年のようなものです。

国内営業企画という新しい仕事と新しい仲間との仕事で、手足は結構動かしていましたが、再び家族と一緒の日本での生活、1日1食のパターンに戻り、短眠生活に戻ることが出来ました。

 

今の状況は(退職後)

言うまでも無く、仕事を離れているので明日を憂鬱に思う日々は過ごしていません。この半年近く、もう仕事の夢を見る事もほとんどないことを自分自身少し驚いています。

その中で、ボクの睡眠状況はどうなっているのか?

先ず、毎朝起きるのが7時半くらいになりました。動画を見たりブログを書いたりして寝る時間はまちまちですが、睡眠時間は4時間半~6時間といったところでしょうか。

 

  • 時間はたっぷりあるので、特に短眠にこだわる必要がない。
  • 精神的なプレッシャーが低減したので、浅い眠りとは無縁である。
  • 生活環境の変化により、必ずしもいつも1日1食は守られていない。

そして奥さんが未だ働いているので、退職後のボクもそれなりの時間に毎日起きる生活のリズムが保たれています。

会社では「寝ている時が一番幸せ」という仲間は意外に多く、こういう人たちは経済的だし、定年後は天国だなぁと羨ましく思っていましたが、ボクの場合は時間がたっぷりあっても、別に短眠で済むものなら、その方がいいかなぁ。

一番優先すべきは毎朝目覚めた時、気分が穏やかであること。これが出来ている限りそんなに悪い人生ではない気がします

奥さんからラインで送られた夕暮れ。リフレッシュ出来たかな?

 

今日は奥さんが会社を午後休取って友達と湘南でランチ。無職のボクは家でボーロのお守り。

天気も崩れなくて良かったね。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

タイトルとURLをコピーしました