犬という名のホテル

週末2泊3日で奥さんとボーロを連れて軽井沢に行きました。

ボーロの去勢手術を控え、奥さんの強い希望での感傷旅行という恰好です。

天気予報では直前まで雨や雪マークが出ていたこと、Go Toも無いことから、軽井沢はひときわ静かでした。いつもの通り天気予報は外れて良かったけど。

矢ケ崎公園も人気が無く、池の周りはカモさん天国。

いじめっ子現る。

あーあ、やっぱり。

 

犬が主役のホテル

ということで、奥さんが選んできたホテル。

フランス語で”犬”という名のホテルです。旧軽の便利な場所に建っているホテルですが、ボクのどの散歩道からも少しだけ離れていたので、今回初の宿泊利用となりました。

ホテル案内

いかにもフランスのプティホテルの小さな部屋。奥には屋外の小さなドッグランもある。

 

写真左上のチョコボールはボク達用部屋菓子。残りは全て犬様用。犬用の水(軟水)があるなんて知らなくて間違えて飲むところだった(汗)

ライブラリーも犬の本が主流。

お土産物売り場も当然犬グッズが主流(笑)

屋外のドッグラン。

フランス風ホテル、犬、ときて、何故か貸切温泉風呂2か所。ペット同伴不可だが、ボク的にはかなり評価高し!小瀬温泉から引いているが、ちゃんとかけ流し。

 

犬連れ全員集合@レストラン

犬のご飯とボクのメインディッシュ、微妙に似ていないだろうか?

デザート(ボクの)にも犬の足跡が(笑)

食べている間は平和だが・・

一頭が吠え出すと、相手にしない静かなグループと激しく応酬するグループに見事に分かれる。うちの子は勿論後者。

奥さんもボクも初めての経験だったので、この阿鼻叫喚の状況下食事どころではなかったのですが・・

でもどんなに激しく吠え合っていても、飼い主の皆さんは特段自分の犬をあやすことも無く優雅に食事を続けます。多分これが犬ホテルのローカルルールなのでしょうね。

翌朝も、見事に(笑)同じ犬のグループが激しく応酬し合っていましたが、ボク達もこの騒音にやっと慣れてきて、ゆっくり朝食を楽しむことが出来ました。

写真の向かいのダックスフンド(?)の叫び吠えが全ての発端。星マークのタンクトップを着ていて、ボクたちは密かに彼のことをハルクホーガンと名付けました。飼い主の奥さんもマイペースですね!

翌日の朝食もホーガンが仕切っていました!

 

犬写真館

館内のドッグランですが、写真撮影出来るスポットがあり、我が家も利用させて頂きました。

撮影用の小物もあったので、ボーロに帽子を被らせようとしましたが、案の定猛反発、仕方ないので首掛けバッグだけ我慢して着けて貰いました。

 

イヌの気持ち(備忘録)

ボクの幼児期から30歳くらいまでにかけて、麻太郎家では柴犬を4頭続けて飼っていました。

クリ、ロン、エス、ヴィシー・・

昭和の時代でしたので、全頭外で(庭で)で飼っていましたし、食事もボク達の食後の残飯を与えていました。塩分摂取量だけとっても、今では考えられないですね。

当時はまだ大らかな時代だったし、犬に過保護になるほど人生に余裕も無く、他にしなければならないこともたくさんあったのだと思います。

そういうことで、ボーロを家に迎え入れる時に鳥の骨以外に与えてはいけない食べ物が沢山あることを知ってびっくりしました。

今回犬のホテル滞在中に「イヌの気持ち」という本を読んで、十分理解していなかったことや、気にも留めていなかった重要なことを知ることになりましたので、その部分だけ一部備忘録としてここに記しておきます。

1.しっぽで表す気持ち

しっぽを下ろし付け根からゆっくり振る時はうれしい時。逆に上向きに小刻みに振る時は警戒している。

しっぽを後ろ脚の間に巻き込む時は、おびえている(たとえお腹を見せていても)→ボクの前でよく見かける光景だなぁ(汗)注意して観察してみよう。

2.人間の言葉を理解しない

「待て」で学習させたら「お待ち」など違う言葉で混乱させない。また、叱る言葉も「ダメ!」とか「コラ!」とか手短に。

3.お尻をくっつけてきたら、安心している証拠

犬にとってお尻と後ろ脚は急所。飼い主に急所を押し付け安心感を得ようとする(=飼い主を信頼している)。

4.犬が階段の前で動かなくなったら、抱いて上り下りする

特にボーロのようなチワワ+ポメラニアンは遺伝的に骨が弱い。

5.犬に無駄吠え無し

防衛本能、警戒心からくるもの。人間が犬を家畜化した理由のひとつは「家を守ってもらう」。犬はそれを今でも仕事と思っているので、むやみに怒るのではなく、飴を使った訓練が必要。

6.愛犬に無視されたらすねている証拠

なので怒らずに抱きしめてあげること。

7.散歩の時にリードを引っ張る犬は自分をボスと思っている

飼い主が進む方向を決める。

8.目をそらす

飼い主が上位にいることを明確に理解している。

おっぽを振っていれば、嬉しい時。おっぽが動いてなければ困っている時。

好物の「待て」の時に目をそらすのは、嬉しい時。

9.人間の食事中の「おすそ分け」は厳禁

人間が先に食事を済ませてから、食事を与える。

10.犬が必要とする栄養は人間とは、全く異なるもの

炭水化物とビタミンCは不要。タンパク質とカルシウムは大量に必要。

11.犬は暑さが苦手

汗が上手くかけないので、夏の散歩は時間を選ぶ、または家の中でボール遊びをする。気温24度湿度50%が快適環境。逆に寒さはポメはOKだがチワワは弱い。臨機応変に。

12.小型犬ほど長生きする(約15年)

15歳=20+(15-1)x5=人間の90歳

7歳を過ぎると老化が始まり太り始める。認知症予防の為には歳をとるほど一緒に時間を過ごしてあげたい。

 

これからはボーロの一挙手一投足をもっと良く観察して、もう少しちゃんと対応してあげようと思いました。

幸いにもボクには時間がたっぷりありますから。

この話の結末

今日は奥さんが午前中からなんだか一人でザワザワし出して、まさかのボーロ去勢手術をドタキャン!

「まだ時期じゃない」と一言。

えー、軽井沢感傷旅行じゃなかったの~??

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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