旅の濃淡

ボクは初めての飯坂温泉。宮城・山形までもうすぐだ。

 

 

フルーツ県の福島ではこの360度桃パフェが800円。東京なら3倍はするだろう。

奥さん歓喜。

好ましい宿

奥さんとの豪華旅館泊まり歩きプロジェクトも、予算的には折り返し地点。

今回の宿は、今まで泊まって来た北陸の蟹三昧や京都最古の旅館と、日頃2食付きプランで使っている旅館の中間くらいの価格レンジだ。

記念日などに年数回来るのに価格的には我が家の身の丈にあった高級旅館だ。

やはり東京から離れるに従い宿泊代もリーズナブルになるのだろうか?

 

10部屋中一番安価なスタンダードルームだけど、リビングダイニングは十分な広さ。

部屋に温泉露天風呂はついていないけど、高級旅館の大浴場はほぼ貸し切り状態であることは、この半年間で経験上分かっているので問題無し。

露天風呂奥に実装されているサウナもいつも貸し切り状態だ。

夕食・朝食前のウォームアップとして、ここでスクワット180回ずつ自らに課す中年男。

 

湯上りラウンジも必要十分な環境で好ましい。ヨーグルトドリンクで食事前のひと時を過ごす。胃壁に膜を張っておかないと。

和風オーベルジュ

以前奥さんが息子と泊まって、食事のクオリティーNO1と太鼓判を押す旅館。

ボクは来ていない。20年前だから丁度海外駐在の時だ。麻太郎家あるあるのケースだ。

 

 

高級食材がずらりと並ぶお品書き。

地産地消に拘らず、世界中から美味しい食材を取り寄せている。

お造りの本マグロだってボストン沖のもの。美味しいに決まっている。

フォアグラのしんじょうの上にトリュフの塊がのっている、、こんなお椀は勿論初めてだ。

和風出汁なのにふかひれの姿煮ふたつがごろり。

まさかの国産牛と雲丹のマリアージュ。

飲み比べセットには自家製カラスミが(祝)。

 

板長さんは奥さんがお世話になった20年前から変わっていないけど、純和風料理から創作料理へと変化してきたらしい。

日々勉強らしいが、これだけの高級食材を使ってのトライ&エラーだと勉強代も高くつくだろう。何しろ献立は月替わりだ。

そう考えるとここの宿泊代はかなり良心的ではないだろうか。

奥さんも大満足で、早速次回の予約を入れた。

このチャレンジングかつ安心・安定の料理をこれから季節ごとに味わいたい。

口コミからの考察

このように麻太郎家では今まで泊まった旅館の中でもバランス的には5本の指に入る好みの旅館だが、口コミの評価では厳しい指摘も散見される。

「((豪華で美味しい)夕食と比べて朝食が質素でとても残念です」とかは、まぁ個人の感想だからコメントとしてはOKだと思うけど(笑)

「露天風呂には虫とか落ち葉が浮いていて手入れが行き届いてなくてもう2度と泊まりません!」とか小学生みたいなコメントを読むと、なんだかなぁ・・と思ってしまう。

 

厳しい評価をされる人には二つのタイプがあると思う。

ひとつは、かなり頑張って今回高級旅館に泊まってみたグループ。

期待が高すぎて妄想が現実とマッチしなかった場合は、そういうコメントになりがちであろう。

この気持ちはボクも分かる。わざわざ口コミには書き込まないだろうけど・・

 

もうひとつは、逆に高級旅館に泊まり慣れているグループ。

つい、こまごまと比較して気になってしまうのだろう。

これもボクは何となく分かる。だからこそ、妙に高級旅館慣れはしたくないのだ。

折角高いお金を払って泊まる高級旅館だ。たまに伺っていつもフレッシュな気持ちでそのサービスを楽しみたい。

だから今回2泊目は・・

いつもの秘湯を守る会の一軒家旅館に泊まった。

電話で予約すると、女将さんが申し訳なさそうに「麻太郎さん、その日は世間は3連休でお値段が少し上がるのですがよろしいですか?」と。

1泊目の三分の一の料金だ。問題無いですよ。

若い頃は奥さんとネパールのトレッキングで300円のゲストハウスに泊まったこともあるけど、今となればとても楽しい思い出資産だ。あの時奥さんは完全に泣きを入れていたが(笑)・・

こうやって許容範囲を広げることでさまざまな経験を楽しむことが出来ると確信している。

こっちは福島の地産地消。これに温かい山菜の天ぷらと岩魚の塩焼きが出てくる。

もう十分ではないか!

 

 

2階のメインのお風呂はリノベーションされて見違えるようになったが、1階に降りるといつもの変わらぬ風景にホッとする。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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