下車した福島駅で山形新幹線が切り離される。さようなら~
ローカル線に乗り換えて終着駅へ。
電車旅
お袋の世話もあり1泊2日の小さな旅が続いているけど、福島は往復で600キロ弱。
距離的にはちょっと微妙。
今までは一人旅でない限りは車利用の一択だったけど、今回はお昼前の出発なので新幹線にしてみた。
早いし飲めるし寝てても大丈夫。
車窓も楽しめるし渋滞時のストレスも無い。
二人の場合の車利用とのコスト差も、早割を利用すれば1万円くらいだ。
もう数か月でボクもジパング会員の有資格者だ。そうしたらコスト差は更に縮まるから今後の福島旅は新幹線利用が中心となるかもしれない。
加齢とともに旅のスタイルが変化していくのは仕方あるまい。
最近朝はテレ東しか見ないが、ハーフタイムツアーの15分番組が楽しみだ。
バスや電車、飛行機を利用したツアーの紹介で、自由時間も十分確保した上でグルメスポットや個人では行きづらい名所などを押さえてくれる。
コスト的にはボクみたいな個人旅行と同等か何なら少し安いくらいで、時間効率は圧倒的にツアーが優れている。
気ままな寄り道やハプニングなど期待しないで計画通りの旅程を望むのなら、ツアーにお任せの方がストレスの少ない旅を楽しめるのかもしれない。
さらに加齢が進むと、世界一周クルーズとかになるんだろうなぁ。
決してツアーをバカにしている訳では無い。
年とともに旅のスタイルが変化していくのはむしろ自然だし、選択肢があるというのは幸せなことだ。
美食旅
それにしても・・・
東京にいればあらゆる美味しいものを手に入れられるのに、ピンポイントで美食を求めにわざわざ新幹線に乗って福島まで行くボク達は随分贅沢になったものだなぁと感慨深い。
ボクも奥さんも今まで経験してきた中で美食宿NO1認定をしている飯坂温泉の御宿を再訪。
そして今月のメインは・・ボクの写真撮りでは申し訳ないのでHPより(笑)。
これにアミューズ、八寸、箸休めのデザート、2皿目のステーキ(驚)そしてご飯と赤だしが付いて天国の階段を登る。
毎年毎月メニューは変わり、今まで200回以上訪れているリピーターもいるようだ。
普段はあまり意識しない五感を使って食事を楽しむ。
味覚や臭覚、視覚は勿論、聴覚と触覚も意識して職人が作った料理に対峙するのは、一種の創作活動ではないかと思うほどだ。
これに奥さんや仲居さんとの楽しい会話、選んだお酒とのマリアージュ、そして食べ物とその作り手さん達に対する感謝の念をスパイスとして、食事というイベントを心おきなく楽しむ。
今後もこういう贅沢なひと時に出会う為に、歯と内臓の健康予防には十分留意したい。
お金で買えるもの、お金では買えないもの、その両方が必要なものの全てを享受するには何が必要か? 自分の中では分かっているつもりだ。

季節を感じながら次の季節の予約を入れる。流石に後198回は遠いが・・・
さて・・
電車の乗り換えの合間にちょっと街をぶらぶらしてみる。
車旅では意外と時間つぶしの散策とか無いからね。
年季が入った地元商店でこれ(↑)を買い求め、(朝食時に残ったごはんで奥さんが作ってくれた)おにぎりのお供として帰りの新幹線で昼ご飯にする。
これはこれでとても美味しく頂きました。
えっ?高級旅館のリピーターならこんなセコイことしないって?
こんなセコイこと(笑)したからって富裕層にはなれないけど、多くの富裕層はこういうことをセコイとも思わずに楽しんでいるという確信がボクにはあります。
どんな食べ物でも美味しく楽しめる人の幸福度はすこぶる高いですよね。
それにはまず先立つものが無けれは ”どんなものでも” は食べられないですね。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!