今日は母の日。奥さんと息子は鰻が食べたいと言うので丸子橋を渡って川向うのいつもの鰻屋へ。
折角神奈川まで来たのに今は昼も店でのお酒の提供はダメのようです。蔓延防止と緊急事態宣言の違いは何なのでしょうか?
皆さん家呑みにするのか鰻のテイクアウト多数で、ボク達は11時開店とともに店に入ったのですが、11時半には売り切れ御免でのれんが下りてしまいました。早っ!
ボク達もお母さんとお義母さんにうな重とキジ焼きをテイクアウトしました。
毎年お花は奥さんが母へ、ボクがお義母さんへ送ります。その方が双方のお母さんから喜ばれるので。鰻のテイクアウトも同じ(笑)
さて話は変わって、先週末までに最初の10日間の日本人講師養成講座を体験しました。
とても楽しかったですが、それ以上にとても疲れました。間にGWを挟んでいるのに(汗)
先ずは楽しかったこと
新しい仲間が出来た
50分の昼休みは教室では黙食がルール。食後は一部の方々はマスクをしておしゃべりしている。主に女性。
ボクは午後の授業が眠くなるので昼食抜き、かつ午前の3時間の座学で背中が痛くなるんで、努めて外に散歩に行きます。池袋って全く馴染みが無い街で、ぶらぶら歩いているだけでも興味深い。駅の方に戻ると鬼混みでちょっと怖いので、学校がある春日通りを中心に散歩。
午後の授業開始10分位前に教室に戻って、近くにいる人と他愛もない話を少し。
フランス医療会社ご出身のシェリーさん(あだ名)からは、早速のリサーチの結果どこのドラッグストアのお茶のペットボトルが一番安いかとかの情報を頂き助かります。
62歳の最年長のチャンチャイさん(あだ名)は何とボクの元会社の超重要取引先のご出身と判明。どうりで同じ匂いがすると思った。
26歳の超ジャニーズ系ジョルダンさん(あだ名)は日本を代表する多国籍コングロマリットの会社に新卒入社、資料作りに明け暮れる1年間を経てあっさり退社。「きみ~~兎に角石の上にも三年だよ~」とおじさんは説教したいのですが、選んだ道が多分最初のうちはコンビニバイトより時給の安い日本人講師となれば、思わずこの若者を応援したくもなります。フランス人のお母さんの血も入っているので、一度の人生を楽しむのに躊躇は無いのでしょう。
授業が終わる夕方4時には、本来であれば皆で「ちょっと早飲みに行こうか?」ってことになるけど、コロナ禍でそんな場面設定がある訳も無く、放課後(笑)は三々五々退散です。
そう、でもランチも飲みも無いし会話量も多くないのだけどみんな何となく仲が良い。
キャリアが似ている人、全く違う人、年代も26歳から62歳まで幅広く、スマートな方と個性的な方が混在していて、特に女性間ではちょっとした派閥が出来そうなものですが、でも皆さんそれぞれこの環境を楽しんでいるみたい。
会社と違ってここでは皆さん同じゴールを目指しているからなのでしょう。お互いに認め合って尊重している様子が見て取れます。
定年退職後にネットワークが弱くなっている環境で、こういう仲間と一緒に5ヶ月間を過ごせるのはとても幸せなことだと思います。
授業の中身が新鮮
兎に角、60年間も日本人をやってきたのに、日本語のことをあまりにも知らなくてびっくりしました。発音、文法、歴史(日本語の変遷)・・・聞くこと全てが新鮮です。
日本語には17個の音素(発音の数)があり、これは世界中で5千を超える言語の中でも特に多い訳では無く、俗に言う「日本語は珍しい特殊な言語」では決してないとまず最初に教えられました。
でもその後で
- 漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットが混在する言語である
- 最も難しい漢字も中国から音読みで輸入されたものを、わざわざ独自の文化で訓読みを追加してしまった
- 縦書きも横書きもある
等々。。やっぱり日本語は外国人には難しいのではないでしょうかね(笑)
大変だったこと
新鮮なのはいいけど・・授業内容が濃すぎる
実は13人の生徒の中で、5人は日本人講師の経験をお持ちです。でも僕を含めた残りの8人は全く初めてのチャレンジ。にも拘らず最初の1週間目からいきなり実技の練習を開始。
日本語を理解していない学習者に日本語で日本語を教えることは、ボクの予想を遥かに超えて大変であることを学びました。
日本語講師資格というものは日本ではまだ確立されていません。
資格に準じたもののひとつに420時間カリキュラムがあるのですが、ボクたちの学校はトータル507時間の授業があり、実技の時間を沢山とってくれているところが頼もしいので、先ずはなんとか実技でパターンを早く覚えないと!
その他にも発声練習、日本語の歴史の勉強がありました。興味の有り無しは紙一重ですが、いずれにせよ暗記学習がこの歳になって辛い・・聞いたこともない専門用語や記号も沢山あります。
来週にはもう最初の月例試験があるので、この週末は全く追いつけていない先週の授業をまとめて復習しました。
でも1日6限授業は、やはり量・質両方で厳しいですね。この生活リズムに慣れることが、成功の第一歩です。
体調管理は様子を見ながら
6時間の座学は運動不足を招きそうですが、往復の通学と昼の散歩で最低目標の8千歩は歩けています。特に悪名高い渋谷駅の乗り継ぎでは意識して階段を使っているのでリフレッシュにもなります。家では朝晩二回のスクワット3セットを続けています。
問題は食事。
この8年間、毎朝ニンジンリンゴジュースを自分と家族分の為に作ってきたのですが、朝6時には起きるようになって、ミキサーの音で奥さんと息子が起きてしまうことから、代わりにミルク入りのコーヒーを一杯だけ飲んで学校へ。昼は同じくポットに詰めたミルクコーヒーと小袋に入った無塩ナッツだけで乗り切ります。授業終了後は今のところまっすぐ帰宅し、ボーロを連れて実家の母の散歩の付き合い、そして夜ご飯は良く食べ良く呑みそして何故か甘いものを食べる。
体重がじわじわ増えてきているところで、さあ今週は初めての5日間通しでの授業です。
何とか乗り切れればいいのですが!
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!