残念な天気でしたが、それでもこの川の色。
上高地の旅行動画には色加工しているものが多いとの情報もありましたが、実際見てみて「その美しさに偽り無し」と感じました。
天気予報の怪
60年前の夏、ここ梓川で父と水羊羹を冷やして食べたことを覚えています。
多分ボクが記憶している人生最古の思い出。
河童橋には何の思い出も無い(笑)。初日はかろうじて天気がもちました。
天気が非常に気になる今回の旅行。
前日東京で天気予報を確認すると、最高気温が24度/晴れというのもあれば15度/曇り時々雨というのもあります。
ホテルに直接電話で聞いてみると「残念ながら後者予想の理解です・・」と。
ピンポイントで「上高地・天気」でググっても、上高地は松本市なので松本市街の天気をそのまま載せる天気予報があると聞いてとても驚きました。
標高差が千メートルもあるのに!
どうりで・・
以前奥土湯温泉でリアルタイムで雪が降っているのに何故か天気予報が晴れとなっていたことがあったけど、あれも多分福島市街の天気だったのでしょう。
ホテルの方によるとピンポイントの地域天気予報は、ウェザーニュースが一番信頼出来るとのことでした。
上高地は目の前に圧巻の3千メートル級の山々がそびえ立ちますが、ハイキングする尾根は10キロのルートあたりの最大標高差は100メートル程度なので、ほとんどの観光客は雨の日でもハイキングを楽しむそうです。
「雨の日の上高地も素敵ですよ」とホテルの方に薦められて、奥さんと早朝に大正池まで片道1時間かけて行ってみました。
軽井沢でもない、箱根でもない瑞々しい森林浴を楽しむことが出来ました。
田代湿原と大正池で見た立ち枯れ風景。
賞味期限のある風景というのは日本各地にありそうです。
見ることが出来るうちに見ておかなければ・・
上高地帝国ホテル
前述の幼児の時の上高地の思い出は水羊羹だけ(笑)。ホテルの思い出は??
そして30年前にも奥さんとこのホテルに宿泊したけど、全く記憶なし。
ラウンジの主役、マントルピース。
メインダイニングではオルゴールが出迎え。
これに加え通路左右に8名の黒服スタッフが出迎えて下さったけど、流石に写真を撮る勇気無し(笑)。
名物のアイスクリームのフランベ。
伝統的なフレンチ5皿のコースだったけど、これが一番美味しかった(汗)。
多分好きな人は本当にこのホテルが好きなのだと思います。リピーターも多い。
まさに山岳リゾート。この希少価値の自然を守り抜く為に厳格な交通統制がされていて1年のうち7か月くらいしか営業出来ない環境で全てのコストが高くなるのも仕方がありません。
そう、別に帝国ホテルだけではないのです。他の上高地の宿もそれなりに高いです。
ボクたちは今回の滞在でここ上高地帝国ホテル滞在は打ち止め。
まだこの山岳リゾートを掛け値無しで楽しむ余裕はないのでしょう。
今回のホテルの思い出はこのブログを通じてこれからも記憶に留まるでしょう。
それでもう十分です。
但し上高地ハイキングは紅葉の季節、天候の良い日をリベンジしたいし、初夏にも訪れたいので、奥さんと来年のプランを立てました。
次回は愛車で上高地ふもとの秘湯を守る会の温泉宿で1泊、翌日車を置いて日帰りのハイキング、最後は白骨温泉に泊まってから帰宅する予定です。
さて、上高地から下界へ降りて松本郊外でもう一泊。
130年の歴史を持つ温泉宿。帝国ホテルより40歳も先輩です。
我が家では高級旅館のカテゴリーですが、それでも帝国ホテルの3分の1程度。
特別高級食材が並ぶ訳ではないが、ひとつひとつのつくりが丁寧。
これからあずさで東京に戻るという日になってやっと快晴になりました。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!