富裕層考察

最も古くからある旧軽の別荘地帯の入り口。

主に避暑地として訪れる時代だったから、木造建てで質素な別荘も多い。代々大事に手入れされてきており、土地が売りに出されることもほとんどない。

勿論それなりに(かなり)大きな建屋でやはり古くから続く別荘も旧軽には多い。

 

よく見かける看板。郵便屋さんも大変だ(笑)

 

現役時代から飽きずにずーっと旧軽散歩を楽しんで来たのは、”いつかはこういうところに住みたい” = ”人生の成功者” みたいな漠然とした憧れがあった訳だけど、サラリーマンだった自分がそれを実現することはないだろうともこれまた漠然と感じていた。

「それはお前がいつも漠然と思っているだけで強く願って行動しないからだろう」と言われれば全くその通りなのだけど、何かサラリーマンに手が出る物件は無い様な気がするのだ。

ここでは単純に資金力の話だけど。

富裕層の定義

長い間漠然と富裕層って、億単位で資産を持っている人だと思っていた(ホントいつも漠然だ)。

野村総研が隔年で出している金融資産ピラミッド。

 

これを見るとやはり1億円以上を持っている人が富裕層らしい。

 

今では都内の新築マンションの平均単価が1億円という時代だから、これで富裕層と言うのも夢が無いなぁとは思う。1億持っているからと言って旧軽に別荘は建たないだろう。

ただこの数字は純金融資産額で不動産は外数だから、都内の持ち家と旧軽の別荘を所有した上での1億円もあるだろう。

超富裕層(5億円以上)の属性は凡人のボクにはイメージ湧かないが(IT長者とか自分でビジネスを作って売却した人とか?)、一方で富裕層の平均資産額は1.9億円(2021年)とのことだから、まあまあ余裕がある人ではないだろうか?

勿論、前述の通り持ち家やフローを生み出す不動産の有無、家族構成、年収レベル等で、生活の余裕度は千差万別だろうが・・

富裕層の属性

さて、ここからは完全にボクの個人的な妄想で何のまとまりも無い独り言である。当然異論は認める。

何故、サラリーマンでは富裕層にはなれないと思うのか?

単純に40年近くサラリーマンをやって来て周りでそのような人を見かけないからだ。

奥さんの前職の総合商社は(サラリーマンとしては)トップクラスの高給取りだけど、経済的な理由で60歳過ぎても仕事を辞められない人がほとんどだ。年収が数分の一になっても(とは言え4~500万円くらいは稼げるのだろうが)皆働く働く(苦笑)。

ボクの様に普通に60歳定年で仕事を辞めるのは、もはや普通ではなくなってきている。

これが富裕層であるはずがない。

 

富裕層の人たちって?

これは自分で仕事を持っている人(会社経営者、自営業に拘わらず)ではないだろうか?

定年が無い

人生100年時代でこれは大きい。好きでやっていて仕事がライフワークとなっている人も多そうだ。役職定年なんか関係ないから年収だって加齢が理由で減ることも無い。

複数馬力で稼ぐ

これもサラリーマンとの大きな違いだ。

リーマンは自分で①昇進するか②長時間働くか、もしくはこの合わせ技でしか本業の収入を増やす術は無いけど、一旦仕組みを作ったビジネスオーナーは仕事を第三者に振ることが出来る。

節税に有利

これはもう言うまでもない。なんなら旧軽の別荘だって経費で・・・

 

と、ここまでは自身でビジネスをしている人の特性を妄想してみたけど、日本の富裕層の中では地主さんで不動産所得がバグっている人も少なからずいると思う。これはボクの周りにも結構確認出来ることだ。

でも所謂 ”土地成金” と言うより、自身で管理して計画的な運用をしているケースだ。その意味での前述3点は有効なケースが多いと思う。

リゾート倶楽部内での考察

旧軽の別荘族に知り合いなどいないボクも、良く利用するリゾート倶楽部で見かける(少し身近な)富裕層から(妄想レベルではない)考察をしてみる。

 

犬連れのボクが、彼等彼女等を見かける場所は主に会計時のレセプションと大浴場だ。

レセプションではカスハラなどの現場に遭遇することは無い。皆穏やかだで大らかだ。

男女問わずブランド物のバッグとか服を身に着けることは少ない。皆さんこざっぱりしている。但し車はそれなりに高級車が多い。

ゴルフバッグを持ち歩く人もとても少ない。大抵ご家族で余暇を楽しんでいる。

後、この倶楽部は連泊中部屋の清掃を断ると館内の売店で利用出来る500円券がもらえるのだが、チェックアウト時にこれをもらう人がとても多い(笑)。お金も大好きだし、もしかしたら環境問題にも敏感なのかもしれない。

 

お風呂場では、お年でもちゃんと筋肉を維持されている方が多い印象だ。

子供との会話を積極的に楽しみ、必要に応じて適宜子供の振舞をたしなめたりする。

当然自身も公共の場でのマナーは心掛けており、サウナ後に汗を流さず水風呂にどぶーんなんてことは絶対に無い。

*蒲田の黒湯は大好きなんだけど、これが出来ない人が多いんだよなぁ。注意したいんだけど、入れ墨とかきっちり入っているから油断は禁物だ・・

 

総じて皆さん慎ましやかで堅実な暮らしをしており、自分で価値があると思う事や物には躊躇なくお金を使い、子供の教育には積極的に関わり、健康に対する投資は怠らない・・ボクがイメージしている通りの富裕層だ。

そしてここでもサラリーマンの匂いがする人は少ないのが特徴だ。

資産運用について

リーマンショック以降ここ10数年の間コンスタントに富裕層以上の世帯が増えていることから、これらの人々は本業以外で投資にも積極的だと言われている。もともとお金のことは好きなのだ。

お金が嫌いな人にはお金は寄ってこないからこれは当然だ。

但し株ブログとかで暗号資産やらテンバガーなどで「億り人」自慢をしているような人は、ボクの中では富裕層では無い(もの凄い偏見だが笑笑)。

そもそも富裕層にとって投資はインフレ対策的なものだと考える。

「インフレは金持ちには大した影響など無い」と思われがちだけど、10億現金で持っていたら2%のインフレで毎年2千万円の目減りとなる訳だから、百万円しか貯金の無い人とはインパクトが文字通り桁違いだ。

だから富裕層は債券などを混ぜながら少ない利回りでも安定したポートフォリオを組んでいるのだろう。投資なんて所詮タネ銭がモノを言うから資産家になればなるほど有利な戦い方が出来る。

この点も “億り人”と区別される。短い期間で資産を何倍にも増やす必要など無いのだ。

 

さて・・

お気に入りのカフェでボーロと二人でまったりだ。

個室なので中年男一人デザートを食べていても無問題。

仕事を終えた奥さんが夜には新幹線で合流。やはり料理は(デザートは)二人で食べた方が美味しい。

この辺りはボクも富裕層マインドを持ち合わせているものと自負している(笑)。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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