定年退職後の手続き(色々勉強になりました)

7月末の退職に伴い、8月より正式に無職になりました。

そうは言っても7月は原則有給消化に充てていましたし、6月以前もコロナ禍で在宅勤務も多かったので、特に感慨深いものはありません。

しかし退職にかかわる様々な手続きを実際やってみて、「あーホントに仕事辞めたんだ」と改めて認識する機会もいくつかありました。

会社の備品を返却しました

前述の通り、7月は有給消化に努めたので会社へ行く日は限られていたものの、ボクのチームに入ってきた新入社員君のケアだけはビデオ会議、電話、メール等で家からでも出来る範囲でしました。

コロナ禍で入社式もキャンセルになり、いきなり在宅勤務からスタートした新入社員君です。(他チームメンバーと比し)経験的にも精神的・時間的余裕の観点からも、ボクが面倒みるのが適当だと思ったのです。完全な自己満足ですが・・

しかし(当たり前ですが)8月に入りパソコンでの会社へのアクセスも出来なくなり「あっ!ほんとにこの会社と切れたんだ」と実感しました。

そこで用無しとなった会社のPC、スマホ、セキュリティカードを返しに行き、お世話になった上司とランチを食べ、愉快な仲間達と最後までバカ話に花を咲かせ、そして人事部より必要な手続きの手ほどきを受けてからまだ暑い午後に帰宅しました。

任意継続保険手続きをしました

細かく調べませんでしたが、国民健康保険より(一般的に)有利との情報が多かったので、最初の2年間は任意継続保険のお世話になることにしました。人事部で確認のところ、8月からは毎月4万円以上支払わないといけないとのことで、今まで半分負担してくれていた会社に改めて感謝です。

但し、これって年間50万円以上の負担ってこと?しかもこれで3割負担ってどれだけ年間医療費を支えないといけないのでしょうか?

健康管理士の勉強でも学びましたが、やはり健康寿命を延ばす為の予防医学の知識は本当に必要だと思いました。国民全員に。

毎月10日までに当該保険料を支払う必要があるそうですが、面倒なので来年3月までの一括払いを選択し、自分で8か月分を計算して支払いを完了しました。

そうしたら、お世話になる健康保険組合から電話があり「一括だと割引があり、過払いですので返金しますね」とのこと。あれ、人事部に確認したときは一括支払いのインセンティブなどないっていってたのになぁ?まぁ戻ってくるお金に文句はありません。

「そうですか。お手数かけますがよろしくお願い致します。」と言って電話を切ったのですが、後日振り込み金額を確認してびっくり。奥さんとホテルでランチを楽しむくらいの返金額です。こういうお金はうれしいですね。

でも8ヶ月の月払いを一括にしただけでこの金額って・・年利で計算したらネットで2.5%もありました。これって例えば先進国向けの優良インデックスファンド並みのリターンです。凄い!

来年も4月から1年間一括支払い選択で決定! すかさずグーグルリマインダーに入れました。

退職金について

退職金は税制のメリットを享受する為に、一括支払いでお願いしました。

確定給付企業年金の入金は既に確認しました。確定拠出年金は自分で信託銀行と手続きを進める必要がありますので後1ヶ月ほど入金に時間がかかります。

会社の方々からは「いいなー麻太郎さんはちゃんと退職金貰えて~」と良く言われました。退職金は給料の後払いですから貰えて当然と思っていましたが、このコロナ禍で今後は退職金制度でも何がニューノーマルになるか皆さん不安を持たれているということでしょうか?

ボクのサラリーマン人生はず~っとツイていたので、この退職金も後になって「あーあの時貰えて良かったぁ」と振り返ることがあるのでしょうか?

少なくとも退職金絡みで今回「良かったなぁ」と思えることがふたつ。

確定拠出年金パーフォーマンス

確定拠出年金が我が社に導入されたのは2008年、計13年間の個人運用で結果的に37年間のボクの勤労人生の退職金の20%強を占めています。

一般的に企業の年金予算想定リターンは2%と言われており、我が社もまさしく2パーセントで計画しています。それに対し、ボク個人で結果責任を負う確定拠出年金については4.7%と、倍以上のリターンを得ることが出来ました。

2008年当時海外駐在していたボクは、投資信託に対する知識はほとんどなく、会社から送られてきた初心者用手引きを読み「分散投資が重要」となんとなく理解しました。ボクはその忠告に素直に従い、それぞれ4つのセグメントを4等分に割り振り、かつそれぞれ1番コストの安いインデックスファンドを選んだことが功奏したようです。

ボクが選んだクラシックポートフォリオと13年後のバランス

国内債券: 25% → 20.8%

国内株式: 25% → 27.2%

海外債券: 25% → 24.2%

海外株式: 25% → 27.5%

国内債券の体たらくは今となっては予想通りですが、国内株式が海外株式と比べても遜色のないパーフォーマンスを挙げているのが嬉しい誤算で、このお陰で全体のリターンが押し上がったものです。

今やコロナ問題で散々の安倍首相ですが、この13年というスパンではアベノミクスの貢献は(株主にとっては)多大なものだったと言っていいでしょう。今だってお友達の中央銀行の株価買い支えは尋常でないものがありますしね。

その意味では、ボクだけではなく、多くの確定拠出年金運用者はそれなりの結果を残せたのではないでしょうか。

良い悪いは別議論として、「兎に角なるべく早く労働者から資本家に回ることが大切」と思う人々が増えてきているのは十分理解出来ます。

退職者特別プラン

今回頂く退職金は年金受給繰り下げを前提に70歳までの生活資金としてキャッシュで持つ予定ですが、一つだけ例外として、あと2年間残っている住宅ローンの繰り上げ返済をすべく銀行に相談しました。

「今年の12月まで月ごとのローン返済を継続しないと今年の住宅ローン控除が出来ませんよ。」と銀行。そして「一括でお支払いされようとされていたお金を現在当行で実施しているご退職者特別プランで3か月定期預金にされたらどうですか?」とも。

「情報ありがとうございます。検討してみます。」早速計算してみたら、たった3ヶ月間ほぼノーリスクで奥さんとちょっとした温泉旅館に泊まれる金利です。こういうお金はさらにうれしい!

本日銀行に出向き、退職金全額につきプラン申請をしてきました。銀行としては「この3か月間で今後どう資産運用するかゆっくり考えて下さいね。」と営業をかける狙いですが、残念ながらその予定はありません。

投資信託の商品選びはコスト重視(売買手数料・信託報酬)と既に学ばせて頂きました。もう対面式の銀行も証券会社もコストではネット証券にはかなわないこと明確なので、3か月後はお付き合いでペイオフ枠内で普通預金に入れる予定です。

なぜせめて定期にしないかですって?

定期でも普通でもここの銀行預金なら1千万円預けても、1年間で100円の年利差ですから(爆笑)

ハローワークに行ってきました

昨日所轄のハローワークに初めて行ってきました!

失業保険の申請は今回が初めてですが、健康管理士資格の受講及び試験費用の20%を教育訓練給付金という形でハローワークから支給して頂き、良いイメージしかありません(笑)

窓口で対応してくださったお嬢さんも物腰も柔らかく説明も完結で「失業期間中にバイトをする時は色々と気を付けることがありますのでこの冊子を良く読んでくださいね」と。

ありがとう。でも大丈夫です。当面は本当にのんびりしますから!

それではShanti Shanti! 素晴らしい一日を!

 

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