奥さんとの待ち合わせの時間調整で明治神宮外苑横を一人歩きました。あと1週間もすれば大勢の花見客で賑わうのでしょうか?まだ規制は入るでしょうが・・
いずれにせよボクも良い結果で満開の桜を迎えたいものです。
日本語講師養成訓練制度再始動
14文字連続漢字に相応しいタイトル(笑)
ハローワークの求職訓練コースのひとつですが、コロナ禍で外国人の入国が制限されていることからこの1年間公募が中止されていました。
それがこの度4月から開校されることになりました。通常の日本語講師養成教育(5~6か月)では50~70万円の学費が発生しますが、ハロワの訓練制度を使えば実質教材費用のみ、1万円ちょっとで受講出来ます。
何故日本語講師か?
現職中から定年退職したら日本語講師として日本に来られる外国人に日本語を教えて、合わせ国内での生活相談の役割を担いたいと考えていました。
今まで40年近く様々な国籍の人達と出会い、多くの外国人の人々が日本と日本人に強い関心を持っているのを目の当たりにしていましたし、実際日本への留学生や実習生をはじめビジネスでも多くの外国人が日本に来て生活するようになってきました。
コロナが収束すれば、また日本語講師のニーズが高くなると思ったのがきっかけでした。
もう一つの大きな理由としては、ボクの元会社でも折角海外から夢を持って日本に来たエンジニア実習生が、少なからず言葉の壁が主な理由で日本での生活に適応出来ず帰国したり逃走したりすることが挙げられます。
そういうことでボクとしては最悪の場合無給でもやってみたい日本語講師なので、一般的に講師になる為に必要とされる日本語講師養成講座(通称420時間カリキュラム)の受講コストは極力抑えたかったのです。
言語学校見学で言われたこと
ハロワの訓練制度提携先の池袋の言語学校の見学会に参加して来ました。
教室ほぼ満員の40人がこの日の見学会に参加。
見学会は3回あるので計120人、一方募集は15人。単純計算で倍率は8倍ですね。
面接と作文で合否が決まるようです。
これは学校でもその後のハロワでも言われたのですが、やはり1年間公募が中止となっていたので、応募者が例年の2倍ほどになっているそうです。
日本語講師は薄給と言うこともあって、新人のうちは生活していくのは大変な職業です。
従って20~30歳代の若い人は見られず、(多分子供が中高学生になって手が離れた)40代から50代の女性が9割、そして驚いたことに、ボクと同世代の男性が残りの1割と言ったところです。
見学会では、事務局の方と講師の方からそれぞれかなり厳しめの説明がありました(笑)
一生に1度くらいは「先生」と呼ばれる職業についてみたいというような人たちも少なからずいるのだと思いました。
覚悟していたこと
- 養成科を卒業しても、最初のうちは週に2~4コマくらいしか取れない。実力もないし、授業準備に週二日ほどかかるから。
- 給料は教壇に立っている時間に対してのみ支払われる。従ってそれが週3時間であれば、週の給料は5千円くらい。丸二日の準備時間に対しての対価は支払われない。
- やりがいがある職業だからという理由が最初に来ないとなかなか続けるのは厳しい。
そりゃそうですよね。5~6か月講習を受けて最初の何年かの月給が2万円程度だったら、生活の為には働けませんよね。副業すれば別ですが・・
覚悟していなかったこと
- 現在の日本語講師の年齢別構成比としては60歳以上が33%。但しほぼ全員が40~50歳代から継続して教壇に立っている人。
- 従って60過ぎからの新人に就職チャンスはほぼ無い。
えー本当!?これは初耳。
説明会終了後に個別に再度確認しました。
特にコロナ禍の現在、高齢の講師から雇止めが始まっており、今後生徒数が回復してきても、先ずはこれらの(しかも経験のある)講師からコマ数は割り当てられていくとのこと。
そりゃそうでしょうね。分かりやすい。
ハロワに応募して
学校見学して後日ハロワに行って応募してきました。
倍率は8倍でも、実際あれだけ厳しい内容の説明だと日和って試験を辞退する人もいるのではないかと(笑)
不思議と落ちる気はしません。その後の就職は大問題ですけどね。
手書きの履歴書(今どき!!)書くなんて40年振りかぁ。書き直しを含めて3時間程掛かりました!
コロナ禍での失業者って多分何通も履歴書書くんですよね。本当に大変なことだと思いました。
ここで爆弾発言が・・
この求職訓練制度は雇用保険に入っていない人が最優先で、ボクみたいに失業保険を給付されている人の優先順位は落ちるとのこと。給付終了後1年以内の人でも10ポイント、受給中の人は20ポイントのマイナスになると!
この半年間ハロワに通ってずっと相談していたのに最後の最後でこんな大事なこと言われてもね~(泣)
ハロワ帰りに再度池袋の学校に行って、この真偽のほどを直接確認に行きました。
「減点方式はとりませんが、ボーダーラインでは考慮されます。」とのこと。
でも120人の中から15人を選ぶとなれば、ボーダーのバンドがとても大きくなると考えるのが普通でしょう。
珍しく心が折れましたが、折角履歴書まで書いたことだし(笑)受験することにしました!
今回も奥さんに背中を押して貰いました
合格倍率の高さと合否優先順位の問題もさることながら、就職の可能性が著しく低いことは結構ショックで、奥さんにも相談しました。
もし合格して4月から半年間、平日は満員電車にゆられて毎日6時間の受講した結果、日本語講師としての活動の場がなさそうなのであれば、そもそも学習のモチベーションが続かないと思ったのです。少なくともボクの場合は・・
但し奥さんからは「たとえ就職浪人になっても、資格だけ取っておいて就職状況が良くなるまで気長に待てば良いんじゃないの?もしかしたら半年後には対面式じゃなくてオンライン授業の道もあるかもしれないわよ。」と言って貰えました。
奥さんも3年前からほぼ毎日、英語の個別レッスンをオンラインで受けているしね。
奥さんに相談したのは、暗に(いつもの通り)背中を押して貰いたかったからかもしれません。
受験は4月5日。それまでに自分なりに準備しようと思います。これだけでも良い経験になればなぁと今は考えましょう。
ハロワ返りに大森で評判のとんかつ屋さんへ勝負事のゲン担ぎに。
取り合えず使えるものは何でも使わないとね(笑)
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!