先般ボクが大事にしていた東急全線パス券を落としました。
等々力駅の改札を出て、等々力渓谷、五島美術館を堪能し、上野毛駅の改札を通過しようとしたら、、無い。ズボンの右ポケットにはパスしか入れていなかったので、道中でポケット内側を触る機会はなかったはずなのですが・・
息子には「使うのは良いけど絶対に失くすな」と言ってきましたが、自分がやらかすとは・・多分これからの人生こういうことが増えていく気がしてブルーになります。
ダメもとで美術館、駅、そして最寄りの交番に届け出たら、3週間程して交番から連絡あり。届けられたと。
前回、長年愛用していたレイバンのサングラスを駅の待合室に置き忘れた時も1週間で出てきましたが、このパス券は金券と同様です。良く戻ってきたなぁ。
最近「日本はオワコン」とか言う人います。ブログとかYouTubeでも。
少子高齢化はもう止められず、社会保障費も税金も上がっていくだけのこれからの時代、その気持ちは分かる部分もありますが、99ヶ国訪問したボクが(個人的意見として)断言しますが、住むには日本が一番。
宗教的対立、戦争の大きなリスクが無く、安全な水もただ(同然)、整備された社会インフラ、そこそこのセキュリティー、飢餓で命を落とすこともないセイフティネット、そしてこの日本人個人個人の規律・・
それでも日本オワコンとか言う人は、多分違う価値観、優先順位があるのでしょうが、一度この国を出て行っていろんな国を経験してみて、自分が住んでいる日本との比較をしてみるのも良いと思います。
ボクは日本に住む日本人に生まれてきて、本当に幸せだといつも時代も思ってきました。それを意識して感謝するだけでも人生の満足度が全然違います。
東京しごとセンター
心強い就職支援センター
いつも通り前置きが長くなりましたが、そうそうこのパス券を引き取りに飯田橋の遺失物引き取りセンターに出向いた時、ついでに近くにある東京しごとセンターに初めて行ってきました。そこでシニア向け就職業種別適性検査をアポ無しでやってくれることを確認していたからです。一か月前のことです。
ここはハローワークとは別組織ですが、ザクっと言って、ヤング向け(29歳以下)ミドル向け(30~54歳)そしてシニア向け(55歳以上)へのそれぞれ再就職に向けたキャリアカウンセリングから職業相談、就職セミナーの開催まで、きめ細かなサービスを提供してくれるところです。
特に今はハローワークがコロナを理由に就職セミナー・行事を一切中止しているので、就職セミナーを年代別や業種別に継続実施してくれるのは頼りになります。
都民の皆さんも再就職活動には利用価値大です。
早速セミナーに参加してみた
ボクは日本語教師を目指しているものの、このコロナ禍で教師育成学校のハロワ受講公募自体が現在中止されています。
そこで失業保険受給期間中は、汎用性のある内容のセミナーを受講していこうと考え、来年1月~2月にかけて就職面接や履歴書作成等のセミナーを複数予約済です。
ボクの場合、これは実際の就職用というよりは日本人教師育成学校の入学試験の準備の為の受講となります。実際役に立つかどうかはわかりませんが・・
でも先般取得した健康管理士資格でも感じたことですが、何かに興味を持って勉強したり体験したりするという行為は(長年してこなかったので)、とても楽しみです。
今週はこれらに先駆け、シニア再就職スタートセミナーに参加してきました!
就職活動(自己分析→就職活動の具体的なテクニック習得→面接準備)についての基本的な流れの説明でした。その職種への興味と希望給与額のバランス(折り合いと言った方が正しいか)が重要とのことでしたが、その一方で今年10月単月の有効求人倍率が1.04%だったとさらりと言われていました。
帰宅後にネットで厚生労働省ソースの年間有効求人倍率の推移をチェックしてみると、昨年までの数年間のアベノミクス後期の倍率は約1.6倍、今年に入りやはりコロナ禍の影響は大きいのでしょう。
1.04倍と言うと、もう職種を選んでいると就職出来ないレベルです。ましてシニアとなると・・
本当に介護・保育関係、警備関係、マンション管理人といったところ以外はほぼ無理と言う感じです。実際ハロワのインターネットサービスを見ても他の業種はあまり見当たりません。
受講後にそっと回りを見渡しましたが、受講者の皆さん、無表情で静かに退席されていきました。
確かにこのコロナ禍で、55歳過ぎて生活の為に新たな仕事を直ぐに見つけなければならないとなれば、途方に暮れる人がいても無理ないなぁと思いました。
受講後、講師の方に朗らかに質問しに行った唯一の男、「すみません、このセミナーは(ハロワで失業保険認定の為に求められている)求職活動としてカウントされますか?」。講師も朗らかに「はい大丈夫ですよ!」・・・ボクのことでした。。
東京50アップBOOK
この東京仕事センターのことは、東京都が発行しているこの本で知りました。
この本を最初に見たのは、家の近くの図書館入り口にあるラックでした。
随分良い紙を使った本なのでホントにご自由に(無料で)貰っていって良いのかなぁと躊躇したのを覚えています。
人生100年時代、折り返し地点の50歳になったら第二の人生の選択に向けて考えましょうね、東京都も応援します!という乗り(笑)
好感が持てたのは、「第二の人生も頑張って働いて(東京都の負担を軽くして)ネ」という押し付けでは無く、仕事以外でもいろんな選択肢を示してくれている点です。
安倍前内閣より「1億総活躍」の名の下で、「死ぬまで働いてください。でないと年金制度が持ちません」と言っている国の姿勢とはかなり異なるトーンです。
先ずは自己診断により、A)社交派、B)のんびり派、C)アクティブ派、D)独立独歩派に分けられ、そのそれぞれに、1)仕事、2)趣味、3)学び、4)社会貢献、すなわち16のマトリックスに分けられて、実例を挙げて実行するにあたってのヒントや、都としてサポート出来ることも合わせて紹介しています。
また健康長寿についてもハイライトしており、健康寿命を延ばす為の行動提案と、同じく都としてサポート出来ることを合わせて紹介しています。
ボクが健康管理士の資格試験の勉強を通じて初めて知ったフレイル(健康と要介護の中間)の予防概念についても、丁寧に説明しているのが印象的でした。
「死ぬまで働いてね!」と言うより、「長寿はめでたい事。なるべく健康寿命を延ばしましょう!」と言うアプローチの方が、都民自身のみならず都(の社会保障負担)にとっても、W ウインになりますよね。これは東京都に限らず全国で言えますね。
最近のコロナに関する都知事の国に対する駆け引きには若干食傷気味ですが、以上のようにちゃんと都民のことを(地味に)考えてくれている東京都です。
もし、「そんなこと東京に限ったことではないよ。」という他道府県が多いのであれば、やはり日本はまだまだ捨てたものではないと思いたいものです。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!