大勢のスタッフさんに囲まれてのキーセレモニーは恥ずかしい。
でも奥さんはサプライズの花束を貰って嬉しそうだ。
ワインを貰ったボクも勿論ハッピーだ。
記念撮影もそこそこにして修善寺に向かう。
あさば

部屋のテラスからの能舞台の眺め
京都の俵屋と並んで日本を代表する宿。
俵屋は街の中心にある閉ざされた小宇宙だけど、あさばは中伊豆の自然に向けて大きく開かれている。部屋数は8部屋だけだ。
実は意外にも俵屋より200年以上も歴史がある日本旅館だけど、5年前にリノベーションをして思いのほかスタイリッシュだ。
昨年から楽しんできた豪華旅行プロジェクトはついに予算が枯渇してしまったけど、それでもこの旅館には一度は泊まってみたかったのだ。
この1年間それなりに高級旅館に泊まってきた経験からは、この宿の気持ち良い温泉や仲居さんとの楽しい会話などは当たり前のレベル。
グルメでもないボクにしたら食事も当たり前に美味しい訳だけど、ここの食事は最後の一品まで何のストレスも無く美味しく食べ通せるところがかなり凄い。
口に入れたものが味わい尽くされた先にブラックホールに消えて行くようだ。
歳を重ねて食が細くなってもここに通い続ける人々は多くいるだろう。
俵屋には毎年行くことにしているけど、あさばはどうだろう?・・何しろお値段も超一流なのだ(笑)。
ボク的には超高級宿というのは経験(思い出)を買う場所なので、1回行けば満足出来ることも多い。
俵屋は特別だ。京都ブランドという魅力もあるし、そもそもあさばほどにはお高くも無い。
でも(コロナ禍にお義母さんとあさばを訪問した時から値段が2倍以上になってると文句を言っていた)奥さんが、チェックアウトの時には「また是非訪れたい」と。
金銭的な価値観がボクと似ている奥さんがそう言う時は従った方が良い。
多分また新たな経験や思い出が出来るのだろう。
長い間憧れていた、シャンパン1本で通すディナー。
こんなちょっとした冒険にもすーっとチャレンジ出来る雰囲気の旅館でした。
メルセデス
高級旅館は経験を買う場だと言ってはみたが、それほどハードルは高くないと思う。
文化・歴史等に関する教養が深ければより楽しめるとは思うが、基本的にその空間に臆することなく普段通り過ごせれば身の丈にあった場所だと感じるだろう。
仲居さんを楽しませるくらいのユーモアがあればもう十分だと思う。
勿論、ゆったりと過ごすには(気分的な)経済的余裕は必要だ。
ついボクなんか「あーここ1泊の料金で〇〇なら5泊分だなぁ」とか計算してしまうけど、そもそも旅行など普段何度も行っているのだ。
お金のことを気にしながら楽しめる場所ではないので、当然お金はあった方が良い(笑)。
さて、経験を買うお金の対極にあるのは物欲や承認欲を満たす為に使うお金だ。
時計とか車とかだろうか。
ボクの場合、腕時計はそもそも10年ほど前から身に着けていないが、メルセデスとはもう20年来の付き合いだ。
仕事絡みで長い間メルセデスの他に選択肢が無かった訳だが、会社を辞めてからも乗り続けているのは、同ブランドの安全技術・運転支援レベルが世界トップクラスだからだ。
今回手首を捻挫している状態でも、高速道路や渋滞時は基本ハンズフリーだし勿論足が疲れる場面もほぼ無い。イノベーションは日々起こっているのだ。
旅の移動中の負担軽減も助かるが、運転中に被害者・加害者になるリスク極小化がボクの人生の最優先+事項の一つだと思っている。
今回購入したのはBクラスディーゼル。
外見上の特徴など全く無いコンパクトMPVで、当然承認欲求や所有欲を満たしてくれる車じゃない(苦笑)。
でもメルセデスの優れた点は、エントリーセグメントでもSクラス並みの安全技術が実装されていることだ。
奥さんと子犬を連れての旅行や日常使いとしては、全くもって十分だ。
尚、今回は国産車のスバルも有力候補だった。
価格はメルセデスの半分以下。しかし運転支援の引き出しや安全装備(特に歩行者のダメージ軽減)については何ならメルセデスの上位をいっている。
実は今回は奥さんもスバル推しだった。
単に納期が全く合わなかったのだ。
世の中には隠れスバリストってたくさんいるのね。
メルセデスはBクラスレベルでも内装にも手を抜かない。
この上質で独特なギラギラ感!これが好きな人はもう他ブランドに浮気など出来ないのだ。
「やっぱりこっちにして良かったわぁ」と奥さん。
そうだろう?
そう、これが物欲とは無縁のボクでも満たしたい、奥さんに対するささやかな(つまらない)承認欲求なのだ。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!