どこかにマイルNO5~奈良 (学生に交じって編)

今回の「どこかに~」は大阪が当たりました!

どうして大阪をリクエスト候補に入れたかと言うと奈良に行くためです。そうです。奈良県には空港が無いので・・

でも考えてみればサラリーマンを38年間もやってきて伊丹空港を使ったのは1回きりでした。その時も新幹線で大阪出張に行き、そこから仙台まで飛ぶのに使用したのです。

通常の大阪出張なら新幹線を使う人が多いのではないでしょうか?実は早割とか使えば飛行機の方がかなり安いのですが、出張って大体直前に決まるものだし、出来れば出発/帰着時間なども自由に選びたいとなればこれはもう新幹線となる訳です。

久しぶりの伊丹空港でしたが、きれいだしコンパクトで機能的だし好印象でした。

JALラウンジのドリンクの品揃えも羽田よりむしろ多い。

因みに最終日12時半のフライト前にラウンジに入ると、パソコンを開いてメール処理しているサラリーマン戦士多数。ラフな服装の方々も多く、この昼間のフライトで直帰出来るとすれば結構勝ち組でしょう。若しくは在宅勤務の流れもあるかもしれませんが、会社に一度寄るよりハードルは低いですよね。

現職ではボクは空港ラウンジでの作業が意外と好きでした。隙間時間にリラックスしながらも”やってる感”がありましたし、飛行機の中では映画を楽しみたかったのです。当時はまだアマゾンプライムなんかありませんでしたし。

今回は・・定年後はもうユーチューブ&ビールの一択です(笑)

 

バスの時間調整で空港内で食事。伊丹空港はレストラン街もきれい。

 

折角大阪まで来たから粉物と思いましたが・・

昼から日本酒を飲みたかったので、マグロ三昧丼にしました(笑) とても美味しかったです。

 

修学旅行で?

奈良は初めての訪問ですが、奥さんからは「修学旅行で行っているはずでしょ?」と。

でもボクの中高時代はスパルタ男子校で修学旅行なるものは経験しなかった。

代わりに「団体訓練(笑)」という名のもとに長野県で毎年夏は登山、冬はスキーを文字通り”訓練”させられました。ですので楽しい思い出なんてなかった・・

小学校まで遡れば、日光に修学旅行っぽい行事がありました。

昔から本当にぼーっとしていて、見ざる聞かざる(猿ね)を見上げていたらクラスの列から取り残されてしまったのに気付かず、全く別の学校のクラスの列に暫くくっついて行ったのです。

最後まで事態に気付かずに、その別の学校の先生から「あれっ?君は誰?」と聞かれて大騒ぎになりました。

いつもは怖いクラス担当の塩澤先生が迎えに来てくれた時、「良かった。本当に良かったなぁ。」と妙にやさしく接して貰ったことを覚えています。

興福寺前で。修学旅行再開出来て良かったですね。こうやって男女分かれて説明を聞くんですね。

世界最大の木造建築東大寺。生徒たちが蟻の行列に見える。

奈良修学旅行のハイライトでしょう。生徒たちが大仏の頭に見える(笑)

これは見応えがありました。阿修羅像の手つきを見ると、仏教って本当に印度から来たんだなぁと思い知らされます。一方で金剛力士はまさにギリシャの彫刻のよう。木造で筋肉や血管をここまでリアルに表現する技術に感無量。

普段美術館でも感じますが、写真撮影禁止の状態で心に留めたいものを目に焼き付けるというのは大変な作業になってきています。スマホが無い時代には当たり前のことだったはずですが。。。こういうことも中高学生には良い体験になるかも。

比べてみると

奈良の大仏 VS 鎌倉の大仏

歴史の長さ、そして大きさ(高さ1.5倍、重さは2倍)では奈良の大仏が圧勝ですが、柔和な顔立ち、そしてお天道様に見守られて穏やかに座ってらっしゃる鎌倉の大仏の方が個人的には好きです。

奈良の鹿 VS インド牛

雨が降っていたせいか、やけにみすぼらしい奈良公園の鹿。

実はインド牛とは似たもの同志の感が・・

①神の使いとして大事にされている(一応ね)

②人間より偉いと思っている(実際そうなのかもしれないが・・)

③観光地では悪さをする(こともある)

かっぱらい

縦横無尽、神出鬼没

公園の公衆トイレには必ずこの張り紙が(笑)

お食事とちょっと良い事

奈良でブランド化している野菜と牛肉を楽しめる予約必須のならまちのレストラン。

町屋風の作りが、ならまちに馴染む

お店自体は広くないが、こういう無駄な空間や中庭の演出がいい。

折角評判の良い店なので、予めダメ元で「一人なんですけど出来るだけ町屋の雰囲気が感じられるお席で・・」とお願いしたら「17時半に来て頂ければ確保致します」と。

 

イメージ通りの雰囲気の席に通され、御満喫で先ずは地ビールを注文。

そこで目の前で軽い事件が。。

やはり17時半予約の70代後半と思しき老夫婦が、結構急な木造階段の中2階に案内されて「こりゃ大変だなぁ」と思っていたら、そこはロフト形式の座敷スペースで「足が悪くてテーブル席じゃないと食事出来ない。」と始まった訳です。

うーん、この老夫婦も店側も電話予約の段階で確認出来なかったのかなぁと思いつつも、ボクもまだ一皿目が出てくる前だったので、席のチェンジを申し入れました。

10種の大和野菜の篭盛り。珍しい野菜がたくさん。お品書きがあればもっと良かったなぁ。

大和牛の陶板焼き。赤身の柔らか肉でボク好み。

奈良の三輪はそうめん発祥の地だそうですが、4月迄はにゅう麺の提供でした。

 

下からは先の老夫婦の賑やかな談笑が聞こえてきて、食事もさらに美味しく頂きました。

ホテルで

2月に下関に行った時に使ったホテル。

どこかにマイル~関門海峡(ボーダー編)

JR奈良駅の真ん前に同系列のホテルがあり、何故か日曜月曜連泊に限りスペシャルキャンペーンが出ていたのでポチりました。2泊朝食付きで1万円弱。

ビジネスホテルですが、日曜日と月曜日は出張の需要は少ないのでしょうか?ボクは現役の時は出張を週末前後につけてよく旅行を楽しみましたが、これって少数派かな?

京都、函館、宮島、松山・・思い起こせば定年間際のサラリーマン時代にも楽しい思い出は数々ありました。

 

朝食会場には、これから働きに出る作業服の人、雰囲気のある銀髪の老婦人ひとり、スペイン語圏の若いカップル等様々な人が・・

朝食帰りに振り返ると、これこれ。このホテルを選んだ最大の理由です。

地元のお酒も

奈良は柿が名産。柿は唯一苦手な果物ですが、柿の葉寿司は好物。鯖と鮭の2種を買って、夜の奈良駅観光案内所を見ながらひたすら呑む極楽。

一人旅を満喫しました。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

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