台風の影響でJALが羽田を発てるかだけが心配でした。
空港まで行ってみて欠便になったら、だらだらとビールを飲みながら嵐の滑走路でも見物して帰ってきても良いと思っていました。
この辺の気軽さもどこかにマイル旅の良いところです。まぁボクの毎日が気軽な訳だけど。
予定通り旭川行きの便は運行。ラウンジでのビールは我慢。
今回の北海道は”走る”のが目的だったので。
珍しくレンタカーはノンオペ保険含めフルインシュランスとしました。
そう、道を横切る鹿たちを上手に避ける自信が今一つなかったのです。
留萌で萌える
黄金岬から
千望台から
街の中心街でもぽつぽつとスナックの灯りが確認出来るくらい。人気も無く、たまに過ぎ行く車も空のタクシーだ。鈴虫の音色だけが聞こえる。
職が見つからず若者が出て行く街は、北海道ではここだけではない。釧路や帯広といった都会でも同じだ。
無責任な旅人としては、この ”らしい” 風景に旅情を感じてしまう。
北上
オトンルイ風車群
いつも思う。電柱電線って本当に邪魔だなぁって。
と言うことで車を停めて原野を歩く(笑)。一人旅は気ままに動けるのがグッド。
異なるモデルの風車も。
ドイツは風力発電に全振りして、結局風力が足りずにフランスから原子力エネルギーを買っている。
ボクの仕事仲間のドイツ人たちはもっと賢いと思っていたけど、EU加盟国っていうのはそういうことか・・
日本の場合は事情が異なる。
発電手段はいくつもあった方が良いに決まっている。原発含めて。
サロベツ原野
スマホで熊の鈴を鳴らしながらの散策。
ここでは昭和初期まで泥炭の発掘が盛んだった。今でも火災が起きたら収拾がつかなくなる危険あり。
泥炭を発掘する作業船の残骸。緑のバックドロップとのアンマッチがまるでジブリのようだ。
北防波堤ドーム
ギリシャの神殿のようだ。
稚内のイメージではないけど、今では市内有数のSNSスポットだ。
はい、これは勿論写真を撮っておきました。
宗谷岬では、「日本最北端の~」のものが多い。宿、食堂・コンビニ・・・
南下
White Path (白い道)
ホタテ貝の殻を砕いて撒いている丘陵の道路。
SDG’sは胡散臭いけど、観光とリンクしたこういうリサイクル活動はとても良いと思う。
エサヌカ線
国道とオホーツク海の間を走る16キロの直線道路。
道路沿いには看板も電柱も無くひたすら荒野を突き進む。
鹿は道路上では固まって動かなくなることが多い動物らしい。車を停めると安心して道を横切る。
こんな荒野が永遠に続いている環境では動物が主役。熊じゃなくて良かったよー。
空港近くにて
菜の花畑と思ったら、立ち枯れたヒマワリだった。
北海道の夏は短いと実感する。
レンタカーを返しに行ったらこの日一番の夕焼けを見ることが出来た。
走行距離700キロ。
保険を使わず無事旅を終えることが出来て、神様仏様ご先祖様に今日も感謝だ。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!