どこかにマイルNO2~熊本の海

阿蘇五岳とあか牛を堪能した後、3時間かけて天草へ。

本土からは5橋を渡って到着。熊本って広い!

 

天草でものんびり

天草松島

日本三大松島のひとつですが、有名な宮城の松島より天草の方が浮かぶ島々のバランスが個人的に好みです。

 

5橋からの眺めも絶景ですが、事前に調べて行った見晴らし台まで階段を上ってこの絶景を独り占め。

途中でやはり階段で息を切らしてきた50代くらいの男性が、展望台に到着。すかさず慣れた動作でぱぱっと20~30枚の写真を撮って踵を返して降りて行きました。これが仕事なのかなぁ・・なんかもったいないと思うと同時に、居たいだけ居られる時間たっぷりの自分にちょっと満足しています。

でも腹も減ったので、1時間ちょっとで下界へ戻りました。

鯛のアラ煮が怖い。こんなに立派な目玉を食べるのは本当に久しぶり。いただきます!

 

リゾラテラス天草

 

田舎臭いネーミングだけど結構施設は充実しています。

家への土産物は全部ここで買えました(馬油石鹸、塩レモン、デコポンゼリー、塩キャラメルetc)

オープンテラスのカフェでまったり。

 

次の訪問地迄の時間調整を兼ねて、日本でも数少ない海中にある水族館に行きました。

シードーナッツ。長い桟橋を渡って到着。

海中を泳ぐ天然の魚たちはやはり少し地味目(笑)

どこか人間臭いコブダイ。こういう目つきのサラリーマンたくさんいたなぁ。

真正面からタコ見たのは初めてかも。タコめしにされなくて幸せ者。

エイのお腹側。愛嬌ある顔のよう。でも目は表側ですよね。

どこでも大人気のイルカ。でもそんなにかわいいものかなぁ・・哺乳類だから?

フォトジェニックな・・

タイミングと天候によって風景も変わりますから、運とか粘る努力とかも必要なのだと思いました。

また、有明海は日本でも有数の干潮/満潮の濃淡が強い地域です。これにさらに日の出/日の入りのタイミングが重なり奇跡の表情を見せる一瞬があるみたいです。

長部田海床路

そういうことで有明海では干潮時の船での荷揚げは厳しいのですが、潮が引く時間帯用に少し沖まで軽トラが入れる道が作られています。

満潮になると道は海中に沈みます。

辿り着いた時は既に潮が満ち始めていて道路の先端からひたひたと海水が入ってくる

道路の先に進むと先端は既に海の中。電柱だけが海中から顔を出している不思議。船が座礁しないように夜間ずーっと灯がついている。もう引き返さないと・・

翌日も干潮近くの時間に行ってみた。道路が長く見える。満潮になると道は海中に沈む。

 

干潮でも満潮でも晴れていればこのような茜色の風景が見られます

御輿来海岸

干潮時の砂紋の形が毎日変わる海岸。

ここから熊本空港まで約2時間。最終日ぎりぎりまで粘りました。

 

干潮時に現れる砂紋。毎日形が変わる。

夕暮れと雲仙普賢岳のセット。

展望台までの道はこんな感じ

対面通行は不可能

道路情報は宇土市役所に事前確認していたので、干潮の4時半に余裕を持って3時前に展望台に着けるようにしました。一人旅だとこういう自由がきくのが嬉しい。

しかし狭い駐車場に既に1台のボックスバンが・・展望台に人はいない。

あ~海岸間際のところにいらっしゃいました。3メートルはあると思われるエクステンションを準備して、手元のスマホでの撮影操作を何度もテストされていました。

ボクとは本気度が違うなぁ~

 

外国人のいない旅先

ボクはどちらかというとまだアナログ派なので、熊本に行くことになり先ず図書館でるるぶとかマップルを借りて、3泊4日の大まかなスケジュールを立てました。

しかし前述の長部田海床路や御輿来海岸などはガイドブックには紹介されていません。たまたま発見した旅人がSNSのプラットフォームで発信しているのです。

ということは、日本人だけでなく外国人も沢山見ている。

 

この御輿来海岸も、日本人のほとんどの人がその存在すらしらない一方でコロナ前は外国からたくさんの旅人が詰めかけたようです。

展望台近くには京都の伏見稲荷神社と所縁のある大栄稲荷神社があります。これも外国人にはたまらない魅力でしょう。

 

黒川温泉でその京都から来られたご老人と立ち湯でお話ししました。

この方はご自身のお仕事でカナダに18年住まれていて、たまに日本に一時帰国する毎に、外国人の姿が増えていて日本が相対的に安い国になっていくことを実感しているそうです。大橋巨泉の時代はバンクーバーも安くて住みやすい都市だったそうですが、今は逆に観光都市の京都の方が安いかもと。

「先月京都に行きましたよ。紅葉がすばらしかったです。」

とボク。

「あー今年で良かったですね。コロナ前は外国からの観光客が半分くらいでごった返していましたからね。」

「3年前にもこの(黒川温泉の)旅館に泊まったのですが、その時はアジアの人達が大挙して露天風呂で大声で話すものですから、興醒めでした。」

とも・・

少し前まではインバウンド需要を見込んで設備投資をした直後にコロナを迎えてしまった旅館やホテルは今大打撃で気の毒ですね。

でも300年も続いているこの老舗旅館などは、日本人客に限定しても十分にやっていけないのかなぁとか思いましたが、それも一人の日本人観光客の身勝手な発想なのでしょう。

そのご老人もボクも、海外を拠点として地元の方々に受け入れて貰っていた訳ですからね。

 

外国観光客に日本の旅行を楽しんでもらうのは良いと思います。でも少し静かなうちにボクも日本国内をもっと観光しておきたいと思います。

当面は海外旅行を控えることになりそうですからね。

最後は熊本ラーメンで〆ました。ライトな豚骨スープでおやつになりそう。

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

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