どこかにマイル NO7~沖縄 (那覇で沈没編)

沖縄に到着。真夏の沖縄は初めてかも。

 

夜の栄町。昭和の時代に取り残されたような街。

 

それでも沖縄

記念すべき第一回のどこかにマイルも想定外の沖縄でした。

どこかにマイル NO1~沖縄~

何しろ沖縄は、どこかにマイル愛好者の大人気渡航先。①同マイル数(6000マイル)条件ながらのぶっちぎりの長距離運航(お得感あり)②日本でありながらどこか異国情緒溢れる島々・・

今回は猛暑の都内を脱出して北海道を当てるべく入念な準備をしたはずでした。しかしなかなか4択全て北海道向け地が揃わず、3日目で出てきた札幌、女満別、旭川、そして沖縄、この4択が提示されたところで「まっこれでいいかぁ~」と。

「沖縄でもいいか」ではなくて、まさかこの時期沖縄の座席が取れると思わなかったのです。実際往復路ともほぼ満席で、出発時の前にJALからは「手荷物も出来るだけ預けてください」と異例の協力要請があったくらいです。

う~ん、夏の沖縄一人旅はリゾートじゃないなぁ・・高い・暑い・混雑の三重苦ですから・・

ということで今回は那覇市内で沈没を決め込みました。

那覇市内をフットワーク軽く移動する為にモノレールの48時間パスポートを購入しました。首里城や沖縄県立博物館の入園料も割引になります。

地元の若者たちの多くはかしゆりのシャツを着ている。意外にも沖縄愛が強いのかも!

また意外なメリットとして、いつでも最寄り駅のトイレが使用出来ることが・・夜の街を徘徊して飲んでいると、この安心感がなんとも頼もしい(笑)

呑んで喰らう(=いつもと同じ)

初日 せんべろ三昧

沖縄では、昨今所謂「せんべろ」が流行っています。3杯+つまみ1品で千円が基本です。

この手のお店はアルコール1杯300~380円くらいで提供しているので、せんべろだとつまみ分がサービスと言う感じです。ですからこのつまみで各店の特色が出て楽しいです。

那覇に着いた晩に早速せんべろ3軒をはしごしました(笑)

安っぽい黄色のビニールをお店の人に渡して飲み物と交換する。店によってはビー玉だったり、ミニチュアのシーサーだったりして楽しい。

1軒目はサイコロステーキ180g+2杯という意味不明のメニュー目当てでしたが、流石に”持続可能”では無かったらしく、豚タン+3杯に変更されてました。そりゃそうだろうな(笑)

豚タンも味付け、ボリュームとも3杯のアテには十分で、さくっと15分くらいで終了。

オリオンビール、トマトハイ、そしてシークァーサーサワー。

 

2軒目は魚屋さん。デフォルトの刺身3種12切れに加えて選べるおつまみ+3杯とこれも意味不明、かつ今でも尚健在です。那覇の最強リストには入るせんべろ店だと思います。

これらおつまみ2品は店の持ち出しということ

さんぴんハイ、氷かち割ワイン(赤濃い目)X2。

ここは国際通り。まだ、コロナの影響で店も全開とはなっていません。

 

3軒目はカツべろ。とんかつ屋さんです。

ちゃんとすりごまも用意してくれます

真ん中のかつ3種盛り合わせ+3杯。横の紅芋コロッケは追加で300円。沖縄の店はせんべろで客寄せしてつまみで元を取るようなケチなことはしません。全品ほぼ300円内ですので、デフォルトのアテが終了しても安心して追加発注出来ます。

また店によってはせんべろを何度もリピート出来るところもあって、もうどこで利益をあげているのかわからない(笑)

オリオンビール、梅サワー、泡盛のソーダ割。アー呑んだ呑んだ!

 

この晩のような飲み方なら、今ではどこかのアジアのバザールでの食べ歩きより安価ではないでしょうか?

沖縄は全国有数の低賃金県ですが、呑み代も本当に安い。やはり異国情緒が漂います。

 

2日目 有名処

ここに入店したくてすぐ近くにあるホテルに投宿しました。

朝開店15分前に行ってみるともうみんな並んでいます。場所が不便なのでタクシーで来る人達も。開店後さらに15分くらい並んで入店。

言葉使いがなんか不思議。満席でも進入OKなのね。

これって床屋の千円カットで初めて見て良く出来たシステムだなと感心していましたが、ここはボクが生まれる前からあるんですね。凄い!

一番人気のヒレにしました。レアにしたら本当にレアで来た。

 

とても肉肉しい。 気のせいか少しコンビーフのフレーバーも感じて超沖縄的。

 

キャッシャーでも並ぶ並ぶ(笑)

誇らしげに飾ってあるAマークは Approved for US Forces。統治時代はこのマークの店は「衛生的な店なのでアメリカの軍人さんは出入りしても問題ありません」ということだったらしい。日本人は世界一清潔な民族だと思っていたけど、50~70年前は生きるのが精一杯の環境だったのかもしれない。

サーロインステーキもトライしたくて同日夜閉店間際に寄ってみたけどギブアップ。

只今満席に信号機のスポットライトが・・

 

夜は那覇中心部の市場の1F鮮魚店で魚を選んで2Fの食堂で調理していただく所謂「持ち上げ」方式。

この青い魚を買って

半身を刺身に。想定外の美味しさでビックリ。わさび醤油のあとは島唐辛子でこれまた美味。

残りの半身をガーリックバターで。こんなの美味しいの分かってたからこれも刺身のまま食べれば良かった。結果論だけどね・・

 

あともう一匹、ハリセンボンならぬハリゼロホンを

唐揚げにしていただきました。KFCのような衣の味付けで泡盛がすすむ。

 

正直見た目と言うかインパクト重視で選んだ食材でしたが、両方の魚ともとても美味しくいただくことが出来ました。

1Fで2400円を支払い、2Fで調理料金として500円を支払う。旅行のエンタメとしてではなく、一般の生活の一部としてもこの対価は、ありでは・・と思いました。

3日目 麵処

ホテルチェックアウト後に近くで沖縄そばが評判の居酒屋さんへ。

しかしなんと昼時のメニューはそば一本の潔さに戸惑いながら、炙りチャーシューを大盛にして貰って昼ビールのアテにしました。

ここでも島唐辛子で味変。ビールの喉越しさえ変えてしまう程の奥深い調味料です。

 

夜は空港のレストランでイカ墨焼きそばを食す。

黒のバックドロップに紅ショウガの色が映える

イカ墨好きで、今までパスタ、リゾット、ピッザ、そして先般は鳥取駅弁のイカ墨飯を、勿論沖縄ではイカ墨汁定食とどれを食してもそのコクのあるイカ墨の味は裏切りませんでしたが、コレはちょっと・・・例の魔法の調味料で味変したら美味しかったけど、残念ながら次回はありません(笑)

口直しに大好物のラフテーを軽い気持ちで注文したらこんなのが出てきた(汗)

わかりますか?このサイズ感・・・

「もうそろそろラストオーダーですが・・」という店の人に泡盛とハイボールを追加注文(飲み屋じゃないんだけどね)

お店の人が「飛行機大丈夫ですか?」

「えー羽田の最終便ですから」とボク。

 

その後ラフテーの脂を落とす為にJALのラウンジで最後のオリオンビールを喉に流しました。

天国への通路・・

 

それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!

 

タイトルとURLをコピーしました