牡蛎養殖用の筏。鳥羽らしい風景。
麻太郎家のお墓がある津市からさらに1時間ほど紀伊半島を南下する。
風光明媚で温暖な気候。でも人口流出に歯止めがかからず今では2万人を割ったと言う。先般北海道旅行で泊まった留萌より小さいと言う事か・・
南海トラフ地震の想定被害としては最大級の津波27メートルだ。これから新たな人の流入は厳しそうだ。
いつもは名古屋から近鉄を利用しているが、今回運賃を少しケチってJRで行ったらなんと無人改札でスイカも使えない!
JRの終点駅なのに・・・
でも津市だって似たようなものだ。
人口は20万人を維持出来ているのは近隣の市町村との統合を繰り返した結果だとタクシーの運転手さんが静かに語る。
ボクは東京生まれ東京育ちだけど、本籍は三重においている。息子もだ。
マイナンバーカード取得前は、戸籍謄本等の書類はいちいち津市役所に封筒と代金を同封して作成依頼をしていた。今では信じられないが・・
本籍の住所名も2度変わった。地域統合の結果だろうか。。
住職さんに寺とお墓の両方でお経をあげて頂いた後で、お昼を共にした。
地方のお墓は維持が大変そうだ。
少子化や未婚化でお墓を継ぐ人が減っているのは分かり易い。
また東京とか都会に出て行ってしまうと、もうそこでお墓を持つ人も増えているのだという。
地方の人口流出の問題は社会インフラだけではないのだ。
太平洋戦争の時、焼け野原になった津で先代の住職さんが麻太郎家の仏様を持って逃げて下さった。今もお寺の一角に置かせて頂いている。
15代目の愚息が結婚して代を繋いていってくれるかはもうこのご時世分からない。
彼に残すものと時期はある程度決めている。
その上で残ったお金は永代供養代としてお寺さんに寄付するつもりだ。
今の人生、100年機嫌よく生きていくとしても、その後はお墓の中で穏やかに過ごしたい。
その為にもお寺さんと津市にも持続可能な運営をお願いしたいものだ。「
さて・・
3年連続でお墓参りの帰りに宿泊しているお気に入りのホテル。
代々皇族がご宿泊になる由緒正しいホテルだけど、リノベーションをしてリゾートホテルとしても優秀だ。
ここのフレンチは、奥さんがお墓参りのインセンティブとして楽しみにしている(笑)。
何しろ三重は車で往復するには中途半端に遠いし、かといって空港も無い。
意外と東京からは遠いのだ。
最近は気候変動でなかなか伊勢海老が採れないらしい。
ここでは地産物を提供しているけど、今は所謂伊勢海老は東北産が一般的とのこと!
でもこのステーキは松坂牛ではない。松坂牛が他ブランド牛と比べて特段美味しいと思ったことが無い。加齢で柔らかい肉しか食べられなくなったら愛食するかもしれない(笑)。
ご馳走様。奥さんもご満足そうで何よりだ。
D会員特典でレイトチェックアウトなので朝風呂は毎回貸し切りだ。
ここまで来ると贅沢してもリゾートのコストはリーズナブルだ。
これからも新幹線に乗ってお墓参りに行ったら、毎回お世話になりたいホテルだ。
わずかだけども三重県にもお金を落としたいしね。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!