毎朝のように「この服でどうかしら?」と相談を受けます。
「あーいいんじゃない」と答えますが、もしかしたらそこに行くには少し派手かも。でも僕にだって分かりようがないですよね。
奥さんは本庁希望だったんだけど、結局支所に配属。同じ都23区でも初めて通う地域で、毎日一人で近くのランチ場所を機嫌良く開拓しているようです。
この度奥さんがボクにお薦めの大盛サラダ付き大盛スパゲティ(笑)をご馳走してくれるということで、ランチ時間に奥さんの職場近くまで出かけました。
フードファイターのジョークのように「野菜沢山食べたんだから炭水化物のカロリーも無い事にしてくれればいいのに」と思った昼下がりでした。
このランチセットで千円ポッキリ。これだけインフレ圧力のある昨今、このお店は大したものです。
また、勤務中のランチで無職のボクにワイン2杯もご馳走してくれた奥さんもこれまた大したものです。ご馳走様でした!
公務員って
自分の経験でもないし奥さんの限定的な情報なのであくまで個人的な感想ですが、やはり公務員って私企業の勤め人とは異なる点が多く興味深いです。
堅実・安定的な生活
奥さんは前職では昼休みに友達とランチを楽しむのが出社のモチベーションでした。
丸の内はレストランの宝庫ですし、職場の同僚に限らずプライベートの友達も丸の内だったら喜んで訪ねに来てくれたようです。
でも現職では、公務員さん達は家から弁当持参、またはコンビニ食品を所内で黙食している人が多いようです。
所内結婚の公務員夫婦って、将来の隠れた富裕層だと思います。堅実な毎日、男女格差の少ない給与 (高収入の1馬力よりそこそこの2馬力の方が圧倒的に節税効果もあるしね)、そして手厚いW共済年金。侮れない・・・
多くの私企業に先立ち来年より定年延長も段階的に実施されますから、益々老後の生活基盤は盤石ですね。
ミスの無い仕事
人間は失敗経験を積んで成長していくものだとは誰もが認めるところでしょうが、やはり役所は国民に対してミスは許されないものなのでしょう。
この職場に勤め始めて3か月目ですが、今のところ奥さんの仕事はデータ入力等単純作業がメインで、本人曰く周りの人の10倍くらいのスピードでこなしているようです(笑)。 でもそれなりに細かいミスが散見されて上司の方から指導を受けることがあるそうです。
企業に勤めていると最初から完全な結果など期待せず走りながら修正していくスピード感が求められることが多いですが、役所では異なる常識があるのですね。時間は十分に確保され、その代わり完璧なアウトプットが求められるということでしょうか。
意外なことに一定の残業も認められているそうです。一方で自宅への仕事の持ち帰り(勿論PCも)は厳禁。サービス残業や情報の漏洩とか気にしそうですね。
同じ観点で職務のローテーションも2~3年毎に実施されるそうです。不正の温床を避ける為ですね。今回の財務省職員の不正給付事件とか発覚すると国民に対する信頼を損ないますからね。
でもそのお陰で様々なキャリアを積めるとは、平凡と思われがちな公務員の仕事も実はやりがいがあるのではないでしょうか。
東京湾 視察船に乗ってきた
そんな奥さんが、職場のPC画面で見つけてきた東京都の無料イベントです(笑)
芝浦ふ頭を出発してレインボーブリッジ、お台場、豊洲市場、オリパラ選手村等の東京湾施設を海上から見学しようという企画です。
毎日午前と午後の2回やってます。船はイタリア製。流石東京都はリッチ。
船内。ちょっとしたボードルームのような豪華さ。海外の要人とかと海上移動時に会議するようなこともあるのだろうか?? なさそうだけど・・
生憎の曇り空でしたが、レインボーブリッジを真下から見たのは初めてでした。
前職ではコンテナヤードに行くことも度々ありましたが、洋上から荷積みを見たのは初めてかも。感激!
ガントリークレーン。TV番組プロフェッショナルで運転手の物語を見ましたが、男の仕事!って感じでほんとカッコいい。
お台場。フジテレビの手前はヒルトンだけど以前は日航ホテルだった。JALから無料宿泊券を貰い何回か家族で泊まりに来ました。都会に居ながらリゾート感満載のホテルだったけど、やはり経営が厳しかったのかなぁ・・頑張れJAL!
現在はコロナ対応でこの日は10人の見学者でゆったり東京湾見物を楽しみました。とても印象に残る体験が出来ますが、ほとんどの国民はこのイベントの存在を知らないのでは?
東京都のHPから入れるとのことで帰宅後チェックしてみましたが、難しすぎて当該サイトには辿り着けませんでした(汗)。どういうこと??
「東京 みなと丸」でググると簡単にオンライン申請に入れます。都民でなくても大丈夫です。
芝浦から浜松町まで繋がるオフィスビル群の中を歩く企業戦士たち。毎日の昼時の風景か。
ビルから見下ろす浜離宮。もう企業戦士は卒業。今はこっち側のゆったりとした世界で生きています。
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!