クリスマスイブのランチは珍しく息子もジョインして奥さんも上機嫌だ。久しぶりの4人で華やかな時間だ。(子犬も一応カウントされてる)。
夜は流石に息子は彼女とデートだ。若者には依然特別な日なんだな。
奥さんと二人で近所の洋食屋で七面鳥を食べる。七面鳥って食べるのまさかの人生初めてかも?
そういうことでこいつのイブの晩は家で一人お留守番だ(怒)。
歓迎会でご馳走になるも
ボクが退職した2020年の夏はコロナが未だ何者か分からなかった時期。ほとんどの部署が在宅勤務で当然飲み会など厳禁、挨拶もままならぬまま静かに会社を去ったイメージだ。
ただあの頃はまさかこれほど長くコロナ騒動が続くとは夢にも思わず、「また近々会おうね」って感じで寂しさとかあまりなかった。
今回会社に一時復帰して有難いことにいくつか声を掛けて貰った。「あの時送別会も出来なかったから」と。
先日は欧米豪部時代の仲間に「お帰りなさい会」をして頂いた。
このチームはボクのキャリアの中では一番の精鋭部隊だった。
実際集まってくれた6人は、ボクの秘書だった子を除いてみんなそれなりに歳を喰って、また偉くもなっている。
でも何故か今は一人も営業に残っていない。
「今はもう数字に追いかけられないからまだ楽ですよ」と渉外部の部長がしみじみ話し始める。
「えっ!俺のせい⁇(汗)」
「いやっ麻太郎さんと仕事出来て楽しかったですよ。でも60過ぎて営業はきつくて出来ないでしょうから。」
「えー君たちまだ50歳前半だよね?今からもう60過ぎても働くこと考えてるの?」
みんなきょとんとボクを見つめてくる。
「だって年金出るまで働かないと生きていけないじゃないですか」
君たち今まで何も準備してこなかったの? ってかまだ60歳までには5年以上準備する時間があるじゃないか?
各国の販売計画は毎年あれだけ緻密に作れる彼等が、肝心な自身のライフプランについて思考停止になっているのは一体どういうことだろうか? 多分来年から始まる新NISAなど興味もないのだろうな・・
話を聞いてみると要はこういうことだ。
健康寿命が延びているから年金支給開始時期が延びるのも仕方ない。健康なうちは働けるわけだから、特に不満はないと。。
でも・・
健康寿命が尽きて働くことを止めた時は、もうそこから遊ぶ体力も残っていないってことだよなぁ・・
DIE WIRH ZEROのアリとキリギリスの例じゃないけど、人生のほとんどを生きる為だけに働くというのはどうなんだろう??今の仕事が嫌でなければ余計なお世話かもしれないが。。
まぁ少なくとも「お金の為にもう少し働かなければ」と正直に言える彼等には好感が持てる。
自身の退職前には、何人もの雇用延長の先輩たちに話を聞いてきた。
「家にいてもすることが無いから」
→それって単に会社が迷惑じゃない?
「定年になってもまだ社会貢献をしたいと思ってるんだ」
→じゃボランティア活動でもしたら?無償で人助けした方が喜ばれるよ。
もっと素直に「まだお金が必要なんだ」と何故言えないのかな?と当時思ったものだ。
でも繰り返しになるが、どうにも不思議だ。
お金の問題なら何で事前に準備してこなかったのだろう??
結局その晩はご馳走になってしまって何だか申し訳ないなぁ・・
皆さんありがとう!
NHKも相変わらずだ
高齢者の就職難についての特集があった。
65歳以上の労働者:二人に一人。
70歳以上の労働者:三人に一人。
男性に限った数字かは確認していないが、驚愕の現実だ。
要は年金を貰い始めても生活出来ないってこと。
勿論自営業の人はそれこそライフワークでいつまでも働くって人も多いと思うが、日本の労働者の9割はサラリーマンだ。今まで数十年間も身を粉にして働いてきておいて、年金で足りないくらいは貯金で何とかならないのだろうか?
NHKのまとめ方としては、
「元サラリーマンは皆、再就職先に事務職を希望するが、ここは難関だ(会社も若い人が欲しい)。皆さんは今一度自身の特性・強みなどを見つめ直してもっと幅広い職種にトライすべき」
・・・だーって~!
いつもの通りの視聴者に何の役にも立たない結論だけど、結局のところ真のメッセージとしては「年金額が足りてない!」というお決まりの政府批判にしか聞こえない。
「年金で生活出来ない切実な事情を抱える視聴者の皆様方には、当面NHK受信料を免除します!」くらい言い切って欲しいものだ。
ボーロ、お前もそう思うだろう?
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!