大阪のコロナ感染拡大に歯止めがかからず、「大学はまたオンライン授業だー」とか。
日本の大都市圏にあるほとんどの大学は、昨年オンライン授業のインフラを一度作っているはずなので、これらは戻そうと思えばすぐ対応出来るでしょう。
変異株では若い人も重篤化する危険性が高まっているので、ある意味当然の流れでしょう。
でも学生さん達が可哀そう過ぎる。
2回目の緊急事態宣言が解けた次の日の渋谷のスクランブル交差点でどんちゃん騒ぎしている若者たちの絵をメディア各局こぞってネガティブなラインで報道していましたが、逆を言えばあの何のメッセージも緊張感も作り出せなかった緊急事態宣言の間も、若者たちはそれなりに我慢をしていたという事。
もう1年以上続いているのです。彼らの世代にワクチンが届くのは9月とか。
社会人の新入社員も昨年は入社式も無くて、いきなり1年間在宅勤務とか気の毒な状況にボクも立ち会いましたが、彼らはまだ社会人人生長いからね。ここから学べることも沢山あったと思います。
でも大学生は基本4年間で学び、遊び、そして社会人への準備をしなければいけないから、時間は限られているんです。
気の毒だよなぁ・・・
麻太郎家では
息子も昨年一年間オンライン授業を強いられました。
テニスサークルでは会長を務め、掛け持ちしていたビリヤード部の大学対抗試合でもチームを引っ張り、大学生を満喫していた息子でしたが、一方で授業はほとんど出ておらず・・
退学一歩手前まで追い込まれましたが、そこでオンライン授業となり神風が・・
ちょうどボクも奥さんも在宅勤務が中心となり、息子に声掛けしながら励ましたり賺したり(笑)、、何とか取得単位も少しずつですが追いついてきました。
今学期より大学も対面/オンラインを選択出来るようになりましたが、家族3人で話し合い引き続きオンライン授業をとりました。
オンライン授業のメリット
必須科目が1限に集中しているが、通学時間不要につき時間に余裕を持って授業に臨める。
→ たまには朝ごはんを食べながらの不謹慎な受講も・・
動画授業も選べるので、スケジュール調整がし易い。
→ 5限通しの曜日もあるが、翌日に回せる科目もあり。
授業に参加するハードルが下がる
→ 家でリラックスしながらの受講。サボりも無くなる(これ大事)。
これらは全て心のリハビリ中の息子には救いの緩めの対応。
頑張れ息子!
横で聞くのもおもしろい
オンライン授業だと出席確認も兼ねて、授業終了後に出された課題を提出することになりますが、また息子が”てきと~”に処理しようとするので、ボクも一緒に授業を聞くこともあるのですが、これが意外とおもしろい。
学生の時は苦痛でしかなかった授業ですが、歳を重ねてから聞くと感慨深い。
例えば人類環境論では、霊長類から人類への進化の過程を学ぶと同時に、「何故人類は生殖機能を失った後も生存し続けるのか?」ということにも踏み込んでいます。
昨今の人生100年時代を生きることになるボク達にも気付きを与えてくれるかもしれません。
また今まで進化してきた人類を多分今後は肯定的に説明されるのでしょうが、これが将来さらに便利に、効率的に生きていこうとする人類の幸福論にまで発展する学問であれば、なお興味深いものになりそうです。
このように会社生活に役立つことはやはり稀有であるけれど(笑)、この歳になって初めて興味を持てる学問もあるのだろうと思います。
いや、学生じゃダメという訳で無く、多分学生の時はもっと興味があることが他に沢山あったのだろうと思います。
ちょっとしたハプニングが!
息子が授業に入れずトラブっていました。問題は非常勤講師が大学のオンラインシステムに慣れておらず、パワポが画面に出てこないのです。
「〇✖くーん、見えますかぁ?きこえてるー?」
あれ?息子の名前が呼ばれてる。。
実はこの授業、受講生80人の中、オンライン希望はうちの息子だけだったのです。後は全員対面の学生・・
うちの息子の為に講義の最初20分くらい足止め喰らった学生さん達に申し訳ないなぁ。
その後も授業中、都度講師の方から「〇✖くーん、聞こえてるー?」とフォローが入る。
でもこの授業は息子も今後一生懸命やらざるを得ないだろうな(笑)。
あれ?でもボクも似たような笑えない事態に遭遇したのを思い出した・・
シンガポールにて
ホールディングとして38万人、ボクが所属していたユニットグループには10万人の社員が働いていましたが、このユニットグループのトップマネージメントが世界中からボクが赴任していたシンガポールオフィスにワークショップの為に集結した時のことです。ボクが55歳の時。
その中でも社長(CEO)と財務最高責任者(CFO)を含めたボートメンバー10人と、ボクを含めたシンガポール事務所マネージメント5人で晩餐会を開きました。
ホストとして、事前に参加メンバーのプロファイルをチェック、当然ボクが一番の下っ端であることを確認。本当平凡サラリーマンの典型的な行動ですね(笑)
13人のドイツ人とドイツ語が話せるアメリカ人が一人、そしてボク。
ところが、晩餐会が始まると、CEOが英語で話し始めるんだよなぁ。ボクの為に・・
当然あとの13人も英語でしゃべり始める。これはCEOに合わせる為(笑)
これってキツカった。何せ3時間の晩餐会の間、ずーっと会話に加わらなければ失礼と思ったのです。本当は皆お酒も入った席でドイツ語で話したかっただろうに。
これでまた話の内容が、兎に角政治的な会話ばかり。
何しろボク以外のほとんどのマネージメントもこんなにゆっくりCEOやCFOと話す機会などドイツ本国でも多くはないはず。ここぞとばかり自分の売り込みに走ります。
もう頼むからドイツ語でやってくれ~
世界でもトップクラスの中華料理を出すシンガポールでも1番北京ダックが美味いと言われるホテルレストランの個室。
食べたものは何一つ覚えていない・・・
夜景アルバム
ルーフトップバーからの眺め
以上は一昨年の年末年始に家族親戚と遊びに行ったシンガポールの写真です。
やっぱりシンガポールの北京ダックは美味しかった!
それではShanti Shanti! 素晴らしい1日を!